DLT(分散型台帳技術)とは?特徴とブロックチェーンの違いを解説
DLT(分散型台帳技術)は、ブロックチェーン、ビットコイン、仮想通貨の基礎的な概念・技術になっています。
DLT(分散型台帳技術)はブロックチェーン同様に、高い透明性やダウンタイムへの耐性を持っているものの、完全に同じものという訳ではありません。
この記事では、DLT(分散型台帳技術)の概要から特徴、ブロックチェーンとの違いについて解説しています。
- 想定年利10%以上の仮想通貨運用
- 各種手数料が無料
- 500円から仮想通貨を買える
- SBIグループの運営で安心感◎
DLT(分散型台帳技術)とは?
これから、DLT(分散型台帳技術)の基本的なポイントについて、概要や一般的なデータベースと比較しながら、解説していきます。
DLT(分散型台帳技術)が持つ基礎的な情報を掴んでいきましょう。
DLT(分散型台帳技術)の概要
DLT(分散型台帳技術)とは、分散性の高い状態でデータを管理する技術・仕組みのことを指します。
DLT(分散型台帳技術)では、多数のコンピュータ(一般的にノードと言う)が、P2Pなどを活用してネットーワークを形成し、同じデータを共有しながら分散性の高い状態で管理します。
細かなデータの管理方法やコンセンサスを取る方法などは、各DLT(分散型台帳技術)によって異なるものの、上記の分散性の高いデータ管理というのは、DLT(分散型台帳技術)に共通している特徴です。
DLTと中央集権的なデータベースの違い
一方で、通常はDLT(分散型台帳技術)のように、分散性の高い状態でデータを管理しません。
特定のサーバーやコンピュータのみでデータを保存・管理し、多くのケースでは単一的な主体(企業や個人など)が、そのサーバーやコンピュータ自体も管理します。
このことから、DLT(分散型台帳技術)と比較すると中央集権的な構造となっていることが一般的です。
ただし、一般的なサービスやネットーワークにおいて、このような手法は問題となりません。(実際、多くのデータは上記のような形で保管されています)
しかし、仮想通貨のような透明性・分散性が重視されるようなシステムにおいては、上記の特性は大きなデメリットになります。
DLT(分散型台帳技術)の特徴
これから、DLT(分散型台帳技術)の特徴について「ダウンタイム」、「不正」、「透明性」という3つの観点から解説していきます。
DLT(分散型台帳技術)の特別なポイントをチェックしていきましょう。
ダウンタイムへの耐性
DLT(分散型台帳技術)は、複数の主体(コンピュータ・ノード)がデータの管理に関わっていることから、ダウンタイムへの耐性が非常に高いです。
というのも、中央集権的なデータの管理方法では、データを管理する主体が何らかのトラブルで止まってしまうと、データにアクセスすることはできません。
一方で、DLT(分散型台帳技術)であれば、複数の主体でデータを管理するため、DLT(分散型台帳技術)を構成するノードが1つや2つダウンしたところで、ネットワーク全体には影響を与えません。
このようなダウンタイムへの耐性は、DLT(分散型台帳技術)の特徴の1つです。
不正の検知
DLT(分散型台帳技術)では、物によって異なるものの、不正を検知する仕組みや耐性を持っていることが多いです。
その代表格がビットコインです。
ビットコインでは、不正を行うコストを非常に高く設定することによって、DLT(分散型台帳技術)で不正を行う経済的な合理性を無くすことに成功しています。
同じような仕組みを、何らかの方法でDLT(分散型台帳技術)は採用していることが一般的です。
透明性の高さ
DLT(分散型台帳技術)では、複数の主体でデータを管理します。
そして、一般的にオープンなネットワークであり、データも公開されていることが多いです。
そのため、透明性が非常に高く、どんなデータがいつ記録されたのかといった点をかんたんにチェックすることができます。
仮想通貨のような公共性の高いネットワークでは、透明性の高さは非常に重要になります。
DLT(分散型台帳技術)とブロックチェーンの違い
次に、DLT(分散型台帳技術)とブロックチェーンの違いを解説していきます。
一般的に、ブロックチェーンはDLT(分散型台帳技術)の一種であると見なされることが多いです。
そのため、DLT(分散型台帳技術)とブロックチェーンが似たようなものであることは確かです。
しかし、あくまで一種であるというだけで、DLT(分散型台帳技術) = ブロックチェーンという訳でありません。
ブロックチェーンやビットコインの開発において、DLT(分散型台帳技術)の知見が活かされたのは確かですが、各プロジェクトやプラットフォームごとにブロックチェーンなのか?DLT(分散型台帳技術)なのか?といった点は異なってきます。
DLT(分散型台帳技術)についてまとめ
この記事では、DLT(分散型台帳技術)について解説しました。
ビットコインは暗号やP2P、DLT(分散型台帳技術)など複数のシステムや技術を活用しています。
ビットコインや各アルトコインの基礎的な技術になっているので、今後もDLT(分散型台帳技術)の動向には注視が必要でしょう。
- 想定年利10%以上の仮想通貨運用
- 各種手数料が無料
- 500円から仮想通貨を買える
- SBIグループの運営で安心感◎