仮想通貨PEPE(ペペコイン)とは?特徴と将来性を解説
仮想通貨PEPEは、2023年上半期に注目を集めたミームコインです。
「3.6万円の投資で、約5億円の利益を出した」という投資家の存在が、PEPEに注目が集まるきっかけになっています。
「ミームコインの王になる」を掲げるPEPEコイン。その概要や特徴、将来性について解説します。
仮想通貨PEPEが注目を浴びたワケ
仮想通貨PEPEは、投資家や一般の人々から関心を持たれています。
その理由は、「PEPEで大儲けした」という投資家の存在が明らかになったためでした。
3.6万円の投資で、5億円の利益を出した投資家の存在
ペペコイン(PEPE)は2023年4月15日頃にリリース。5月5日にかけて、PEPEの価格は約550倍になりました。
データを調べてみると、特定のウォレットで263ドル(約3.6万円)で大量のPEPEを購入していた人がいることが判明。その後、約5億1300万円の利益を獲得。
未売却のPEPEも含めると、約12億1200万円の価値があるというニュースが出ました。
「3.6万円の投資で5億円以上のリターン」を得た投資家の存在は、仮想通貨で一攫千金を夢見る人に希望を与えました。
X(旧Twitter)やタイムズスクエアの掲載で認知度を拡大
PEPEは、Twitterを中心としたSNSでの注目度が非常に高いです。ツイッタートレンドに頻繁にランクインしています。
2023年4月28日には、米ニューヨークのタイムズスクエアにPEPEの広告が掲載されました。
「NYのタイムズスクエアに広告が掲載された」と聞くと、凄いという感想を持つかと思います。
しかし、実はタイムズスクエアには個人でも広告出稿できる仕組みがあり、安いプランでは15秒40ドル(約5,600円)で利用できます。
この広告プランを利用すれば、広告費としては安く抑えられる一方で、その影響力は甚大です。「世界で最も多くの観光客が訪れる」とも言われるNYタイムズスクエアに広告が掲載されたという強力なインパクト与えることができます。
ミームコインであるPEPEがタイムズスクエアに載ったというのは、「ジョークコインが本物になった」と予感させるのに十分な理由付けになったのでしょう。
海外の大手取引所に次々と上場
PEPEは、バイナンスをはじめとする複数の海外大手取引所に上場しています。
特にバイナンスは、世界のトップクラスの仮想通貨取引所として知られており、そこでの新規上場は、その仮想通貨の信頼性や将来性を示すものとなります。
PEPEはUniswapでローンチされた後、約1ヶ月間という短期間でOKXやKuCoinといった他の大手取引所にも上場を果たしています。
Googleトレンドの検索推移からは、大手取引所に次々上場したあたりに検索数が急上昇している様子が見て取れます。
仮想通貨PEPE(ペペコイン)とは?
PEPE(ペペコイン)は、2023年4月に登場したミームコインです。
ミームコインとは、インターネットのジョークやミームを基にした仮想通貨のことを指します。
通貨名 | PEPE/ぺぺ |
ローンチ日 | 2023年4月17日 |
価格 | 0.00016円 |
総供給量 | 420,690,000,000,000 PEPE |
時価総額 | 約630億 |
時価総額ランキング | 77位 |
公式サイト | https://www.pepe.vip/ |
仮想通貨PEPEの特徴
PEPEの特徴は4つあります。
- 漫画「ペペ・ザ・フロッグ」のミームコイン
- 犬コインに対抗する存在として作られた
- トランザクション(取引手数料)が無料
- 透明性の高い運用
漫画「ペペ・ザ・フロッグ」のミームコイン
PEPEは、カエルのキャラクター「ペペ・ザ・フロッグ」をモチーフにした仮想通貨です。ペペ・ザ・フロッグの画像が、ネット上で出回っているミームを元ネタに作られています。
「ペペ・ザ・フロッグ」は、2005年にMatt Furie氏によって作成されたキャラクターです。
しかし、PEPEの公式サイトには「原作者やオリジナルのキャラクターとは公式に関連していません。」と記載されています。つまりMatt Furie氏は、PEPEコインとは無関係です。
$pepe coin has no association with Matt Furie or his creation Pepe the Frog. This token is simply paying homage to a meme we all love and recognize.
