仮想通貨Internet Computer(ICP)とは？特徴や今後の見通し・将来性を徹底解説

暗号資産(仮想通貨)

最終更新日：2023/06/01

Mediverse編集部

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仮想通貨Internet Computer(ICP)をご存知でしょうか。

2021年5月に海外取引所へ新規上昇し、時価総額ランキングで当時のトップ10に入るほどの注目をされた通貨です。

本記事では、通貨の特徴や今後の見通し、将来性を徹底解説します。Internet Computer(ICP)の購入を検討している方は、ぜひ最後まで記事を読んで特徴を理解してください。

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Internet Computer(ICP)とは？

Internet Computerは、DFINITY財団が開発している仮想通貨です。

詳細を以下の表にまとめました。

通貨名	インターネットコンピュータ
シンボル	ICP
価格(2022年8月現在)	$7,40
リリース	2021年
創設者	Dominic Williams氏
公式サイト	https://internetcomputer.org/

Internet Computer(ICP)の特徴

Internet Computer(ICP)の特徴を4点紹介します。

ブロックチェーンを使用したクラウドサービスを提供している

Internet Computer(ICP)は、アマゾンウェブサービス(AWS)や、Google Cloudのようなクラウドサービスをブロックチェーン上に構築するプロジェクトです。

AmazonやGoogleのような大企業だけにクラウドサービスを任せるのではなく、ユーザーの大切なデータを分散型で管理をすることを目標にしています。

仮想通貨Internet Computer(ICP)は、取引を行う時の手数料や、ネットワーク参加者に対する報酬として使用される通貨です。

スマートコントラクトが高速で実行されている

Internet Computer(ICP)の大きな特徴として、高速でスマートコントラクトを実行していることがあげられます。

スマートコントラクトとは、あらかじめ設定されたルールに従って、契約を実行するシステムです。

管理者不在で金融サービスをおこなうDeFiや、作品が二次流通した時のロイヤリティを自動で計算するNFTにスマートコントラクトが使用されています。

スマートコントラクトを使用している通貨では、イーサ(ETH)が有名です。

Internet Computer(ICP)は、イーサ(ETH)に比べて高速でスマートコントラクトを実行できます。

処理速度の遅さや高額な手数料がかかってしまう、スケーラビリティ問題を解決できると期待されています。

独自のプログラミング言語「Motoko」を使用している

Internet Computer(ICP)はプログラミング言語「Motoko」を使用しています。

DFINITY財団が開発している新しいプログラミング言語であり、ブロックチェーン上でのシステム構築がしやすい言語です。

DFINITY財団のロードマップでは、5年以内にMotokoを学校教育に取り入れるという構想をしています。

ソフトウェア開発キット(SDK)と合わせて使用することで、エンジニアが簡単に使用できるように設計されており、将来的に注目されている言語です。

Internet Computer(ICP)とビットコインネットワークを統合する

「ブリッジ」という仮想通貨を他のブロックチェーンで利用するために両替する機能があります。

ブリッジ機能は過去にハッカーに狙われたことがあり、例えば2022年3月にAxie InfinityのRonin networkで、約173,600ETHと約2550万USDCが流出。

当時で合計約700億円を超える被害となりました。

従来のブリッジでは以上のような事件もあり、ICPはビットコインをブリッジして変換するのではなく、直接やり取りできる仕組みを考えています。

直接やり取りするので、検閲される可能性はありません。

ビットコインネットワークが統合されればInternet Computer(ICP)上のDeFiやWeb3サービスにビットコイン保有者が参加できるようになるメリットがあります。

2022年8月にベータ版がリリース(テスト)され、本リリースは2022年内を予定しているようです。

Internet Computer(ICP)のチャート・価格動向

Internet Computer(ICP)は、2021年5月の上場時に価格を大きく上昇させました。

しかし翌月には下落し、現在まで最高値を更新できずにいます。

価格を下げた理由は、通貨が上場する前から保有していた投資家が上場後一気に通貨を売却したことが原因です。

2022年に入ってからも価格は上昇していませんが、今後20年のロードマップも公開しているので、長期的に価値が高まる可能性があります。

Internet Computer(ICP)の今後の見通し・予想

Internet Computer(ICP)は、以下のポイントによって価格の変動が予想されます。

DFINITY財団が示すロードマップの実施状況
クラウドサービスの市場の拡大
メタバースアプリの実装

DFINITY財団は、20年先までのロードマップを公開しています。

短期的な計画を発表するプロジェクトが多いなか、Internet Computer(ICP)は長期的なビジョンを公開している珍しいプロジェクトです。

特に、今後成長していくクラウドサービスの拡大と、メタバースへの進出もあり、利用するユーザーが増えれば通貨の価格も上昇していくでしょう。

Internet Computer(ICP)の今後の価格予想

将来が大きく期待されているInternet Computer(ICP)ですが、今後どのくらいまでの価格上昇が予想されているのでしょうか。

仮想通貨の価格予想サイトとして有名な、以下の3つのサイトの価格予想をご紹介します。

Price Prediction
Digital Coin Price
Coin Price Forecast

Price Predictionの価格予想

2023年5月29日現在、Price Predictionでは、ICPの将来価格を以下のように予想しています。

	最低価格	最高価格
2023年	6.11ドル	7.09ドル
2024年	8.58ドル	10.47ドル
2025年	12.20ドル	14.92ドル
2026年	17.56ドル	21.61ドル
2027年	26.76ドル	30.67ドル

上記のように、Price PredictionはICPの価格が順調に上昇すると予想しています。

2023年5月29日現在、ICPの価格が約4.94ドルなので、上記の予想どおりに行けば数年後には大きなリターンが期待できます。

Digital Coin Priceの価格予想

2023年5月29日現在、Digital Coin PriceによるICPの将来の価格予想は以下のとおりです。

	最低価格	最高価格
2023年	4.43ドル	10.83ドル
2024年	10.57ドル	12.61ドル
2025年	14.51ドル	17.67ドル
2026年	18.98ドル	22.17ドル
2027年	18.98ドル	22.17ドル

先ほどのPrice Predictionと比べると少し控えめですが、かなり堅実な価格予想といえます。

Coin Price Forecastの価格予想

Coin Price Forecastの2023年5月29日現在の予想によると、ICPは以下のような値動きになると発表しています。

	1年の中頃価格	年末価格
2023年	5.12ドル	4.45ドル
2024年	5.79ドル	6.26ドル
2025年	6.77ドル	7.36ドル
2026年	8.31ドル	8.76ドル
2027年	9.64ドル	8.86ドル