IOST(アイオーエスティー)とは?特徴や今後の見通し・将来性を徹底解説
数ある仮想通貨の中でも、日本国内で人気がある銘柄の一つとしてIOST(アイオーエスティー)を挙げることができます。
この記事では、IOST(アイオーエスティー)の概要や特徴、今後の将来性・見通しなどをご紹介していくので、興味のある方はぜひ最後までチェックしてみてください。
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仮想通貨IOST(アイオーエスティー)とは?
仮想通貨名称 | IOST(アイオーエスティー) |
シンボル | IOST |
現在の価格(2022年9月現在) | 1.68円 |
時価総額(2022年9月現在) | 31,203,033,956円 |
時価総額ランキング(2022年9月現在) | 124位 |
購入できる仮想通貨取引所 | Coincheck、Binance、KuCoin、Gate.ioなど |
公式サイト | IOST公式サイト |
IOST(アイオーエスティー)とは、2018年1月に設立された独自のコンセンサスアルゴリズムを採用するパブリックブロックチェーンです。
プロジェクトの正式名称は「Internet of service token」であり、IOSTはその頭文字をとった略称となっています。
元々は将来性が高い草コインとして注目を集めていましたが、2020年9月から国内取引所として有名なCoincheck(コインチェック)にて取り扱いが開始されました。
なお、草コインのメリットや注意点については「草コインとは?メリット・デメリットやおすすめの銘柄、買い方を徹底解説」をご参考ください。
仮想通貨IOST(アイオーエスティー)がよくわかる5つの特徴
次に、IOST(アイオーエスティー)の特徴を以下の5つに厳選してご紹介していきます。
IOST(アイオーエスティー)への投資を検討している方は、ぜひ参考にしてみてください。
- DApps(分散型アプリケーション)を開発できるプラットフォーム
- コンセンサスアルゴリズムにはPoB(Proof of Believability)を採用している
- 高速化・低コスト化を実現しているブロックチェーンプロジェクト
- スマートコントラクトをJavaScriptで記述することができる
- イーサリアムブロックチェーンとの互換性を持たせようとしている
DApps(分散型アプリケーション)を開発できるプラットフォーム
IOST(アイオーエスティー)とは、DAppsと呼ばれる分散型アプリケーションを開発できるプラットフォームです。
近年、DeFiやNFTの需要が大きく普及し、主にイーサリアムブロックチェーンにて様々な分散型アプリケーションの開発が行われています。
IOST(アイオーエスティー)は、イーサリアムが抱えるスケーラビリティ問題を解決し、より高速・低コストで分散型アプリケーションを開発できるプラットフォームになることを目指しています。
コンセンサスアルゴリズムにはPoB(Proof of Believability)を採用している
IOST(アイオーエスティー)は、PoB(Proof of Believability)という独自のコンセンサスアルゴリズムを採用しています。
PoB(Proof of Believability)は、ネットワーク上にステーキングされているIOSTの数量や貢献度によってバリデータが選出される仕組みとなっており、PoWなどと比較すると取引の処理速度を大幅に高めることが可能となっています。
高速化・低コスト化を実現しているブロックチェーンプロジェクト
上記のように、IOST(アイオーエスティー)ではPoB(Proof of Believability)を採用することで、高速化・低コスト化を実現しています。
実際、IOST(アイオーエスティー)は1秒間に約8,000件もの取引を処理することが可能となっており、イーサリアムなどと比較すると非常に優れた処理能力を持っていることがよくわかるのではないでしょうか?
