仮想通貨バイナンスコイン(Binance/BNB)とは?特徴や今後の見通し・将来性を徹底解説
バイナンスコイン(Binance/BNB)とは、世界最大の暗号資産取引所バイナンスが発行する仮想通貨です。
仮想通貨の時価総額ランキングでは5位に付けており、非常に人気が高い仮想通貨として知られています。
本記事ではバイナンスコイン(BNB)の特徴や価格動向、将来性について徹底解説しました。
記事の後半では、バイナンスコイン(BNB)の買い方や取引できるおすすめの仮想通貨取引所までご紹介していくので、ぜひ最後まで参考にしてみてください。
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バイナンスコイン(Binance/BNB)とは?
仮想通貨名称 | バイナンスコイン(Binance Coin) |
ティッカー名 | BNB |
現在の価格(2022年6月現在) | 39,087円 |
時価総額(2022年6月現在) | 6,382,039,676,486円 |
時価総額ランキング(2022年6月現在) | 5位 |
購入できる仮想通貨取引所 | Binance Japan、ビットバンク、Bybit、Bitgetなど |
公式サイト | Binance公式サイト |
バイナンスコイン(BNB)は世界最大の仮想通貨取引所であるBinanceが発行する暗号資産です。
全ての仮想通貨時価総額ランキングでも4位に位置する大型銘柄となっており、海外を中心とした仮想通貨投資家から非常に人気が高いコインとなっています(参考)。
2017年に初めてローンチされた際にはEthereum(イーサリアム)ブロックチェーンで発行されたERC-20トークンでした。
その後バイナンスの独自チェーンであるBinanceチェーン(現在はBNBチェーン)に統合。
BNBを保有することでBinanceの取引所を利用する際に様々な恩恵を受けられるなど、保有するメリットが大きい仮想通貨であると言えるでしょう。
バイナンスコイン(Binance/BNB)の特徴
ここでは、バイナンスコイン(BNB)の特徴についてさらに深く解説していきます。
Binance(バイナンス)が開発するBNBチェーンの基軸通貨
バイナンスコイン(BNB)の特徴として、BNBチェーンの基軸通貨であることが挙げられます。
BNBチェーンとは、Binanceが独自に運営しているブロックチェーンであり、現在ではPancakeswapをはじめとした1,300以上のDappsが開発されている人気のチェーンです。
バイナンスコイン(BNB)はそんなBNBチェーンの様々な場面で使用されている基軸通貨です。ガス代の支払いをはじめとした複数の用途で使われています。
保有することでBinance(バイナンス)の取引所を利用する際にメリットがある
バイナンスコイン(BNB)を保有することで、Binance(バイナンス)の取引所を利用する際に多くのメリットがあります
- 仮想通貨取引の際の手数料が最大25%割引になる
- ローンチパッド(新規上場コインの早期購入)に参加することができる
- 魅力的な利率のステーキングを利用できる
上記のように、バイナンスコイン(BNB)には多くのインセンティブがあり、キャピタルゲインを得る以外にも保有するメリットはあります。
定期的に流通量を焼却(バーン)することで価値を保っている
バイナンスコイン(BNB)の大きな特徴は「定期的な焼却(バーン)」です。
焼却(バーン)とは、現在流通しているコインの枚数を減らしていくことです。バーンすることで市場に流通するBNBの総数が減るため、BNB1つあたりの価値が高まります。
そのためバーンは価格が上がりやすくなる仕組みと言われています。
BNBは総発行枚数2億枚を1億枚まで減らす予定です。
BNBのバーン状況は「BNBBurn.info」で確認できます。
バイナンスコイン(Binance/BNB)のチャート・価格動向
バイナンスコイン(BNB)のチャートを確認していきましょう。
2017年~2024年までのバイナンスコイン(BNB)のチャートです。
BNBは2021年に大きく値を切り上げました。その理由は「バイナンススマートチェーン(BSC)の発表」です。
これまでイーサリアムネットワークのみでしか動いていなかったBNBが、バイナンススマートチェーン上でも動かせるようになりました。その結果、イーサリアムのプロジェクトをBSCに移したり、Metamaskと接続できるようになったりと利用用途が格段に増しました。
2022年~2023年は仮想通貨市場は冬の時代でした。長らく値動きはありません。
2024年にはビットコインが過去最高値を突破。年始からビットコインETFやイーサリアムETFが承認されるなどで仮想通貨市場が再び盛り上がりを見せます。
BNBも仮想通貨市場の好影響を受けて最高値を更新。2024年6月6日に$720を記録しました。
バイナンスは依然として世界トップの取引所として君臨し続けています。その基軸通貨であるBNBは、この牙城が崩れるまではしばらく安定することでしょう。
バイナンスコイン(Binance/BNB)の将来性・今後の見通し
ここでは、バイナンスコイン(BNB)の今後の見通しや予想をご紹介していきます。
必ずしも今後の見通しが当たるわけではありませんが、これからバイナンスコイン(BNB)の取引を検討している方はぜひ詳しく確認してみてはいかがでしょうか?
