NFTアート作品とは?特徴や人気のNFTアート作品まで徹底解説
現在のブロックチェーン業界では、ビットコインやイーサリアムなどの仮想通貨だけではなく、唯一性を証明できるNFTというデジタルデータが大きな盛り上がりを見せています。
そんなNFTの中でも、特に注目を集めているのがデジタルアートをNFTとして発行しているNFTアート作品です。
この記事では、そもそもNFTアート作品とはどのようなものなのか?といった特徴や、人気が高い代表的なNFTアート作品まで徹底解説していくので、興味のある方はぜひ最後まで参考にしてみてください。
- 想定年利10%以上の仮想通貨運用
- 各種手数料が無料
- 500円から仮想通貨を買える
- SBIグループの運営で安心感◎
NFTアート作品とは?
NFTアート作品とは、これまでにも存在していたデジタルアート作品にNFTのテクノロジーを導入したものです。
従来のデジタルアートの問題点として誰でも簡単にコピーすることができたため、本物か偽物かの判別が難しいということがありました。
しかし、NFTによってブロックチェーン上でデジタルデータの真贋性を証明できるようになり、NFTアート作品として大きな価値を持つようになってきています。
中には、数億円を超える金額で取引されるNFTアート作品も登場してきており、大きな注目を集めていると言えるでしょう。
NFTアート作品の3つの特徴
ここでは、NFTアート作品の3つの特徴をご紹介していきます。
- 唯一性や所有権をブロックチェーン上で証明できる
- 二次流通時にもアーティストが報酬を得ることができる
- NFTアート作品の所有者に著作権まで移転するわけではない
唯一性や所有権をブロックチェーン上で証明できる
NFTアート作品は、その唯一性や所有権をブロックチェーン上で証明できるという特徴を持っています。
先ほどもご紹介したように、これまでのデジタルアートは簡単にコピーや改竄ができてしまったため、そのアートが本物なのかを客観的に証明することが難しいという問題がありました。
しかし、ブロックチェーンやNFTのテクノロジーによってデジタルデータの唯一性・所有権を証明できるようになったため、「デジタルデータを所有する」という概念が生まれたと言えるでしょう。
また、デジタルデータの唯一性・所有権を明確に証明できることから、そこに大きな価値が生まれてきています。
二次流通時にもアーティストが報酬を得ることができる
NFTアート作品は二次流通時にアーティストが報酬を得られます。
これまでのアーティストは、作品を販売したタイミングでしか報酬を得られないことが常識であり、収益化しにくいという問題点を抱えていました。
しかし、NFTアートであれば「二次流通時にアーティストに○%の報酬を支払う」といった契約を書き込めるため、アーティストの収益性という面で大きな革命があったと言えるでしょう。
NFTアート作品の所有者に著作権まで移転するわけではない
これはNFTアート作品の注意点となりますが、NFTアートを所有したからといって、作品自体の著作権まで移転するわけではありません。
あくまで所有者には、NFTアート作品を所有する権利があるだけであり、二次創作を作るといった商標利用権は付与されないので注意してください。
ただし、NFTアート作品の中には所有者に商標利用権を与えているケースもあるので、その辺りはケースバイケースと言えるでしょう。
人気の高い代表的なNFTアート作品3選
次に、業界の中でも人気の高い代表的なNFTアート作品を3つに厳選してご紹介していきます。
現在、どのようなNFTアート作品が人気なのか知りたい方は、ぜひチェックしてみてください。
- CryptoPunks(クリプトパンクス)
- BAYC(Bored Ape Yacht Club)
- Beeple(ビープル)
CryptoPunks(クリプトパンクス)
CryptoPunks(クリプトパンクス)とは、世界最古のNFTとも言われる人気の高いNFTアート作品です。
特徴的な24×24ピクセルのドット絵となっており、現在市場に流通している数多くのNFT作品に影響を与えました。
また、画像データなどの全ての情報がイーサリアムブロックチェーン上に記録されている「フルオンチェーンNFT」であることも、その価値を高めている一つの理由と言えるでしょう。
BAYC(Bored Ape Yacht Club)
BAYC(Bored Ape Yacht Club)は、退屈そうな類人猿をモチーフとしている、世界で最も人気が高いNFTアート作品の一つです。
ジャスティン・ビーバーやパリス・ヒルトン、ネイマールなどの多数の世界的セレブも保有しており、一度は見たことがある方も多いのではないでしょうか?
