仮想通貨EOS(イオス)とは?特徴や今後の見通し・将来性を徹底解説
EOS(イオス)は、2017年にBlock.One社が開発した仮想通貨です。
イーサ(ETH)と同じく、ブロックチェーン上で自動で契約を結ぶ、スマートコントラクトを備えている通貨です。
dAppsと呼ばれる分散型アプリケーションを提供でき、イーサ(ETH)を超える可能性があると期待されています。
本記事では、EOS(イオス)の特徴や価格の動き、購入方法などを解説します。
購入を検討している方は、ぜひ記事を読んでEOS(イオス)の特徴を理解してください。
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EOS(イオス)とは?
EOS(イオス)は、2017年から2018年に行われたICO(新規通貨のプレセール)で、史上最高額となる約40億ドル(約4400億円)の資金調達に成功し、市場関係者の注目を集めました。
EOS(イオス)の詳細は、以下の表をご確認ください。
通貨名 | イオス |
シンボル | EOS |
価格(2022年8月現在) | $1,30 |
リリース | 2017年 |
創設者 | Daniel Larimer氏 Brendan Blumer氏 |
公式サイト | EOS公式サイト |
EOS(イオス)の特徴
EOS(イオス)の特徴を、以下の3点にまとめました。
- トランザクション処理のスピードが早い
- コンセンサスアルゴリズムにDPoSを使用している
- 通貨取引時の手数料が無料
それぞれ解説します。
トランザクション処理のスピードが早い
1つ目の特徴は、トランザクションを処理するスピードが早いことです。
仮想通貨のデータの取引のことをトランザクションと呼びますが、EOS(イオス)は他の通貨に比べて処理スピードがとても早いです。
通貨ごとに比較したので、以下の表をご確認ください。
EOS(イオス) | 1秒間に約100万件 |
ビットコイン(BTC) | 1秒間に約5~6件 |
イーサ(ETH) | 1秒間に約15件 |
リップル(XRP) | 1秒間に約1,500件 |
国際送金サービスに使用されるリップル(XRP)と比べても、EOS(イオス)の処理速度の速さがよく分かるでしょう。
取引所やウォレットに通貨を送金するときには、同じ時間帯に送金するユーザーの数に比例して、送金までの時間が長くなることがあります。
ビットコイン(BTC)やイーサ(ETH)は、送金完了までに時間がかかる「スケーラビリティ問題」が深刻化しています。
EOS(イオス)は、トランザクションの処理速度が早く、現在抱える問題を解決できると期待されている通貨です。
コンセンサスアルゴリズムにDPoSを使用している
2つ目の特徴は、コンセンサスアルゴリズムにDPoS(デリゲート・プルーフ・オブ・ステーク)を使用していることです。
DPoSのベースとなっているPoS(プルーフ・オブ・ステーク)は、通貨を多く保有しているユーザーがマイニング作業を行う特徴があります。
しかし、マイニングをPoSで行うと、通貨を多く所有しているユーザーに決定権が集まり、一部に富が集中するというデメリットもあります。
いっぽうDPoSは、通貨を多く保有しているユーザーに投票券が与えられる仕組みです。
マイニング作業を投票で決めることで、より民主的な方法でマイナーを決定します。
通貨取引時の手数料が無料
3つ目の特徴は、EOS(イオス)を取引する際の手数料が一切かからないことです。
通常ビットコイン(BTC)など通貨を取引する際には、取引時に不正が行われていないかを確認するマイニングを行います。
マイニングをする人をマイナーと呼び、通貨を取引する際に支払われた手数料を報酬としてマイナーに支払うことが一般的です。
しかし、EOS(イオス)はマイナーに支払う報酬を、取引をするユーザーではなく運営側が支払っています。
取引時に手数料がかからないことで通貨の流動性が上がります。
手数料というコストを削減できるので、ビジネスでEOS(イオス)を利用する企業にとっても大きなメリットです。
EOS(イオス)のチャート・価格動向
EOS(イオス)は2022年の4月にかけて、価格が大きく上昇していますが、その後は価格が下落しました。
5月以降に仮想通貨市場全体の価格が下落したことで、EOS(イオス)の価格も影響を受けたと考えられています。
