CAW(カー)とはどんな仮想通貨?話題になっている理由や将来性を解説
CAW(カー)って仮想通貨を最近よく聞くけど、どうして注目されているのか気になっていませんか?
巷では「いま買っておけば1億円になる」とか「イーロンマスクが関わっている」といった様々な噂が見られます。
しかし実際にはどうなのでしょう?
もしわずかでも高騰する可能性があるなら早めに買っておきたいですし、そうでなくてもどんなコインなのか気になりますよね。
本記事では、CAWの概要や特徴、話題を集めている理由を解説しました。
CAWが今後上がるかどうかは誰にもわかりませんが、適切な投資のための判断材料にしてくださいね。
仮想通貨「CAW(A Hunters Dream)」とは?
名称 | CAW(A Hunters Dream)(カー) |
ティッカーシンボル | CAW |
時価総額ランキング | 3134位 |
価格 | 0.000000077ドル(約0.00001円) |
ローンチ | 2022年4月 |
発行上限 | 666,666,666,666,666CAW |
取り扱いのある取引所 | MEXC、BingXなど |
公式 | ・Webサイト ・公式テレグラム ・LINEオープンチャット ・X(日本向け) |
CAW(A Hunters Dream)は、2022年4月にローンチされた「謎」のコインです。ホームページにはほとんど情報がありませんでした。
仮想通貨に「謎」のコインは多いですが、CAWが特に注目される理由は、謎なのにもかかわらず多くの有名取引所に上場できている点です。
発行から48時間程度で複数の大手取引所に上場したことで話題になりました。
さらに、イーロンマスク氏やドージコインの開発者など有名人との関係が指摘され「今後、値上がるのではないか」と噂に尾ひれがどんどんと付いているコインです。
これらの噂が真実なのかどうか、ぜひあなたの目で判断してください。
分散型SNSの実現を目指している
発行から48時間で取引所に上場した時点では「謎のコイン」と言われていましたが、実は現在はそこまで「謎」ではありません。
CAWは「分散型SNS」の実現を目指しており、すでにSNSのサービスがテストネットでスタートしています。
現在はFacebookやInstagram、Xなど、大企業が運営、管理するSNSが主流ですが、そうではなく多くのユーザーの手で運営、管理される分散型SNSの理想を掲げています。
【ちなみに】他にもある「CAW」コイン
混乱を避けるために紹介しますが、ティッカーシンボルが「CAW」のコインは他にもあります。
crow with knife(CAW)という仮想通貨です。口にナイフを持ったカラスがモチーフの暗号資産があり、こちらも謎に包まれています。
しかしこちらはCAW(A Hunters Dream)ほどは話題になっておらず、ただの草コイン(雑草のように価値のないコイン)の可能性が非常に高いです。
時価総額ランキングは、CAW(A Hunters Dream)が3000位台、CAW(crow with knife)が800位台で、crow with knifeの方が高いですが、話題性ではA hunters dreamの方が大きいです。
どちらも現状ではただの草コインのひとつですが、この記事ではCAW(A Hunters Dream)について解説します。
CAWは分散型SNSを構築中
CAWは以前は「謎のコイン」という雰囲気でしたが、現在は「分散型SNSを運営する」という明確な目的があり、すでにサービスページが存在します。
CAWのウェブサイトから「LAUNTE TESTNET」ボタンをクリックするか、こちらのリンクから訪れることができます。
ウォレットを接続して利用するSNS
CAWの利用にはウォレットの接続が必要です。
従来のSNSはメールアドレスや電話番号を登録して利用するため、従来のSNSとは根本的な仕組みが違うことがわかります。
接続できるウォレットMetamaskやCoinbaseなどの代表的なものは使えます。WalletConnectに対応しているので、大抵のウェブウォレットは使えると思ってよいでしょう。
CAWのサービスにウォレットを接続することで、ユーザー名をミントすることができます。
「ミント」とは「鋳造」の意味で、Web3の世界では、NFTなど唯一無二のデータを生み出すことを言います。
ユーザーネームをミントすることで、この世にひとつだけの、他人から操作のされないアカウントが作成できます。
まだほとんどの機能は使えずテストネットで稼働中
一応はユーザーネームの作成まではできますが、それ以外はこれといった操作はできません。
他のアカウントのフォローもできませんし、投稿もできない状態です。SNSとしては全く稼働していないといってよいでしょう。
