Electrum(エレクトラム)とは?ウォレットの特徴や使用方法を徹底解説
仮想通貨の保管や送金をするときには、専用のウォレットがあると便利です。
多くのウォレットがリリースされていますが、Bitcoin(BTC)の管理をする場合は、Electrum(エレクトラム)がおすすめです。
本記事では、Electrumの特徴やインストール方法、Bitcoin(BTC)の入金や送金方法を解説します。
Bitcoin(BTC)を管理するウォレットを作りたい方は、ぜひ最後まで記事を読んで下さい。
Electrum(エレクトラム)とは?
Electrumは、Bitcoin(BTC)の入金や送金、保管ができるウォレットです。
管理できる仮想通貨はBitcoin(BTC)だけで、他の通貨には対応していません。
Electrumは無料で利用でき
- Windows
- macOS
- Linux
- Python
- Android
以上のOSに対応しています。
通貨の送金時に複数の署名が必要なマルチシグや、セキュリティを強化する2段階認証などの機能があるウォレットです。
Electrum(エレクトラム)がよくわかる3つの特徴
Electrumの特徴を、3つにまとめました。
- データ容量が軽いSPVを採用
- セキュリティ性能が高い
- 送金手数料を自分で設定できる
詳しく解説します。
データ容量が軽いSPVを採用
Electrumは、ウォレットの管理に必要なデータだけをダウンロードする、SPV(Simple Payment Verification)を採用しています。
SPVを利用すると、Bitcoin(BTC)の送金時に必要最低限の情報だけをダウンロードするので、データの容量が軽くなります。
使用するデータ容量が軽いので、インストールするパソコンへの負担も少なく、送金時間の短縮も可能です。
セキュリティ性能が高い
Electrumは、セキュリティ性能が高いウォレットです。
安全性を高めるために、ログイン時の2段階認証の設定や、マルチシグに対応したウォレットを作成できます。
2段階認証は、ログインパスワードとは別に、1度しか使えないパスワードを入力する方法です。
パスワードを入力する手間が多くなりますが、ハッキング対策に有効な方法です。
マルチシグとは、Bitcoin(BTC)の送金時に、複数のウォレットで確認して署名をおこないます。
例えば、パソコンとスマートフォンの2台を使用する場合は、それぞれの端末でBitcoin(BTC)の送金時に署名が必要です。
署名に必要な端末を増やすことで、ハッキングのリスクが下がり、資産を安全に管理できます。
送金手数料を自分で設定できる
Electrumは、Bitcoin(BTC)の送金時に、手数料の金額を自分で設定できます。
通貨の送金時に追加で手数料を支払うことで、通常よりも早いスピードで送金が完了します。
仕事などで急いで送金をしたいときや、送金処理が終わらないときなどに利用すると便利です。
Electrum(エレクトラム)の使い方
Electrumのインストール方法と、Bitcoin(BTC)の入金、他のウォレットや取引所への送金方法を解説します。
Electrum(エレクトラム)のインストール方法
Electrumのインストール方法を解説します。
最初に、公式サイトのダウンロードページにアクセスしてください。
この記事では、Windows「Standalone Executable」を使用して解説します。
OSの部分をクリックすると、パソコンにElectrumがダウンロードされるので、ファイルを開きます。
サーバーへの接続方法を選べるので、自動接続を選択してください。
初めてウォレットを作成する場合は、名前を決めた後に「次へ」を選択します。
ウォレットの種類を
- スタンダードウォレット
- 2段階認証ウォレット
- マルチシグウォレット
の中から選択してください。
今回はスタンダードウォレットを作成します。
シードフレーズ(パスワード)の入力を求められますが、初めての場合は「新しいシードを作る」を選択してください。
12個のシードフレーズが出てくるので、忘れないように紙にメモをします。
シードフレーズは、パソコンの買い換えや故障した時に、ウォレットの復元に使用する大切な単語です。
他の人に見せないように、厳重に管理をしてください。
「次へ」をクリックすると、シードフレーズの入力を求められます。
順番通りに入力して「次へ」をクリックしてください。
さいごに、Electrumにログインするときのパスワードを設定します。
確認のためにパスワードを再度入力をすると、Electrumのインストールが完了です。
Bitcoin(BTC)を入金する方法
Electrumの初期設定では、通貨の単位がmBTC(1000分の1BTC)に設定されています。
初期設定で使いづらいときは、メニュー画面の「ツール」→「設定」→「外観」から、Bitcoin(BTC)の単位を変更してください。
ElectrumにBitcoin(BTC)を入金するときは「請求」をクリックします。
「リクエスト作成」をクリックすると、入金先のアドレスが表示できます。
表示されたBitcoinアドレスをコピーして、送金するウォレットや取引所に入力してください。
「期限切れ時間」をクリックすると、入金アドレスの有効期限を変更できます。
必要に応じて選択してください。
Bitcoin(BTC)を送金する方法
保有するBitcoin(BTC)を送金する場合は「送信」をクリックします。
送金先のアドレスと、金額を入力して「支払い」を選択してください。
備考欄には、送金相手の情報をメモできます。
送金先のアドレスには共有されないメモなので、自由に使用してください。
以上が、Electrumのインストール方法と、Bitcoin(BTC)の入金、送金方法です。
Electrum(エレクトラム)のまとめ
Electrumの特徴やインストール方法、Bitcoin(BTC)の入金や送金方法を解説しました。
ウォレットは無料で利用でき、日本語にも対応しているのでとても使いやすいです。
Bitcoin(BTC)を自分で管理したい方は、Electrumを利用してみてください。
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