仮想通貨(暗号資産)の送金時間はどのくらい?送金スピードを速める方法も紹介

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仮想通貨を送金する際、どれくらいの時間がかかるのか気になる方も多いでしょう。

実際、仮想通貨の送金時間はさまざまな要因によって異なります。

送金通貨や利用する取引所によって時間差が出るため、スムーズな送金を行うためには、送金時間の仕組みを理解することが大切です。

そこで今回は、仮想通貨の送金時間が決まる仕組みや、送金スピードを速める方法を紹介します。

ぜひ最後までご覧ください。

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仮想通貨(暗号資産)の送金時間が決まる仕組み

仮想通貨を送金するときは、取引データの承認作業が発生します。簡単に言うと、取引(送金)の正当性をチェックする作業です。

たとえば、ビットコイン(BTC)を送金する際は「マイニング」という承認作業が行われます。

マイニングでは、取引記録をブロックチェーンに正しく記録することで、送金が成立する仕組みです。

なお、承認作業にかかる時間は一定ではありません。一般的には、仮想通貨の種類や送金数量によって承認作業の時間は変動します。

以上のことを踏まえると、仮想通貨の送金時間は「取引の承認スピード」によって決まることがわかるでしょう。

代表的な仮想通貨(暗号資産)の送金時間

ここからは、代表的な仮想通貨の送金時間を紹介します。

今回紹介する仮想通貨は下記の3つです。

  • ビットコイン(BTC)
  • イーサリアム(ETH)
  • リップル(XRP)

順番に確認していきましょう。

ビットコイン(BTC)

先述した通り、ビットコインの送金はマイニングによって承認されます。

マイニングでは10分ごとのデータをブロックで承認するため、ビットコインの送金時間は約10分です。

ビットコインは取引量が多く、他の仮想通貨よりも送金に時間がかかります。

取引データが膨大になると手数料も高騰するため、送金に向いている仮想通貨とは言えません。

なお、ビットコインの取引量が増えたタイミングでは10分以上の送金時間がかかることもあるので注意しましょう。

イーサリアム(ETH)

ビットコインのマイニングが10分に1回なのに対し、イーサリアムのマイニングは15秒に1回です。

そのため、イーサリアムの送金時間は約15秒と言われています。

イーサリアムは送金時間の速さから、NFTの売買などにも用いられているのが特徴です。

ただし、ビットコインと同様にイーサリアムも取引量が多いため、15秒以上の送金時間がかかることも珍しくありません。

実際、イーサリアムは「送金の遅延」や「送金手数料の高騰」などのスケーラビリティ問題を抱えています。

直近では、大型アップデートの「The Merge(マージ)」によって改善の兆しも見えていますが、送金に特化した仮想通貨とは言えないでしょう。

リップル(XRP)

リップル社の発表によると、リップルの送金時間は3.3秒です。

他の仮想通貨に比べてスピーディーな送金を実現しており、国際送金にも利用されています。

リップルの送金スピードが速い理由は、承認システムにPoC(プルーフ・オブ・コンセンサス)を採用していることです。

PoCでは取引データをリップル社のサーバーで行い、なおかつ承認者を限定しています。

承認者の80%以上が承認すると送金が成立するため、送金時間を大幅に短縮できるのがメリットです。

仮想通貨(暗号資産)の送金スピードを速くする方法

仮想通貨の送金スピードを速くする方法は、下記の3つです。

  • 送金手数料を多めに支払う
  • 送金通貨を変更する
  • 送金の時間帯を変更する

順番に解説します。

送金手数料を多めに支払う

送金手数料を多めに支払うと、送金スピードが速くなる傾向があります。

なぜなら、送金を処理するマイナーは、手数料報酬が高い送金を優先するからです。

ユーザーが支払う送金手数料は、基本的にマイナーが受け取ります。

マイナーは報酬を多く受け取りたいので、手数料を多く支払ったユーザーの承認を優先させるのです。

なお、送金手数料を変更できるケースは限られますが、仮想通貨ウォレットのMetaMask(メタマスク)であれば上乗せができます。

送金通貨を変更する

送金時間を短縮したいときは、送金スピードが速い仮想通貨を選択しましょう。

おすすめの送金通貨はリップル(XRP)です。送金時間が3.3秒と速く、スピーディーに送金できます。

また、リップルはほとんどの取引所で取り扱われており、送金手数料が安いのも大きなメリットです。

ただし、送金する際は「宛先タグ」が必要になるので、忘れずに入力してくださいね。

送金の時間帯を変更する

送金時間を短くするためには、ネットワークの混雑時を避けることを推奨します。

なぜなら、送金が集中するとマイナーの承認が遅れ、結果的に送金時間が多くかかるからです。

スピーディーに送金するためには、他のユーザーが送金していない時間帯を選択しましょう。

なお、トランザクション(送金処理)の状況は、ブロックエクスプローラーで確認するのがおすすめです。

ブロックエクスプローラーではリアルタイムの処理状況を見れるため、混雑する時間帯を判断できます。

仮想通貨(暗号資産)の送金時間のまとめ

今回は、仮想通貨の送金時間が決まる仕組みや、送金スピードを速める方法を紹介しました。

仮想通貨の送金時間は「取引の承認スピード」で決まり、通貨の種類や取引量によっても変動します。

また、送金時間を短縮するためには下記の方法がおすすめです。

  • 送金手数料を多めに支払ってトランザクションを優先させる
  • 送金スピードが速い仮想通貨を送金する
  • 送金処理が少ない時間帯を見計らって送金する

送金をすばやく終わらせたい方は、上記の方法を実践してみてくださいね。

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