現在は仮想通貨の冬の時代により価格も下落していますが、中には数億円で取引されたものもあるなど、NFT市場において確固たる地位を築いていると言えるでしょう。
Beeple(ビープル)
Beeple(ビープル)とは、本名「Mike Winkelmann」というアメリカのデジタルアーティストです。
Beepleを一躍有名にしたのは、2021年3月にオークションハウス「Christie’s」で出品されたNFTアート作品「Everydays:The First 5000 Days」でしょう。
この作品は当時約75億円というとんでもない金額で落札され、現在でもNFTアートの代表作品として語り継がれています。
NFTアート作品で稼ぐ・利益を出す方法
現在、様々なユーザーによって取引が行われているNFTアートですが、中にはNFTの売買で大きな利益を出している人もいます。
ここでは、NFTアート作品で稼ぐ・利益を出すための2つの方法をご紹介します。
- NFTアート作品を転売する
- NFTアート作品を作成して販売する
NFTアート作品を転売する
NFTアートで稼ぐ方法として、まず作品を購入して転売するという方法が挙げられます。
現在、NFTアートはOpenSeaなどのマーケットプレイスで活発な売買が行われており、誰でも自由にプラットフォームの利用ができます。
NFTアートの中には、リリース価格から100倍を超える値上がりを見せている作品もあるので、大きな利益を出すのも不可能ではないでしょう。
NFTアートの転売方法は他の記事で詳しく解説しています。
NFTアート作品を作成して販売する
NFTアートを自分で作成・販売し、利益を出すこともできます。
特に普段からイラストを描いている人や、画像の編集技術などを持っている方であれば、スムーズにNFTアートを作成できるでしょう。
しかし、NFTアートの競争は激化しており、作品を出品するだけでは買い手が見つからない可能性が非常に高いです。
本格的にNFTアートで稼いでいくためには、作品のクオリティだけでなく、しっかりとしたマーケティング戦略も重要になってくると考えられます。
NFTアートの作り方・販売方法は、別記事で詳細に解説しています。気になる方はどうぞ。
NFTアート作品を購入・販売できるおすすめのマーケットプレイス
NFTアートを購入・販売する際には、必ずNFTマーケットプレイスを利用する形となります。
ここでは、数あるNFTマーケットプレイスの中でも、特におすすめのプラットフォームを3つご紹介していきます。
- OpenSea(オープンシー)
- Blur(ブラー)
- Coincheck NFT
OpenSea(オープンシー)
OpenSea(オープンシー)は、2018年にリリースした世界で最も有名なNFTマーケットプレイスの一つです。
NFTアート作品はもちろん、コレクティブルNFTや音楽、ゲームアセット、ドメインなど、様々な種類のNFTが売買されています。
また、複数のブロックチェーンに対応しているのも特徴であり、イーサリアムやポリゴン、バイナンススマートチェーンをはじめとした8種類のネットワークに対応しています。
他にも日本語に対応している利点があるなど、日本人にも使いやすいNFTマーケットプレイスだと言えますね。
Blur(ブラー)
Blur(ブラー)は、2022年10月にリリースされた比較的新しいNFTマーケットプレイスです。
しかし直近で大きな成長を遂げており、2023年3月現在ではOpenSeaの取引高を超え、業界1位の座を獲得しています。
また、2023年2月には独自トークンであるBLURのエアドロップを行うなど、仮想通貨業界全体でも大きな話題を集めました。
今後もOpenSeaに大きな差をつけ、成長し続けられるのか注目していく必要があるでしょう。
Coincheck NFT
Coincheck NFTは、国内取引所のCoincheck(コインチェック)が運営するNFTマーケットプレイスです。
最大の特徴はCoincheckのアカウントと連携している点であり、口座に入っている仮想通貨を使って簡単にNFTを購入できます。
また、一般的なNFTマーケットプレイスでは必ず発生するガス代がかからないので、無駄なコストを削減できる点もメリットです。
取り扱いしているNFTアートの種類は決して多くありませんが、これまでNFTに触れた経験がない初心者の方でも安心して利用できるでしょう。
NFTアート作品に関するよくある質問
記事の最後に、NFTアート作品に関するよくある質問に回答していきます。
まだNFTアート作品に関する疑問点などがある方は、ぜひ最後までチェックしてみてください。
- NFTアート作品はどこで購入できますか?
- NFTアート作品を購入するためにはどの仮想通貨が必要ですか?
- NFTアート作品の作り方はどのような手順ですか?
- NFTアート作品の使い方・使い道にはどのようなものがありますか?
NFTアート作品はどこで購入できますか?
NFTアート作品は、様々なNFTが取り扱いされているマーケットプレイスで購入することができます。
NFTマーケットプレイスは複数ありますが、NFTアートの取り扱い数や取引高から考えると、OpenSea(オープンシー)を利用するのがおすすめです。
NFTアート作品を購入するためにはどの仮想通貨が必要ですか?
どのブロックチェーンで発行されているNFTを購入するかによっても異なりますが、多くのNFTアートはイーサリアム(ETH)で購入できます。
仮にSolanaブロックチェーンで発行されたNFTアートを購入したい場合は、ソラナ(SOL)を用意する必要があるでしょう。
NFTアート作品の作り方はどのような手順ですか?
どのようなNFTアート作品を作るかによっても異なりますが、基本的には以下の手順で作成することができます。
- ドット絵ツールなどを使用してNFTアート作品を作る
- NFTマーケットプレイスとMetaMaskを接続する
- NFTマーケットプレイスにNFTアート作品をアップロードする
なお、NFTアート作品の作り方は別記事でも詳しくご紹介しているので、ぜひあわせて参考にしてみてください。
NFTアート作品の使い方にはどのようなものがありますか?
NFTアート作品の使い方・使い道としては、以下が挙げられます。
- コレクションとして保管する
- SNSなどのPFP(プロフィール画像)にする
- コミュニティの会員権として使う
- メタバースのアバターとして使用する
- グッズを作成するなど商用利用する
- 転売して稼ぐ
上記はあくまで一例ですが、NFTアートは様々な使い方があります。
特に、今後メタバースが大きく普及した際には、NFTアートを自分のアバターとして活用できるでしょう。
また、自社の商品と保有するNFTアートをコラボさせるなど、マーケティング戦略の一環としてNFTを利用することも可能です。
NFTアートの使い方をさらに詳しく知りたい方は、以下の記事も確認してみてはいかがでしょうか。
NFTアート作品の特徴や人気の作品まとめ
今回の記事では、NFT市場の中でも人気のジャンルである「NFTアート作品」について解説してきました。
今後も継続して注目を集めるジャンルだと考えられるため、興味のある方は最新情報をキャッチしてみてはいかがでしょうか。
- 想定年利10%以上の仮想通貨運用
- 各種手数料が無料
- 500円から仮想通貨を買える
- SBIグループの運営で安心感◎