ポケモンカードNFTの特徴や売買方法を解説!将来性や注意点も紹介
こんにちは!
NFTプロジェクトの主催をつとめつつ、NFTの普及活動に励んでいる元フラワーアーティストの堺 彬(@aki_jpgf)です。
本記事では、ポケモンカードNFTの特徴や売買方法を解説しています。
ポケモンカードは一定の需要があるため、私自身期待しているNFTの1つですね。トレカNFTの将来性についても紹介しているため、ぜひ参考にしてみてください。
ポケモンカードNFTの特徴
ポケモンカードNFTの特徴3つ。
- デジタル版のトレーディングカードNFT
- 高値で売り出されている
- NFTマーケット「Courtyard」でカードのNFT化が可能
デジタル版のトレーディングカードNFT
ポケモンカードNFTは、物理的な存在を持たないデジタル版のトレーディングカードです。
NFTとはデジタルデータを誰が持っているかを証明する証明書のようなものです。
NFTは、偽造や改ざんが難しいブロックチェーン技術を活用しています。NFTの取引履歴は全てブロックチェーン上に記録されるため、価値の証明が難しかったデジタルデータに価値をつけれるようになりました。
ポケモンカードNFTは、そんなNFTの技術を採用しています。紙のトレーディングカードとは異なり、水濡れや破損の心配がなく、24時間いつでも取引や表示ができるのも魅力ですね。
高値で売り出されている
ポケモンカードNFTは、物理的な紙のポケモンカードと同様に高値で売り出されることが多いです。
限定カードや歴史的に古いカードは「$6,999」「$3,999」など、50万円以上で出品されているカードも多数あります。
ただNFTのポケモンカードは、出品価格で取引はまだ行われていません。
買い手側の提示価格を見ると、出品価格の10分の1程度の価格帯で取引を希望するひとが見られます。
出品価格は高いものの、まだ買い手側としてはその価格帯でのすんなり取引とはいかないようです。
ポケモンカードNFTで高値で出品する理由としては、以下が考えられます。
理由 | 詳細 |
希少性が高い | ポケモンカードNFTの流通枚数が少なく、入手できるカードも限られている。購入できる枚数も少ないため、希少価値がついている。 |
過去の取引履歴がブロックチェーン上に全て記録される | リアルのポケモンカードはオークションに出品されていても、偽物だったりカードのすり替えが行われることも多い。ポケモンカードNFTはブロックチェーン技術を用いて、カードが本物であることが証明されている。詐欺や悪質な取引が行われにくいため、高値でも安心して取引できる。 |
カードごとに音声や動画などを入れることも可能 | デジタルデータであればなんでもNFT化ができ、画像に対して音声や動画をつけて発行することも可能。例えば、「イラスト原作者の動画がつく」「ポケモンの声優さんの声が付与される」といった特典をポケモンNFTにつける未来も予想される。紙のポケモンカードでは得られない体験が得られ、将来的にさらなる希少価値がつく可能性は高い。 |
ポケモンカードは世界中で人気のあるコンテンツです。そのため、NFT化によってさらなる希少性や価値が高まったと考えられます。
NFTマーケット「Courtyard」でカードのNFT化が可能
NFTマーケットプレイス「Courtyard」を活用すれば、ポケモンカードのNFT化が可能です。
「Courtyard」は様々なトレーディングカードNFTを扱うマーケットで、ポケモンカードをNFTに変換し売買することも可能です。
ユーザーは自身が所有するポケモンカードを送付し、専門家による鑑定の後、NFT化したカードを売却できます。
作成したNFTはCourtyard内での取引はもちろん、他のNFTマーケットプレイスでも取引が可能です。
ポケモンカードNFTの取引事例
ここでは、実際にポケモンカードNFTの取引事例について解説していきます。
「ポケモンイラストレーター」が約7億円にて販売
世界で39枚しか配られておらず、現存するのは10枚程度と言われている「ポケモンイラストレーター」がNFT化され、約7億円で販売されました。
販売したのはチャンネル登録者数2360万超のYoutuber、Logan Paul氏。
自身の所有する実物のカードをNFT化して販売しています。
Logan Paul氏は、「ポケモンイラストレーター」を首から下げてプロレスデビューしました。いわゆる炎上系YoutuberであるLoganPaulは、たびたび世間の話題を巻き起こします。
今回の「ポケモンイラストレーター」を身に着けてのプロレスデビューも、その一環だったのかもしれません。