スマートコントラクトをJavaScriptで記述することができる
IOST(アイオーエスティー)の特徴として、スマートコントラクトをJavaScriptで記述できることも挙げられます。
既存のプログラミング言語を使用できることは、エンジニアにとって開発が行いやすい環境と言えるでしょう。
イーサリアムブロックチェーンとの互換性を持たせようとしている
2022年3月、IOST(アイオーエスティー)は「Entroverse」を実装し、イーサリアムブロックチェーンとの互換性を持たせることに成功しています。
将来的には、イーサリアムで開発が行われている様々なDappsをIOST(アイオーエスティー)上で利用できるようになるかもしれません。
仮想通貨IOST(アイオーエスティー)のエアドロップを解説
IOST(アイオーエスティー)は、定期的にエアドロップを行い、価格を上昇させてきた通貨です。
エアドロップとは、多数のウォレットアドレスに通貨を無料で配布し、認知度をあげるためのマーケティング戦略としてよく使用されます。
過去に実施されたエアドロップについて、詳しく解説します。
2018年に開催されたエアドロップ
IOST(アイオーエスティー)は2018年の7月に、初めてエアドロップを行いました。
ユーザー1人に対して、100IOSTを配布しています。
当時の価格は、1IOST=2〜3円で、ユーザーは200〜300円分の通貨を受け取った計算です。
2018年は、通貨がリリースされたばかりのタイミングなので、投資家や市場への認知度を上げる効果がありました。
2019年に開催されたエアドロップ
2019年5月には、合計で500,000IOSTをエアドロップしました。
エアドロップ前は1IOST=1.2円でしたが、価格は上下を繰り返し、5月末には1IOST=1.5円まで上昇しています。
2019年当時は、暗号資産(仮想通貨)市場全体が冷え込んでいた時期でもあり、その後に大きく価格を上げることはありませんでした。
2021年に開催されたエアドロップ
2021年は、2月と9月にエアドロップが開催されました。
2021年の大きな特徴は、Donnieファイナンスのガバナンストークンである、DONトークンを配布したことです。
Donnieファイナンスは、韓国を拠点としたプロジェクトで、IOSTブロックチェーンを使用した金融サービスを行っています。
エアドロップでは、IOST(アイオーエスティー)を保有するユーザーへ、保有量の5%分のDONトークンを配布しました。
チャートを確認すると、エアドロップの開催をきっかけに、通貨の価格は大きく上昇しています。
2021年の4月には、1IOST=7円、9月には1IOST=8円まで価格が上がり、多くの投資家の注目を集めました。
2022年に開催されたエアドロップ
2022年3月にもエアドロップは開催され、4月には1IOST=5円の価格が付きました。
これまでの傾向を見てみると、エアドロップ開催の発表から、通貨の価格は上昇しています。
通貨を無料でもらえるエアドロップですが、参加するには長期間通貨を保有する必要があります。
3月に開催されたエアドロップでは、2021年の9月30日時点で1IOST以上を保有するユーザーが対象となりました。
ブロックチェーンの履歴をスナップショットで記録し、エアドロップの対象となるユーザーを特定しています。
スナップショットが撮られる時期は発表されない場合が多く、常に通貨を保有することがおすすめです。
仮想通貨IOST(アイオーエスティー)対応のウォレットを解説
仮想通貨IOST(アイオーエスティー)は、多くのウォレットで利用できます。
IOST(アイオーエスティー)に対応したウォレットは、以下の7種類です。
- iWallet
- Jetstream
- TokenPocket Wallet
- Cobo Wallet
- Huobi Wallet
- Citadel Wallet
- BitKeep Wallet
ウォレットの特徴を、詳しく解説します。
iWallet (アイウォレット)
iWalletは仮想通貨IOST(アイオーエスティー)の専用ウォレットで、GoogleChromeの拡張機能でインストールできます。
日本語には対応していないので、Google翻訳などを利用してインストールしてください。
1つのウォレットで複数のアカウントが管理でき、開発用のテストネットアカウントにも接続が可能です。
iWalletにIOST(アイオーエスティー)を送金すると、ステーキング手数料で使用するiGASが自動で補充されます。
短期間で通貨の送金を繰り返すとiGASが不足してしまいますが、ウォレットにIOST(アイオーエスティー)を送金すると手動で補充も可能です。
ウォレットにはiGASの利用率の表示がありますので、IOST(アイオーエスティー)を送金する前には必ず確認してください。
Jetstream(ジェットストリーム)
JetstreamもGoogleChromeの拡張機能でインストールができ、日本語にも対応したウォレットです。
ウォレットのインストールにはGoogleアカウントが必要なので、事前に作成してください。
ウォレットの特徴は、複数のブロックチェーンに対応していることと、NFTの保管ができることです。
Jetstreamは、IOSTチェーンの他にも、Klaytnチェーンにも対応するマルチチェーンです。
また、ウォレットではNFTの購入や送信、管理もできます。
Jetstreamを使用する時の注意点は、ウォレットに複数のアカウントが作れないことです。
ウォレットをハッキングされた場合はすべての資産を失いますので、パスワードや秘密鍵は厳重に保管をしてください。
TokenPocket Wallet(トークンポケットウォレット)
TokenPocket Walletは、200以上の国や地域でサービスを提供しています。
ウォレットや公式サイトは日本語に対応しており、スマートフォンでのインストールも可能です。
TokenPocket Walletの特徴は、ウォレットの表示がシンプルで初心者でも使いやすいことです。
ウォレットは、BitcoinやEthereumなど、複数のブロックチェーンに対応しています。