定期的な焼却(バーン)による価格の上昇が考えられる
バイナンスコイン(BNB)の特徴でもご紹介したように、バイナンスコイン(BNB)は定期的に流通量を減少させる焼却(バーン)が行われています。
コインの流通量が減ることで需要に対する供給が追いつかなくなるため、価格が上昇しやすい傾向になります。
もちろん、そのときの仮想通貨市場や世界経済の状況にもよりますが、定期的な焼却(バーン)によって今後バイナンスコイン(BNB)の価格が上向くことは十分に考えられるでしょう。
2027年までに1枚あたり300,000円まで価格が上昇すると予想されている
バイナンスコイン(BNB)の今後の見通しとして、2027年までに1枚あたり300,000円まで価格が上昇するとの予想もあります。
実際、様々な仮想通貨の価格予想をしている有名サイト「Price Prediction」では、2027年の平均価格として2,319.29ドル(約310,000円)を予想しています。
上記の予想がそのまま現実のものになるかは分かりませんが、有名サイトや多くの投資家がバイナンスコイン(BNB)に対してポジティブな意見を持っていることは間違いないでしょう。
BNBの将来性についてさらに詳しい情報を見たい方は別記事も参照ください。
バイナンスコイン(Binance/BNB)を取引する際の注意点
そんなバイナンスコイン(BNB)ですが、取引をする際に気を付けたい注意点が2つあります。
- 価格の変動率(ボラティリティ)が非常に激しい
- Binance(バイナンス)による中央集権性が高い仮想通貨
価格の変動率(ボラティリティ)が非常に激しい
バイナンスコイン(BNB)を取引する際の注意点として、価格の変動率(ボラティリティ)が非常に激しいということも知っておく必要があります。
数あるアルトコインの中でも、バイナンスコイン(BNB)は比較的安定した通貨ではありますが、それでも1日で大きな価格変動を記録することは珍しくありません。
特に価格に影響を与えるファンダメンタルズが発表された際には、価格の変動には注意する必要があるでしょう。
いずれにせよ、バイナンスコイン(BNB)を取引する際には、ボラティリティの激しさを事前に把握した上で売買するようにしてください。
Binance(バイナンス)による中央集権性が高い仮想通貨
バイナンスコイン(BNB)の最後の注意点としては、Binance(バイナンス)による中央集権性が高い仮想通貨であることは把握しておきましょう。
Binance(バイナンス)は仮想通貨市場において一強とも言える地位を築いており、かなりの中央集権性を持っています。
可能性は低いと思われますが、もしBinance(バイナンス)に関する悪いニュースが流れた際には、バイナンスコイン(BNB)の価格に大きな影響を与える可能性があります。
バイナンスコイン(Binance/BNB)の買い方
バイナンスコインは仮想通貨取引所で購入できます。
- 仮想通貨取引所を開設する
- 日本円を入金する
- バイナンスコインを購入する
バイナンスコインは以前は海外取引所にしか上場していなかったため購入が困難でした。
しかし国内取引所の「Binance Japan」や「ビットバンク」がバイナンスコインの取り扱いを開始したことで、日本国内からでも買いやすくなりました。
バイナンスコイン(Binance/BNB)を取り扱っている国内取引所
バイナンスコイン(BNB)を取り扱っている国内仮想通貨取引所は2つです。
- Binance Japan
- ビットバンク
取引所名 | Binance Japan | ビットバンク |
---|---|---|
売買手数料 | 無料 | -0.02%~0.12% |
入金手数料 | 無料 | 無料 |
最小入金数量 | 0.000002 | 0.01 |
最小出金数量 | 0.0012 | 0.01 |
出金手数料 | 0.0002~0.0005 | 0.0016 |
最小注文数量 | 1.5円分のBNB | 0.0001 |
レンディング | ⭕️ | ⭕️ |
ステーキング | ❌️ | ❌️ |