とはいえ、なんのプロダクトもない仮想通貨プロジェクトが多く存在する中、とりあえずアクセス可能なプロダクトがある点でほかの草コインよりはまだマシなのかもしれません。
CAWが向かうSNS像は
CAWは次のようなヴィジョンを掲げて運営しています。
- コミュニティ主導で運営されるSNS
- 検閲を受けない自由なSNS
- 交流しながら報酬を獲得できる
InstagramやX、YouTubeなどのSNSは、Meta社やGoogleのような巨大企業によって運営されています。
プロパガンダによる情報操作や、一方的なアカウントの停止、凍結などのトラブルが絶えません。
いまやSNSは、企業にとっても個人にとっても重要なものなのに、大企業の采配によってどうにでもなることに不満を抱えるユーザーが世界にたくさんいます。
CAWはWeb3技術を利用し、コミュニティ主導で運営され、検閲を受けないSNSを目指しています。
広告に頼らないビジネスモデル
既存のSNSの問題点として、広告に頼った収益モデルがあります。
広告収益によって運営されるため、ユーザーは見たくもない広告に四六時中晒されています。
CAWは、ホルダーにCAW通貨を保有してもらうことで運営資金とし、またコミュニティ全体に利益をもたらす行動には報酬を出すなど、広告に頼らないSNS像を掲げています。
これらはまだまだヴィジョンの域を出ませんが、近い未来に現実になるかもしれません。
CAWの特徴、様々な噂とは?
ここからはCAWにまつわる噂などを紹介します。
正直「分散型SNS」のコンセプト自体は全く珍しいものではありません。CAW以前にも多くのプロジェクトが掲げたヴィジョンです。
しかしCAWがここまで騒がれているのは、主に3つの噂が理由です。
- ドージコインと関連があると噂されている
- イーロン・マスク氏が関与している可能性も
- テスラのメガバッテリーに刻まれた刻印の噂
ドージコインと関連があると噂されている
仮想通貨時価総額ランキング7位の「ドージコイン」の開発者であるRyoshi氏が、CAWになんらかの形で関わっていると噂されています。
Ryoshi氏の正体は謎に包まれていますが、Ryoshi氏が2022年に2.22ETHをCAWの運営母体に送金したと言われています。
また、CAWの正式名称である「A Hunter’s Dream」は日本語で「猟師の夢」であることも、Ryoshi氏とのなんらかの関係が噂されています。
CAWの公式Xアカウントも、たびたびRyoshi氏について言及しています。開発に携わっているのか、資金面で援助をしているのかと、関係の匂わせが噂されています。
ドージコインがよくわからない方は別記事をどうぞ。
イーロン・マスク氏が関与している可能性も
ドージコインはイーロン・マスク氏のお気に入りのコインです。
イーロン・マスク氏は米テスラ社のCEOであるだけでなく、2022年にはTwitterを買収し「X」に名称を変更するなどして話題になりました。
話題面、資金面ともに、イーロン氏がCAWに関わっているとすると、CAWの将来性は非常に明るいです。
しかしイーロン氏とCAWの関係はあくまで噂レベルで、イーロン氏は自身のXアカウントで一度もCAWに言及したことはありません。
ただ、多くの「匂わせ」をしていると噂されており、日本人の集まるLINEのオープンチャットコミュニティでは、日々活発な「憶測」がされています。有名なものを以下で紹介します。
テスラのメガバッテリーに刻まれた刻印の噂
こちらもあくまで「匂わせ」の憶測にすぎませんが、紹介します。
イーロン氏が自身でデザインし、着用しているTシャツや、テスラのメガバックバッテリーに刻印されている「Made on Earth by Humans(訳:人間が地球で作ったもの)」という文字に関してです。
この文字列がアナグラム(文字の順番を入れ替えることで他の文字列を作る)になっており「A HUNTERS DREAM」になると騒がれています。
実際には「Made on Earth by Humans」は19文字で、「A Hunters Dream」は13文字であり、またRがひとつ足りず、正しいアナグラムとして成立していません。
とはいえ、ここまで正確なアナグラムとして成立する可能性は天文学的に低いため、やはり「匂わせ」ではないかと言われています。
このような意見を見て「偶然だ」と片付けることは簡単ですが、イーロン氏の好きな言葉は「偶然など存在しない」であり、やはりCAWと何らかの関係があるのではないかと、考察は止まりません。
ライト層にも噂が届いている
ちなみに、Yahoo!知恵袋で2024年1月にCAWの話題が上がっています。
Cawっていう仮想通貨の草コインを一万円分買うと一年後に一億円になってるって本当ですか?
