仮想通貨Lido DAO(LDO)とは?特徴や今後の見通し・将来性を徹底解説
Lido(リド)は、DeFi(分散型金融)プラットフォームを提供するサービスです。
「リキッドステーキング」というサービスを行い、Lido(リド)にイーサ(ETH)を預けると1:1の比率でLido Staked ETH(stETH)という通貨が発行されます。
Lido(リド)を運営しているLido DAO(リドダオ)のガバナンストークンが、本記事で紹介するLido DAO(LDO)です。
Lido(リド)の運営に参加できるトークン、Lido DAO(LDO)の特徴や今後の見通し、将来性を徹底解説します。
ぜひ参考にしてください。
Lido DAO(LDO)とは?
Lido(リド)は、2020年12月にステーキングサービスをリリースし、2021年1月に仮想通貨のLido DAO(LDO)を発行しました。
通貨の基本情報は、以下の表にまとめています。
仮想通貨名称 | Lido DAO |
シンボル | LDO |
価格(2022年9月現在) | ¥256 |
時価総額(2022年9月現在) | ¥80,234,275,909 |
購入可能な主な取引所 | Binance, Kraken, Gate.io, Bybit |
公式サイト | Lido |
ステーキングサービスを運営しているのは、Lido DAO(LDO)を保有している人で作られるDAO(分散型組織)です。
- 開発資金の運用方法
- DAO貢献者への報酬額
- ステーキングの手数料
などの重要な決定事項は、Lido DAO(LDO)を保有するユーザーの投票によって決定されます。
Lido DAO(LDO)がよくわかる特徴
Lido DAO(LDO)の特徴はこちらの3点です。
- リキッドステーキングでLido Staked ETH(stETH)を発行している
- さまざまな通貨でリキッドステーキングが可能
- Ethereum(イーサリアム)アップデート完了後にイーサ(ETH)と交換可能
以上の特徴を、順番に解説します。
リキッドステーキングでLido Staked ETH(stETH)を発行している
Lido(リド)は、リキッドステーキングというサービスを行っています。
ステーキングとは、一定期間通貨をブロックチェーンのネットワークに預けることで、報酬を得られる仕組みです。
通貨を預けるだけで報酬がもらえるメリットがありますが、一定期間預ける必要があるので、通貨の流動性がなくなるデメリットもあります。
Lido(リド)は通貨の流動性を高めるために、リキッドステーキングというサービスを開始しました。
Lido(リド)にイーサ(ETH)を預けると、1:1の比率でLido Staked ETH(stETH)が発行されます。
Lido(リド)からステーキング報酬を獲得しながら、Lido Staked ETH(stETH)をCurve Finance(カーブファイナンス)など別のDEX(分散型取引所)に預けることで、運用効率を上げられる仕組みです。
Lido Staked ETH(stETH)は、Ethereum(イーサリアム)のアップデート完了後に、イーサ(ETH)と1:1の比率で交換できます。
さまざまな通貨でリキッドステーキングが可能
リキッドステーキングは、イーサ(ETH)以外の通貨でも利用可能です。
2022年9月時点では、5種類の通貨に対応しています。
- イーサ(ETH)→stETHを発行
- Solana(SOL)→stSOLを発行
- Polygon(MATIC)→stMATIC を発行
- Polkadot(DOT)→stDOT を発行
- Kusama(KSM)→stKSMを発行
リキッドステーキングで発行された通貨には、シンボルの前に「st」がついています。
通貨ごとにステーキング報酬が違い、定期的に変更されるので、利用する前には最新の情報を確認してください。
Ethereum(イーサリアム)アップデート完了後にイーサ(ETH)と交換可能
リキッドステーキングに預けたイーサ(ETH)は、Ethereum(イーサリアム)のアップデート完了後に交換ができます。
大型アップデート「The Merge」は2022年9月に実装完了しました。
しかし、イーサ(ETH)とLido Staked ETH(stETH)の交換は、2023年に行われるアップデート後に予定されています。
通貨を交換するときも、大量のイーサ(ETH)が交換されバリデータ(データを検証する通信機器)の混乱を防ぐために、出金制限をする予定です。
リキッドステーキングにイーサ(ETH)を預ける場合は、アップデートの状況などを確認してください。
Lido DAO(LDO)の今後の見通しと将来性
Lido DAO(LDO)は、2022年5月に大手仮想通貨取引所バイナンス(Binance)に上場しました。
Ethereum(イーサリアム)のアップデートとともに、Lido DAO(LDO)にも注目が集まっています。
また7月にLido DAO(LDO)は、レイヤー2へ対応すると発表しました。
レイヤー2とは、Ethereum(イーサリアム)の処理能力の遅さを改善するための技術です。
Lido DAO(LDO)がレイヤー2に対応した場合、ユーザーは現在よりも低い手数料でリキッドステーキングを利用できます。
手数料が安くなると運用効率も高くなるので、Lido DAO(LDO)の価格が上る可能性は十分考えられるでしょう。
Lido DAO(LDO)のまとめ
本記事ではLido DAO(LDO)の特徴や今後の見通し、将来性を解説しました。
現在は特定の管理者がいないDEX(分散型取引所)や、DeFi(分散型金融)に注目が集まっています。
今後もLido(リド)を利用するユーザーが増えれば、ガバナンストークンのLido DAO(LDO)の価格も上昇していくでしょう。
2022年9月現在、Lido DAO(LDO)は国内の取引所での取り扱いがありません。
購入する場合は、Binance(バイナンス)などの海外取引所を利用してください。
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