試合には負けたものの、プロレス終了後にカードは「個人売買において約7億円で取引されたポケモンカード」と認定されたのです。
その後、Logan Paul氏は「ポケモンイラストレーター」の共同所有権をNFTとして販売することを発表しました。
共同所有者になれば、Logan Paul氏が再度カードを首から下げるといったリクエストが可能になるようです。
参考:Liquid MarketPlace(リキッド・マーケットプレイス)
NFTマーケット「Courtyard」では常に高額出品が行われている
NFTマーケット「Courtyard」では、ポケモンカードNFTが常に高額で出品されています。安いものでも約4,000円、高いものだと約100万円にて販売されていました。
引用元:Courtyard
NFTの特性上、取引履歴は記録として残ります。誰がいつ売買をしたかの記録が残るため、高額のポケモンNFTを持っている証明を現物ではなくデジタル上で示すことも可能です。
ポケモンカードNFTを購入する方法
ポケモンカードNFTは、NFTマーケットプレイス「Courtyard」もしくは「OpenSea」にて購入できます。
Courtyardで購入する方法
Courtyardで購入する流れは以下の通り。
- Courtyardの公式サイトを開く
- 画面上にある「Browse」をクリックする
- ポケモンカードのカテゴリーを選択する
- 欲しいNFTを見つけたら「Buy」をクリックする
- 支払い方法を選択して購入する
なおCourtyardは仮想通貨とクレジットカードに対応しています。
仮想通貨取引を行う場合は、口座開設だけで仮想通貨がもらえる「BITPOINT」がおすすめです。
OpenSeaで購入する方法
OpenSeaで購入する場合、事前にウォレットの登録と仮想通貨の準備が必要になります。それぞれ準備が整いましたら、以下の流れで購入手続きを済ませましょう。
- 「Courtyard.io」を開いてカテゴリー「Pokémon tcg」を選択
- 欲しいNFTを見つけたら「Buy now」をクリックする
- ガス代を支払ってNFTを購入する
OpenSeaは、誰でも簡単にNFTを出品できるマーケットです。世界的に有名なNFTマーケットではありますが、偽物が紛れ込んでいる場合もあります。
偽物のNFTを誤って買わないためにも、必ず公式マークがついた「Courtyard.io」から購入しましょう。
ポケモンカードNFTを出品する方法
「Courtyard」は2023年9月25日時点、米国からの発送のみをサポートしています。
日本からの出品はできません。
ここでは、米国住まいの人のために出品方法を解説しておきましょう。
ポケモンカードをNFTとして出品するためには、NFTマーケットプレイス「Courtyard」の利用が必要です。Courtyardにポケモンカードの情報を送り、カードを郵送することで取引がスタートできます。
Courtyardの公式サイトにてアドレス認証を行う
まずは、Courtyardの公式サイトを開いてアドレス認証を行います。画面右上にある「Sign in」をクリックし、普段使っているメールアドレスの登録を済ませましょう。
登録が完了したら、再度「Sign in」をクリックして登録したアドレスを入力します。アドレス宛に6桁のコードが届くため、そのまま入力してログインを完了させましょう。
ポケモンカードをNFT化する
ログインが完了したら、所有するポケモンカードをNFT化しましょう。NFT化する手順をまとめると以下の通りです。
- 画面右上にある「Tokenize my cards」をクリックする
- 「Get Started」をクリックする
- NFT化したいポケモンカードの数とコレクションの価値を決める
- 住所を入力する
- ポケモンカードの情報を入力する
無事申請ができたらポケモンカードを指定場所に郵送しましょう。ポケモンカードは貴重品の輸送・保管・管理を専門とした『Brink’s』を通じて、大切に保管されます。
保管中はポケモンカード自体に保険がかかるため、安心ですね。
ポケモンカード・トレカNFTの将来性
ポケモンカード・トレカNFTの今後はどうなっていくのか、将来性について詳しく考察していきます。
ポケモンカードは需要がある
ポケモンカードはデザインやゲーム性、コレクションとしての価値から一定の需要があります。
トレカの市場価格が分かるサイト『PRICEBASE』では、ポケモンカードが1千万円でやりとりされているのが確認できます。
これまでの実物とは違いデジタルでのやりとりであれば、破損をしてしまう心配もありません。
今後デジタルで取引をするという流れが起これば、将来は安定するのではないでしょうか。
ゲームやメタバースへの活用が期待されている