Yahoo!知恵袋
このような質問がYahoo!知恵袋で上がるということは、仮想通貨も投資もなにも知らない層にも、CAWの噂が届いているという証拠になります。
実際にはごく一部のリテラシーの低い方の耳にたまたま届いただけかもしれませんが、多くの仮想通貨が誰にも知られず無名で消えていくことと比べると話題に上がっていることがわかります。
現在、CAWは時価総額ランキング3000位台ですが、このようなライト層にも届くほどの「何か」があるのかもしれません。
CAWの将来性は?
CAWの将来性についてより現実的に考えていきたいと思います。
億り人を目指すために、全財産をCAWに変えておくとまでは言わずとも、ポートフォリオの一部に組み込んでおく価値はあるのでしょうか?
万が一の確率で、新しいSNSとしてローンチされ、高騰する
現在、CAWは時価総額ランキング3000位台の草コインです。
CAWが高騰する可能性は、CAWが「次のSNS」として大々的にローンチされ、世界中のユーザーに使われる未来以外にありえません。
CAWに関係があると噂されるイーロン・マスク氏は、2022年にTwitterを買収し、Xと名前を変えて運営しています。その運営手腕には賛否がありますが、イーロン氏がSNSに興味を持ち、重視しているのは間違いありません。
そんなイーロン氏が「既存のSNSは中央集権的でつまらない!次の世代はWeb3を利用した分散型SNSだ!」と、大々的にCAWをスタートさせる未来はありえなくはないです。
そうなると、CAWコインはCAWSNS内の通貨として使われたり、お互いの投稿へのチップとして使われたり、広告の出稿費に使われたりと、実用的な通貨としての価値を持つ可能性があります。
もちろんこれらは全て推論です。しかしこのような推論もできない草コインが多い中、CAWはまだ一縷の望みがありそうなのも確かです。
高確率でただの草コインとして終わる
CAWがイーロン氏の後押しを受けて、次のSNSとしてローンチされる最高の未来を紹介しました。
しかし実際にはなにも起きず、ただの草コインとして終わる可能性が高いです。
暗号資産の世界は、あの手この手で「すごそう」「これから上がりそう」とユーザーに期待させ、通貨を買わせ、保有させている世界なので、草コインの将来に楽観的になりすぎるのはよくありません。
イーロン氏のことなど、ほとんどは噂レベルで「都市伝説」「陰謀論」にも近いレベルの情報です。
既に低い価格がさらに下がり、なんの価値もなくなる未来も十分にありえる未来です。
宝くじ感覚でポートフォリオに組み込むのはアリ
ちなみに、CAWの現在価格は0.00001円程度で、様々な草コインの中でもかなり単価が安いです。
価格が低い分、もし1CAWが1円になった場合は10万倍となります。100円が1000万円になるという意味では夢のあるコインです。
もちろん10万倍になる可能性は非常に低いですが、1枚あたりの単価が低いため、わずかな値動きでも含み益を得やすいです。
とはいえ、間違っても全ツッパなどせず、数あるポートフォリオのひとつとして、楽しみとして買う程度であれば問題ないでしょう。
現在価格の安さと、期待値の大きさを総合的に考え、話題作りも踏まえると、投資対象として十分にポートフォリオに組み込む価値はあるでしょう。
CAWのチャート推移・価格の変化
こちらがCAWの2022年の上場以来のチャートです。
最低価格は約0.000005円、最高は約0.00002円です。この期間に起こった、ビットコインETFの承認や、トランプ大統領の再当選のような出来事にも全く影響を受けていません。
これまでに挙げた、イーロン氏関連の噂も価格には影響を与えておらず、チャート上はただの「草コイン」と呼んで差し支え無いかと思います。
CAWの今後の価格予想
以下の2つの分析サイトにて、CAWの今後の価格予想を調べてみました。
- PricePrediction:ディープラーニング分析
- DigitalCoinPrice:現在価格やテクニカル分析による予測。
PricePrediction | DigitalCoinPrice | |
2024年 | $0.00000008 | $0.000000148 |
2025年 | $0.00000012 | $0.000000178 |
2026年 | $0.00000017 | $0.000000251 |
2027年 | $0.00000025 | $0.000000315 |
2028年 | $0.00000036 | $0.000000315 |
2029年 | $0.00000051 | $0.000000371 |