過去を振り返ると、2018年の前半に価格を大きく上昇させました。
このときはICOを行い資金調達に成功したことで市場の注目が集まり、通貨の価格も上昇しています。
EOS(イオス)の今後の見通し・予想
EOS(イオス)は、以下のポイントによって価格の変動が予想されます。
- 国内の取引所への上場
- 分散型アプリケーション(dApps)の開発状況
国内の取引所への上場
現在EOS(イオス)は、国内の取引所での取り扱いがありません。
もしも国内の取引所への上場が決まれば、EOS(イオス)を取り扱うユーザーが増加すると予想されます。
これまでもテゾス(Tezos/XTZ)やエンジンコイン(ENJ)が上場後に価格が上がったことから、EOS(イオス)が上場したときにも価格が上昇する可能性は高いです。
分散型アプリケーション(dApps)の開発状況
EOS(イオス)上で開発される分散型アプリケーションは、消費電力が少ないことと、処理速度が早いという特徴があります。
現在分散型アプリケーションは、主にイーサリアム上で開発がされています。
しかし、EOS(イオス)のメリットを生かして開発が進むと、ユーザーが増えて価格が上がる可能性があります。
EOS(イオス)の買い方
国内の取引所では、EOS(イオス)の取り扱いがありません。
海外の取引所で購入する方法を紹介します。
- 国内の取引所に口座を開設
- 海外の取引所に口座を開設
- 国内の取引所で仮想通貨を購入
- 国内の取引所から海外の取引所に通貨を送金
- 海外の取引所でEOS(イオス)を購入
国内取引所に口座を開設する場合は、セキュリティが高く初心者でも使いやすいFTX Japanがおすすめです。
海外の取引所では、日本語に対応しているBinanceをおすすめします。
EOS(イオス)を取り扱っている国内外取引所は?
EOS(イオス)を扱っている海外の取引所を紹介します。
- Binance
- Bybit
- Gate.io
- Huobi Global
- Bithumb
- Kraken
EOS(イオス)を購入する場合は、上記の取引時に口座を開設してください。
EOS(イオス)はやばい?将来性について
過去にハッキング被害やDeFi(分散型金融)での詐欺被害も報告されており、セキュリティ面で不安を抱えるユーザーも多いと思います。
また、EOS(イオス)は通貨として使用することができず、投資目的の売買が主な取引です。
しかしユーザーはEOS(イオス)の技術の高さを評価し、今後も開発が進むと考えています。
取引の際の手数料が無料でトランザクション処理が速いことが評価され、将来的にEOS(イオス)の需要が上がる可能性はあります。
EOS(イオス)のよくあるQ&A
EOS(イオス)によせられる質問を3点紹介します。
Block.one(ブロックワン)について教えてください
Block.oneは、2017年にDaniel Larimer氏とBrendan Blumer氏によって設立された会社です。
同社はブロックチェーン技術に特化しており、プログラマーがブロックチェーン技術を使いやすくすることを目指しています。
また、2021年には暗号資産取引所「Bullish」を設立しており、ビットコイン(BTC)、イーサ(ETH)、EOS(イオス)などの通貨を取り扱っています。
EOS(イオス)の情報はどこで知ることができますか?
EOS(イオス)の最新情報は、以下のサイトから入手できます。
EOS(イオス)の購入を考えている方は、こちらのサイトから最新情報を集めてください。
EOS(イオス)が国内の取引所に上場する予定はありますか?
2022年8月現在、国内の取引所への上場の予定はありません。
EOS(イオス)を購入するときには、国内の取引所から海外の取引所へ送金し、購入する流れとなります。
EOS(イオス)のまとめ
本記事では、EOS(イオス)の特徴や将来性、購入方法などを解説しました。
通貨としての技術がとても高く、ビットコイン(BTC)やイーサ(ETH)が抱える、送金コストや取引処理速度のスケーラビリティ問題を解決できると期待されています。
EOS(イオス)は国内の取引所での取り扱いがありませんが、新規上場を果たせば価格が上がる可能性のある通貨です。
本記事が、EOS(イオス)の購入を検討している方の参考になればうれしいです。
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