つみたて | ❌️ | ❌️ |
対応ネットワーク | ・BNB Beacon Chain (BEP2) ・BNB Smart Chain (BEP20) | BNB Smart Chain(BEP20) |
Binance Japan
Binance Japanは、Binanceの日本法人が運営している仮想通貨取引所です。
海外版のBinanceと同じくBNBを保有することによる手数料の割引特典が付きます。
一定量の取引を行う必要もありますが、最大0.03%まで手数料を下げられるため、BNBを多く売買したい方にはBinanceJapanはおすすめです。
レベル | 30日間の取引量(USD) | と/または | BNB残高 | Maker / Taker | BNB支払い |
---|---|---|---|---|---|
一般ユーザー | < 80,000 USD | または | ≥ 0 BNB | 0.1000% / 0.1000% | 0.0750% / 0.0750% |
VIP 1 | ≥ 80,000 USD | と | ≥ 10 BNB | 0.0900% / 0.1000% | 0.0675% / 0.0750% |
VIP 2 | ≥ 400,000 USD | と | ≥ 50 BNB | 0.0800% / 0.1000% | 0.0600% / 0.0750% |
VIP 3 | ≥ 2,000,000 USD | と | ≥ 100 BNB | 0.0420% / 0.0600% | 0.0315% / 0.0450% |
VIP 4 | ≥ 10,000,000 USD | と | ≥ 300 BNB | 0.0420% / 0.0540% | 0.0315% / 0.0405% |
またBinance Japanは「BEP2」「BEP20」のネットワークに対応しています。
BNBを出金する際に、手数料が安い、もしくは対応するネットワークを通じて送金が行えるのはメリットです。今後、海外取引所の利用を検討している人にも合うでしょう。
その一方で、Binance Japanはほかの国内取引所間で入出金ができないというデメリットがあります。
これはトラベルルールに対応するソリューションが、Binance Japanだけ異なっているためです。
BNBだけを取引するのであればBinance Japanだけで問題ありませんが、ほかの仮想通貨も取引するのであればサブとしてほかの取引所を開設しておくことをおすすめします。
\国内最多の取り扱い銘柄数/
ビットバンク
ビットバンクは国内最古参の仮想通貨取引所です。
2014年5月に誕生して以来、国内の仮想通貨取引を牽引する存在になっています。
BNBの取り扱いは2023年10月に取り扱いを開始。Binance Japan以外では、ビットバンクだけがBNBを購入できる国内取引所です。
bitbankのメリットはBNBのレンディングが行える点です。レンディングを定期的に募集しているため1%~5%の高年利で運用できます。
デメリットはBNBの取引や出金に関する手数料が高い点です。
Binance Japanと比べると、ビットバンクのほうが数百円程度コストがかかります。
\取り扱い銘柄数30以上/
バイナンスコイン(Binance/BNB)を取り扱っている海外取引所
BNBは海外取引所であれば大抵取り扱っています。
その中でもおすすめの海外取引所は3つです。
- Bybit
- Bitget
- MEXC
BNBの売買において、国内取引所と海外取引所の違いは主に5点あります。
国内取引所 | 海外取引所 | |
---|---|---|
手数料 | 無料~0.12% | 0.1%程度 |
スプレッド | 広い | 狭い |
最大レバレッジ | 不可 | 可能(最大100倍) |
ステーキング | 不可 | 可能 |
取引高 | 普通 | 多い |
最も大きな違いはレバレッジ取引の有無でしょう。
国内仮想通貨取引所でもレバレッジ取引自体は可能ですが、BNBのレバレッジ取引を提供しているところはまだありません(2024年8月時点)。