2030年 | $0.00000069 | $0.000000518 |
2031年 | $0.0000001 | $0.000000733 |
2032年 | $0.0000001 | $0.00000101 |
2033年 | $0.0000002 | $0.00000139 |
2034年 | 予想なし | 予想なし |
2040年 | $0.000038 | 予想なし |
2050年 | $0.000052 | 予想なし |
あまりに「0」が多くて戸惑ったかもしれませんが、こちらは「$」表記なので、さらに0が多いです。
いずれのサイトも今後10年程度で数倍に上がると予想されています。ただこれらの予想は、あまりあてにしなくてよいかもしれません。
あらゆる仮想通貨はビットコイン価格の上昇、業界全体の盛り上がりに呼応して価格上昇しますが、この予想もその上昇に沿ったものとなっています。
しかもCAWは「草コインで終わるか、次の時代のSNSになるか」の二者択一です。
上記のように「ジワジワ」上がるのを期待して保有するなら、市場で人気のビットコインやリップルなどの方がよいかもしれません。
CAWはあくまで「一発逆転」を狙うコインです。
CAWの購入方法
ここまで読んで「CAWをとりあえず買っておきたい!」という方のために、買い方のガイドを紹介します。
現在、取引所のアカウントを持っていない方向けの解説となっています。
国内取引所の口座を開設する
CAWは海外の取引所で購入できますが、海外に資金を送るためには、まずは国内暗号資産取引所のアカウントが必要です。
多くの取引所がありますが、本サイトではSBI VCトレードをおすすめしています。
SBI VCトレードのおすすめポイント
- 高年利で資産運用ができる
- 海外取引所への送金が可能
- 取り扱い通貨が多い
- 手数料が安い
仮想通貨取引所のアカウントを持っていない方は、とりあえずSBI VCトレードのアカウントを作るとよいでしょう。
SBI VCトレードの口座開設について解説した記事をぜひ参考にしてみてください。
国内取引所に日本円を入金し、暗号資産を購入する
次のステップでは、日本円をSBI VCトレードに入金します。
「クイック入金」というサービスを使うことで、24時間手数料無料で大手銀行から入金が可能です。
SBI VCトレードへの入金については別記事も参照ください。
SBI VCトレードに入金が完了したら、何らかの仮想通貨を購入します。どの通貨でもよいのですが、送金手数料が安いという点で「XRP(リップル)」をおすすめします。
最初は「シンプルモード」での購入でも構いませんが、手数料を考えると「トレーダーモード」での購入がおすすめです。
資金をXRPに変更できたら、次に進みます。
MEXCを開設する
CAWは様々な取引所で購入できますが、ここではMEXC(エムイーエックスシー)をおすすめします。
MEXCは、日本語対応、日本円表示に対応しているため、初めて海外の取引所を開設する方にもおすすめです。
海外の取引所は日本からはアカウントが作成できないことがありますが、MEXCは日本国内からも利用できます。
CAW以外の様々なアルトコイン、草コインを購入できるため、今後も暗号資産投資をしたい方にはおすすめの暗号資産取引所です。
MEXCの口座開設の方法で詳しく解説しています。
国内取引所からMEXCにコインを送金する
MEXCに口座を開設できたら、SBI VCトレードからXRPをMEXCに送金します。
最後に、MEXC内の「ウォレット」の「振替」でXRPをCAWに変換しましょう。場合によっては、CAWを一度USDCやUSDTに変換する必要があることもあります。
CAWを保有できたら、あとはジッと、価格が上がるまで持ち続けましょう。
CAWを購入できる暗号資産取引所
CAWは次の海外取引所で売買されています。
- MEXC
- HTX
- BingX
このうち、日本から口座を作れるMEXCがおすすめです。
MEXCの口座開設の方法で詳しく解説しています。
また、まだ日本国内で取引所のアカウントを持っていない方には、SBI VCトレードをおすすめしています。SBI VCトレードに関する記事で詳しく解説しているので、チェックしてくださいね。
CAW(A Hunters Dream)のまとめ
CAWは分散型SNSの構築を目指すプロジェクトです。
イーロン・マスクとの関わりやドージコイン開発者との関わりなどが噂されていますが、確証的と言える情報は何もありません。
CAWはあくまでいち草コインとして捉えておいたほうがよいでしょう。
草コイン投資におすすめの海外取引所を解説した記事もあります。よろしければどうぞ。