仮想通貨Arweave(AR)とは？特徴や今後の見通し・将来性を徹底解説

インターネット技術の進化により、パソコンやスマートフォンで使用するデータ容量は年々増え続けています。

本記事で紹介するArweave(アーウィーブ)は、低価格で半永久的にデータ保存をおこなうプラットフォームを提供しています。

サービス内で使用される通貨が、暗号資産(仮想通貨)Arweave(AR)です。

通貨の特徴や今後の見通し、将来性を徹底解説します。

ぜひ最後までご覧ください。

Arweave(AR)とは？

Arweave(アーウィーブ)は、2018年にサービスを開始しました。

通貨が発行されたのは、2020年の5月です。

通貨の基本情報は、以下の表で確認してください。

仮想通貨名称	Arweave
シンボル	AR
価格(2022年9月現在)	¥1,454
時価総額(2022年9月現在)	¥48,578,379,635
購入可能な主な取引所	Binance, Gate.io, Bybit, Kucoin
公式サイト	arweave

もともとArweave(アーウィーブ)は中央集権的な組織でしたが、2020年にコアコミュニティのメンバーで非中央集権的な組織が立ち上がりました。

創業者は最終目標を「世界中のすべての情報を永久的に保存できる場所にする」と述べています。

Arweave(AR)がよくわかる特徴

Arweave(AR)の特徴はこちらの3点です。

• 分散型のストレージサービス
• Arweave(AR)は報酬として支払われる
• セキュリティが高い

以上の特徴を、順番に解説します。

分散型のストレージサービス

Arweave(アーウィーブ)は、特定の企業や団体がデータを一元管理するのではなく、ブロックチェーンを利用して多くのユーザーでデータを管理します。

このような管理方法を分散型ストレージサービスと呼び、現在注目されているデータの保存方法です。

私たちが普段利用しているストレージサービスは、GoogleやAmazonなどのクラウドにデータを保管するクラウドストレージサービスです。

クラウドストレージサービスでは、特定の企業にデータを預けるのでデータの紛失や情報漏えいのリスクが存在します。

そこでArweave(アーウィーブ)は、Permaweb(パーマウェブ)という独自のクラウドストレージネットワークを構築しました。

データを分散管理でき、約200年という期間で情報の保管が可能です。

Permaweb(パーマウェブ)はメンテナンスのコストがかからず、データを預けるユーザーは低料金で利用できます。

Arweave(AR)は報酬として支払われる

Arweave(AR)は、Permaweb(パーマウェブ)の開発者や、使用していないストレージをArweave(アーウィーブ)に貸し出したユーザーに支払われる通貨です。

データを保管するユーザーは、Arweave(AR)を支払いストレージサービスを利用できます。

他の分散型ストレージサービスと大きく違う点は、料金を前払いで支払うことです。

Arweave(アーウィーブ)は、データの保管にかかるコストは将来的に下がっていくと予想しています。

データ1GB＝約7.3ドルの料金で、最低でも200年間は保存できるという計算です。

サブスクリプション型のサービスと違い、前払いで料金の支払いが終了することは、ユーザーにとっても大きなメリットです。

セキュリティが高い

システムのセキュリティが高いことも大きな特徴です。

Block weave(ブロックウィーブ)という改ざんが不可能で、半永久的にデータを保管できる技術を採用しています。

保管するデータを改ざんされないことで

• 学術論文
• 研究データ
• 報道資料

などの重要なデータの保管に最適です。

保存期間も最低200年なので、安心してデータを預けることができます。

Arweave(AR)の今後の見通しと将来性

Arweave(アーウィーブ)を利用するユーザーは、今後も増えていく見通しです。

企業や個人が保存するデータの量は、年々増え続けています。

例えば、研究機関ではスーパーコンピューターの使用が増え、AIの画像処理にも大量の画像データが必要です。

建設現場や警察でも、半永久的なデータ保管が求められています。

現在のクラウドストレージサービスは

• Google
• Amazon
• Microsoft

といった大企業が独占している状況です。

1つの企業で管理する場合は、データの流出やシステムトラブルで利用できなくなるリスクが考えられます。

データを分散的に管理し、低価格で半永久的に保存できるArweave(アーウィーブ)に注目が集まれば、通貨として利用するArweave(AR)の価格が上がることが予想されるでしょう。

いっぽう、同じような分散型ストレージサービスはいくつも誕生しています。

仮想通貨のFilecoin(FIL)やStorj(STORJ)も、同じように分散型ストレージサービスを展開しています。

ストレージサービスの需要は年々高くなり、今後も新しいサービスが誕生していきます。

利用価格やセキュリティ技術での競争になるので、通貨を購入する際は、最新の情報を確認してください。

Arweave(AR)のまとめ

Arweave(AR)の特徴や今後の見通し、将来性を解説しました。

低価格で半永久的にデータ保存をおこなうプラットフォームを提供し、サービス内で利用される通貨がArweave(AR)です。

Arweave(AR)は国内の取引所での取り扱いがありません。

購入する際は海外の取引所を利用してください。