TokenPocket Walletでは、資産を管理する秘密鍵をサーバー上で保管していません。
ユーザーは秘密鍵を厳重に管理することで、ハッキングのリスクを下げられるでしょう。
Cobo Wallet(コボウォレット)
Cobo Walletは、70種類以上のブロックチェーンに対応したウォレットです。
スマートフォンにインストールができ、Android、iOSのどちらにも対応しています。
Cobo Walletは通貨の送金や残高管理はできますが、IOST(アイオーエスティー)のステーキングには使用できないウォレットです。
日本語にも対応していないので、あまりおすすめできません。
Huobi Wallet(フォビウォレット)
Huobi Walletは日本語に対応しており、スマートフォンにもインストールできるウォレットです。
ウォレットは複数のブロックチェーンに対応しており、効率的に通貨の交換ができます。
Huobi WalletはIOST(アイオーエスティー)のステーキングに対応していますが、手数料で使用するiGASを手動で操作できません。
短時間にIOST(アイオーエスティー)の送金を繰り返す場合は、iGASが不足しないように注意してください。
Citadel Wallet(シタデルウォレット)
Citadel Walletは、2021年にリリースされた、比較的新しいウォレットです。
スマートフォンでも利用でき、IOST(アイオーエスティー)のステーキングにも対応しています。
ウォレットや公式サイトは日本語に対応していないので、Google翻訳を利用してインストールしてください。
ウォレットの秘密鍵はユーザー自身で管理しますが、デバイスの紛失や盗難に備えて、バックアップファイルを作成できます。
バックアップファイルは、複数のウォレットの秘密鍵をダウンロードできるので、定期的におこなってください。
▶Citadel Walletインストールページ(Android)
Bitkeep Wallet(ビットキープウォレット)
Bitkeep Walletは、800万人以上のユーザーが利用するウォレットです。
ウォレットは90種類以上のブロックチェーンに対応し、NFTの保管もできます。
Bitkeep Walletはスマートフォンにインストールして使いますが、アプリはIOST(アイオーエスティー)のステーキングに対応していません。
IOST(アイオーエスティー)のステーキングをする場合は、他のDapps(分散型アプリ)に接続をしてください。
以上が、仮想通貨IOST(アイオーエスティー)に対応したウォレットです。
ウォレットを選ぶ時は、ステーキングができるiWalletやTokenPocket Walletの利用をおすすめします。
仮想通貨IOST(アイオーエスティー)の今後の見通しと将来性
IOST(アイオーエスティー)の今後の見通しとして、DeFi市場への本格的な参入を進めています。
確実なことはわかりませんが、もしDeFi市場の成長とともにIOST(アイオーエスティー)が大きなシェアを獲得すれば、トークン価格の上昇も十分に予想できるでしょう。
今後、IOST(アイオーエスティー)がどのように市場のシェアを獲得していくかは注視していく必要がありそうです。
ここからは、IOST(アイオーエスティー)の今後の見通しを3つ紹介します。
- AIプロダクトの開発
- 香港での積極的な事業拡大
- 大手取引所への新規上場
AIプロダクトの開発
2023年4月21日にIOST(アイオーエスティー)は、AIの開発研究を行う「IOST AI Lab」を設立しました。
大規模言語モデル「LLM」の研究専門家が設立に関わっており、将来的にはAI製品やAIブロックチェーンの開発を目指します。
AIは近年の大きなトレンドになっているため、良い製品を開発できればIOST(アイオーエスティー)の価格も上昇する可能性が高いです。
香港での積極的な事業拡大
IOST(アイオーエスティー)は、香港での事業拡大を積極的に進めています。
たとえば2023年6月12日には、「Web3Hub」と呼ばれる香港のファンドとパートナーシップを締結しました。
また、2023年5月24日には香港の音楽プラットフォーム「MUXIC」との提携を発表しており、メタバースと音楽をかけ合わせたWeb3サービスを提供予定です。
香港は2023年6月から個人投資家向けの仮想通貨取引を解禁したことで、多くの事業者から注目されています。
IOST(アイオーエスティー)も香港での認知度拡大を狙っているため、今後の動向に注目しておきましょう。
大手取引所への新規上場
IOST(アイオーエスティー)のロードマップ(進行計画書)によると、2023年第2四半期に大手取引所への上場を目指しています。
現時点でBinanceやOKXには上場済みですが、CoinbaseやKrakenなどの大手取引所では取り扱われていません。
大手取引所への新規上場が実現すれば、IOST(アイオーエスティー)の注目度や取引量が増加し、価格の高騰も期待できます。
仮想通貨IOST(アイオーエスティー)の購入におすすめの取引所
IOST(アイオーエスティー)の購入におすすめの取引所は、ビットポイント(BITPOINT)です。
ビットポイントは日本国内でIOSTを取り扱っている数少ない取引所で、入金と出金の手数料が無料となっています。
また、IOSTのつみたてやレンディングにも対応しているため、自分に合った投資方法にトライできるのがメリットです。
ちなみにレンディングとは、仮想通貨を貸し出して利息を得るサービスを指します。
手数料コストを安く抑えながらIOSTを取引したい方は、ビットポイントの無料口座開設を検討してみてください。
仮想通貨IOST(アイオーエスティー)のまとめ
今回は、国内でも人気が高い仮想通貨であるIOST(アイオーエスティー)についてご紹介しました。
PoBという独自のコンセンサスアルゴリズムを導入しているなど注目度の高いブロックチェーンなので、取引を少しでも検討している方はこの機会にCoincheckの公式サイトにアクセスしてみてはいかがでしょうか?
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