ステーブルコインneutrino usd(USDN)とは?特徴や今後の見通し・将来性を徹底解説
neutrino usd(USDN)は、米ドルの価格と連動したステーブルコインです。
ステーブルコインの中では珍しく、Waves(WAVES)という暗号資産(仮想通貨)を担保にしています。
本記事では、neutrino usd(USDN)の特徴や将来性、2022年4月、5月に起こった価格の下落について解説します。
ぜひ参考にしてください。
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neutrino usd(USDN)とは?
neutrino usd(USDN)は、Waves Foundation(ウェーブス・ファウンデーション)が発行するステーブルコインです。
通貨の基本情報を、以下の表にまとめました。
暗号資産名称 | neutrino usd |
シンボル | USDN |
価格(2022年9月現在) | ¥132 |
時価総額(2022年9月現在) | ¥90,282,996,774 |
購入可能な主な取引所 | KuCoin,MEXC |
公式サイト | Neutrino Protocol |
ステーブルコインは、大きくわけて3つの種類があります。
- 法定通貨担保型(米ドル・ユーロなど)
- 仮想通貨担保型(BTC・ETHなど)
- 無担保型(アルゴリズム型)
neutrino usd(USDN)は、仮想通貨担保型のステーブルコインです。
3つのトークンを使用して、価格を米ドルと連動させています。
neutrino usd(USDN)は、国内の取引所での取り扱いはありません。
KuCoin(クーコイン)など海外の取引所や、Neutrino Protocol公式サイトから購入してください。
neutrino usd(USDN)がよくわかる特徴
neutrino usd(USDN)の特徴を3つにまとめました。
- 3種類のトークンで価格を維持している
- ステーキングを使用できる
- さまざまな国のステーブルコインを発行している
詳しく解説します。
3種類のトークンで価格を維持している
neutrino usd(USDN)は米ドルと連動したステーブルコインですが、暗号資産(仮想通貨)を担保にしています。
担保となるトークンは以下の3種類です。
- Waves(WAVES)
- Neutrino Token(NSBT)
- SURF
基本的には、Waves(WAVES)を価格の担保とし、neutrino usd(USDN)を米ドルと同じ値動きになるように維持しています。
担保にしているWaves(WAVES)の価格が上昇した場合は、増えた資産を使いNeutrino Token(NSBT)を購入して価格を一定に維持します。
反対にWaves(WAVES)の価格が下がった場合は、Neutrino Token(NSBT)を売却してneutrino usd(USDN)の価格を一定に保ちます。
そしてSURFは、neutrino usd(USDN)の資本増強の仕組みを改善するために作られたトークンです。
スマートコントラクトを使用して価格を管理し、米ドルと同じ値動きをするように設計されています。
ステーキングを使用できる
neutrino usd(USDN)はWaves(WAVES)を担保資産にしているので、ステーキングを使用できます。
ステーキングとは、暗号資産(仮想通貨)をブロックチェーン上に預けることで、定期的に報酬を得る方法です。
Waves(WAVES)はコンセンサスアルゴリズムにPoS(プルーフ・オブ・ステーク)を使用しているので、neutrino usd(USDN)を預けて報酬を得ることが可能です。
ステーキングは、Waves公式サイトの中にある「Waves.Exchange」から申し込みができます。
さまざまな国のステーブルコインを発行している
neutrino usd(USDN)は米ドル以外にも、さまざまな国の通貨と連動するステーブルコインを発行しています。
- 日本円
- ユーロ
- 人民元
- ロシア ルーブル
- ウクライナ グリブナ
- ナイジェリア ナイラ
- イギリス ポンド
- ブラジル レアル
- トルコ リラ
の9種類があります。
今後もステーブルコインは増えていく予定で、追加される通貨はユーザーの投票によって決定します。
このサービスはDeFo (Decentralized For exchange)と呼ばれており、銀行システムが不十分な国の居住者が、金融商品に簡単にアクセスできるように設計されました。
neutrino usd(USDN)の今後の見通しと将来性
neutrino usd(USDN)の将来性は、米ドルとの価格をいかに維持できるかがポイントです。
2022年の4月と5月には、米ドルとの価格を維持できなくなるディペックが起こりました。
ディペックが起きた理由は2つです。
- neutrino usd(USDN)のマイニング報酬が高い
- TerraClassicUSD(USTC)の価格暴落
neutrino usd(USDN)のマイニング報酬は他の通貨よりも高く、このシステムの問題がディペックが起こる原因と言われています。
また2022年5月には、米ドルに連動しているステーブルコイン、TerraClassicUSD(USTC)の価格が暴落しました。
暴落時にはneutrino usd(USDN)の価格が0.8ドルを下回り、担保資産のWaves(WAVES)も26%価格が下落しています。
現在もneutrino usd(USDN)は、米ドルの価格を維持できずに不安定な値動きをしています。
3種類のトークンを担保としているので大暴落する可能性は低いですが、今後の価格の動きには注意が必要です。
neutrino usd(USDN)のまとめ
本記事では、neutrino usd(USDN)の特徴や将来性について解説しました。
米ドルと価格が連動するステーブルコインですが、2022年9月現在は価格を維持することができていません。
さまざまな法定通貨のステーブルコインを発行し、ステーキングで報酬をもらえる通貨ですが、今後の値動きには注意してください。
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