ただし、海外取引所は金融庁の認可を受けていません。
取引面では海外取引のほうが使い勝手がよいこともありますが、利用する場合は自己責任で利用する必要があります。
Bybit(バイビット)
Bybit(バイビット)は、世界でも最大級の規模を誇仮想通貨取引所です。利用ユーザーは4,000万人以上います。
バイナンスコイン(BNB)をはじめとした様々な銘柄を取り扱いしており、日本語にも対応しているなど日本人でも利用しやすい特徴を持っています。
また、カスタマサポートも日本語で受けることができるので、いざという時でも安心感のある取引所と言えるでしょう。
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Bitget(ビットゲット)
Bitgetは近年、人気が増してきた海外取引所です。
ステーキングやレンディングといった仮想通貨ならではの投資サービスは完備。さらにWeb3ウォレットの「BitgetWallet」やコピートレードなどの運用もできます。
またBitgetは日本居住ユーザーは先物取引手数料が30%OFFになります。BNBのレバレッジ取引を行いたいユーザーはお得に利用できるでしょう。
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MEXC(エムイーエックスシー)
MEXCは世界最大の銘柄数を上場させている海外取引所です。その取り扱い銘柄数は2,000以上。
もちろんBNBも取り扱っています。
MEXCは現物取引手数料は無料となっており売買がしやすい取引所です。
その一方で、MEXCはセキュリティ体制が不安な面があります。過去、MEXCから資産を出金できなくなったと話題を集めたことがありました。
2024年8月現在、MEXCでは入出金が問題なく行えることは確認しています。
しかし今後またトラブルが起こる可能性はゼロではないため、何か起きたときのために資産をすぐ動かせる準備だけは欠かさずに行うようにしましょう。
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【購入不可】Binance(バイナンス)
海外本家の「Binance」では日本居住者の利用を制限しています。
そのためBinanceの口座を新しく作ることはできません。
日本居住者は、Binanceの日本法人が運営する「Binance Japan」の利用をすることになります。
本家のBinanceではBNBをステーキングすることで上場予定の仮想通貨エアドロップがもらえる「HODLerエアドロップ」というサービスがあります。
残念ながらBinance JapanはHODLerエアドロップの対象外です。この点においては、日本居住者にとってBNBの利用価値が下がってしまうと言えるでしょう。
バイナンスコイン(Binance/BNB)のQ&A
記事の最後に、バイナンスコイン(BNB)に関するよくある質問をご紹介していきます。
バイナンスコイン(BNB)について疑問や分からない点がある方は、ぜひ最後までチェックしてみてください。
バイナンスコイン(BNB)の少額残高のコンバートとはどういう機能ですか?
少額残高のコンバートとは、普通なら交換できないほど少額の仮想通貨をバイナンスコイン(BNB)にスワップできる機能です。
一般的に仮想通貨では売却する際の最低取引額が決められており、取引後に微々たるコインが残ってしまうことは珍しくありません。
しかし、Binance(バイナンス)では普通では取引できない少額のコインをバイナンスコイン(BNB)に交換できるため、効率よく資産を運用することができます。
コンバートのやり方も難しくなく、Binance(バイナンス)の「フィアットと現物」のページに移動し、「少額残高をBNBにコンバート」をクリックして行うことができます。
もし取引もできない少額の仮想通貨がある場合は、バイナンスコイン(BNB)に交換してコインの有効活用をしてみてはいかがでしょうか?
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