NFT技術の進化により、トレカNFTはゲームやメタバースでの活用が期待されています。
トレカNFTは、ブロックチェーン技術によって、デジタルデータの希少性を証明することが可能です。
そのため、トレカNFTをゲーム内アイテムとして使用したり、メタバース空間で使うアバターとして使用できる可能性もあります。実際に、メタバースプラットフォーム『XANA』ではNFTトレーディングカードゲーム「NFTDuel」を提供しています。
今後、メタバースへの活用が活発的になっていけば、トレカNFTの需要も高まるでしょう。
トレカNFTを扱うマーケットプレイスが増えている
トレカNFTを扱うマーケットプレイスは近年増えてきています。
これまではデジタルアートをNFT化する流れが活発でしたが、ポケモンカードを含めた国内の有名IPが参入したことでトレカNFTが注目され始めたんです。
世界最大手でもあるOpenSeaだけでなく、X2Y2やCoincheck NFTといった様々なマーケットプレイスでも売買されています。
トレカNFTを扱うマーケットプレイスが増えれば、さらに需要が高まるでしょう。
ポケモンカード・トレカNFTを売買する際の注意点
ポケモンカードのNFTを売買する際には、以下の点に注意しましょう。
- 価値が下落する恐れもある
- 投資目的で購入する際には偽物に注意する
- 取引時にはガス代(手数料)がかかる
価値が下落する恐れもある
NFTの価値は市場の需要と供給によって変動するため、価値が下落する恐れがあります。
人気のあるカードでも、カード自体の需要が減少したり新しいカードが登場すれば、価値が下落しかねません。
トレカNFTを購入するのであれば、人気や需要を十分に調査する必要があります。
ポケモンカードは一定の需要があるものの、永遠に続くわけではないため、日頃のチェックは必要不可欠です。
投資目的で購入する際には偽物に注意する
投資目的でトレカNFTを購入する際には、偽物を買わないよう注意しましょう。トレカNFTはまだ新しい市場であり、偽物が出回っていることも多いです。
NFT初心者であれば、偽物と本物と見分けがつきにくい可能性もあります。トレカNFTを購入する際には信頼できるマーケットで購入することが大切です。
また、カードの画像や説明に不自然な点がないか確認しましょう。
取引に手数料(ガス代)がかかる
トレカNFTの取引には、一定のガス代(手数料)がかかります。
ガス代は、取引の際に必要な計算や検証作業の費用です。
ガス代はブロックチェーンの混雑状況によって変動します。ポケモンカードNFTはガス代の安いpolygonチェーンを採用しているため、比較的安価ですね。
しかし、他のトレカNFTはガス代の高いチェーンを採用している可能性もあるため、取引時には注意しましょう。ガス代の価格は「Ethereum Gas Tracker」でチェックできるので、取引前にチェックしてみてください。
米国ドルでの表記になっていますが、今いくらぐらいのガス代がかかるかわかりますよ。
ポケモンカードを売るなら現物・NFTどっちがお得?
実物のポケモンカードを持っている人が、カードを売りたい場合は2つの選択肢があります。
- ポケモンカードをNFT化できるようになるまで待ってから売る
- トレカの買取専門店に売る
国内では「ポケモンカードをNFT化して売り出す」というサービスがまだありません。NFTとして売りたいならそのサービスが出るまで待つ必要があります。
またNFTポケモンカードは一時期は大きな注目を集めたものの、実物のトレカ市場と比べると大きくはありません。
そういう意味では、トレカ買取専門店のほうが”売れる”という意味でお得と言えるでしょう。
トレカの買取専門店は様々ありますが、2024年1月に買取サービスを始めた「PRICE BASE」はおすすめです。
PRICE BASEは「無料の宅配買取サービス」を提供中。自宅に届く段ボールにポケモンカードを入れて返送するだけで査定を受けられます。
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ポケモンカードNFTのまとめ
ポケモンカードNFTは、物理的な存在を持たないデジタル版のトレーディングカードNFTです。ポケモンカード自体に一定の需要があるため、よっぽどのことがない限りは価格が暴落する恐れはないと予想できます。
ただし、中には偽物のNFTが紛れている可能性もあるため、投資目的で購入する際には注意しましょう。ぜひ本記事を参考にして、ポケモンカードNFTの売買を始めてみてください。
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