仮想通貨フィスココイン(FSCC)とは?特徴・購入方法・将来性について徹底解説!
フィスココイン(FSCC)は、フィスコ株式会社が発行した日本産のコインです。
日本産のコインには「モナコイン」や「ジャスミーコイン」がありますが、「フィスココイン」は日本上場企業発行という点で珍しいコインです。
今回は「フィスココイン」について解説します。
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仮想通貨フィスココイン(FSCC)とは?
フィスココイン(FSCC)とは、新しい経済の場「フィスコ経済圏」と呼ばれる場所での使用を目的とした暗号資産(仮想通貨)です。
金融情報サービスを提供する、株式会社フィスコが2016年に発行。
その後暗号資産取引所のZaifに上場し、Zaifの主要通貨となりました。
日本産、上場企業発行、暗号資産交換業者に取り扱いがある、といった点がユニークな存在と言えるコインです。
2020年には海外取引所にも上場しています。
名称 | FISCO COIN(フィスココイン) |
通貨シンボル | FSCC |
ブロックチェーン | イーサリアム |
最大供給量 | 5,000万枚(全て発行済み) |
主要な取引所 | ・Zaif・ProBit・Hotbitなど |
公式メディア | ・公式HP・Twitter・ホワイトペーパー |
現在価格(2022年11月) | 1FSCC = 233.66円 |
仮想通貨フィスココイン(FSCC)の特徴3選
FSCCの特徴は以下の通りです。
- 「カウンターパーティ」から「ERC20」に変更
- FSCC経済圏
- FSCCが使える分散型アプリケーションのプラットフォーム「FDAP」
各項目について解説します。
「カウンターパーティ」から「ERC20」に変更
2016年に発行したFSCCはカウンターパーティ(ビットコインがベースの機能拡張版)のトークンでした。
決済スピードや開発状況などを踏まえた結果、2020年6月にイーサリアムのERC20規格に変更。
カウンターパーティはビットコインがベースなので、ブロックチェーンの仕組み上セキュリティが堅牢ですが、イーサリアムにはユーザーにとって使いやすいというメリットがあります。
FSCC経済圏
日本は分散型金融分野において海外に出遅れていることから、株式会社フィスコがFSCC経済圏を立ち上げました。
効率的で透明性のある取引が行える場を作ることを目指しています。
現在では、大きく分けた以下の2つで利用できます。
- FDAP(分散型アプリケーションのプラットフォーム)
- FSCC決済導入企業
FSCCでの決済が利用できる企業には
- 投資関連の情報を販売「Club FISCO」
- ソフトウェアなどを取り扱う「e-frontier」
- 旅行代理店「e-旅net」
などがあります。
以上のように株式会社フィスコが主導している経済圏となっています。
現在は中央集権的な経済圏ですが、今後分散型な経済圏へと移行する計画もあり、その場合FSCCはガバナンストークンとして利用できるようです。
FSCCが使える分散型アプリケーションのプラットフォーム「FDAP」
FDAPとは、FISCO Decentralized Application Platformの略で、Dapps(ブロックチェーンを使用したアプリ)が集まっており、株式会社フィスコの子会社が運営しています。
以下のアプリケーションが集まったプラットフォームです。
- FISCOレンディング
- FISCO配信プラットフォーム
- Zaif NFT Marketplace
以上の3つについて紹介します。
FISCOレンディング
保有するFSCCをFISCOレンディングのスマートコントラクトに貸すことで貸借料を受け取れるサービス。
FISCOレンディングでは168日ごとに貸借料を受け取れ、自動更新が可能です。
2022年11月時点の年換算貸借料率(予定)は16.40%となっています。
FISCO配信プラットフォーム
FISCO配信プラットフォームは株主総会にインターネットから参加する事ができるサービスです。
例えば、以下のようなことができます。
- 企業はバーチャル株主総会を開き、株主にFSCCを還元(配布)可能
- 株主は視聴、参加、質問が可能
以上のように企業と株主両方が使えて、FSCCを配布できるサービスです。
Zaif NFT Marketplace
Zaif NFT MarketplaceはアートなどをNFT化し、ユーザー同士で売買できるサービスです。
最初はFISCO NFT Marketplaceというサービス名でしたが、FDAPと暗号資産取引所のZaifを運営するカイカエクスチェンジとの間で命名権の契約が締結されZaif NFT Marketplaceとなりました。
特徴は
- ETH・FSCC・クレジットカードでの日本円の決済に対応
- ガチャ機能
- 投げ銭機能
- FCSSレンディングサービス利用者にオークション手数料優遇、無料ガチャ
などがあります。
フィスココイン(FSCC)の購入方法
FSCCの購入方法は以下の通りです。
- Zaifの口座開設
- Zaifの口座に日本円を入金
- FSCCを購入
以上の方法を解説します。
1.Zaifの口座開設
FSCCは暗号資産取引所のZaifで購入できます。
こちらを参考に口座開設しましょう。
2.Zaifの口座に日本円を入金
続いて、日本円を入金します。
ログイン後、日本円のマークから、日本円入金ページへ移動します。
入金方法は、24時間対応リアルタイム反映の住信SBIネット銀行がおすすめです。
指示に従って、入力した後、「入金開始」を選択すると入金出来ます。
3.FSCCを購入
今回は、簡単に取引できる「かんたん売買」から購入します。
取引に慣れている方は、手数料を抑えられるため取引所の利用がおすすめです。
- 「サービス」から「かんたん売買」へ移動。
- 上部の銘柄一覧から「FSCC」を選択
- 日本円の数量を設定し、「購入内容の確認に進む」から購入。
以上でFSCCが購入できます。
フィスココイン(FSCC)のレンディング方法
FSCCを購入したら、レンディングも可能です。
必要な物は
- GoogleChrome(パソコンブラウザ)
- メタマスク(暗号資産を入れるウォレットアプリ)
の2つです。
メタマスクの導入方法などこちらを参考にしてみてください。
手順は以下の通りです。
- フィスココインをメタマスクへ送金
- こちらからFSCCレンディングのサイトへ移動し「スタート」を選択
- 入力フォームへ必要事項を入力しレンディングの契約
- メタマスクと連携
以上でレンディングが可能です。
フィスココイン(FSCC)の今後・将来性について
FSCCは2016年発行の比較的歴史のあるコインです。
レンディングサービス、NFTプラットフォームもリリースされました。
今後のFSCCの価値を左右する要素には
- 法規制
- FSCC経済圏の拡大
- 大手取引所への上場
- 海外での認知度上昇
などがあります。
上記の課題が解決され、FSCCを利用する場面が増えると、FSCCはさらに価値が高まるでしょう。
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