https://www.pepe.vip/
犬コインに対抗する存在として作られた
PEPEの公式HPには、もう犬コインを見るのにうんざりしており「PEPEがミームの王として君臨する」という表記があります(意訳)。
Pepe is tired of watching everyone play hot potato with the endless derivative ShibaCumGMElonKishuTurboAssFlokiMoon Inu coins. The Inu’s have had their day. It’s time for the most recognizable meme in the world to take his reign as king of the memes.
https://www.pepe.vip/
仮想通貨界隈には、「犬コイン」と呼ばれる犬をモチーフにしたミームコインが多数あります。
犬コインもまた過去に大きな価格上昇をした経緯があり、投資家からの注目を集めます。
そんな中、PEPEでは「ミームコインを再び素晴らしいものにする」ために作られたようです。
トランザクション(取引手数料)が無料
PEPEは、取引の際にかかる手数料を一切取りません。
この特徴は、投資家にとっては大きなメリットです。手数料がかからない分、取引の利益率が上がるからです。
「手数料ゼロ円」のおかげで、PEPEコインの取引は促進されるでしょう。
透明性の高い運用
PEPEは、仮想通貨の透明性が強調されています。公式サイトには、発行されたPEPEコインの使い道が書かれています。
- 93.1%:流動性プール
- 6.9%:マルチシグウォレットに保管
PEPEコインの93.1%が流動性プールに保管。残りの6.9%は特別な「マルチシグウォレット」に保管されています。このウォレットの中身は「pepecexwallet.eth」という名前で、誰でもネット上で確認可能です。
さらに、PEPEコインは「プレセールなし」で売り出されました。
特定の投資家だけが早く安くコインを手に入れることができる「プレセール」を行っていないため、すべての投資家が平等にコインを購入するチャンスがありました。
仮想通貨PEPEの価格動向
PEPEのこれまでの価格動向と要因、そして直近一ヶ月の価格動向について解説していきます。
ローンチからこれまでの価格動向と要因
PEPEは、2023年4月15日に取引が開始され、徐々に価格を伸ばします。
価格高騰の大きなきっかけとなったのは、5月1日に発表された海外の仮想通貨取引所OKXがPEPEの取り扱い開始を発表。この発表により、PEPEの価格は急騰しました。
5月5日に過去最高値を記録した後、PEPEの価格は約66%下落。
大口投資家がPEPEの保有残高を300万ドル(約4億1000万円)売却したことが要因と考えられています。
直近一ヶ月の価格動向
2023年8月9日に大口投資家が3日間で161万ドル(約2億3千万円)のPEPEを購入し、0.000154円から0.000183円と約15%上昇しました。
しかし、2023年8月18日にイーロンマスク率いる「スペースX」が、保有していたBTC$3億7300(約540億円)を全て売却したことで、仮想通貨市場が全体的に大きく下落。それにつられてPEPEの価格も大きく下落しました。
このように、PEPEの価格は個人投資家やビットコインの下落に大きく影響を受けます。PEPEだけの動きだけではなく、投資家の動向、仮想通貨市場全体の動向にも注意が必要です。
仮想通貨PEPEの将来性
3フェーズのロードマップが進行
PEPEは、公式サイトでロードマップを掲載しています。
ロードマップの進捗は順調です。
第1フェーズ | 第2フェーズ | 第3フェーズ |
PEPEコインのローンチ | コミュニティと連携しての情報発信 | PEPEグッズ PEPEアカデミー PEPEツール |
CoinGecko /Coinmarketcapへリストイン | Discord「Pepe Palace」の立ち上げ | 100,000人以上のホルダーの獲得 |
1,000人以上のホルダーの獲得 | 中央集権型取引所(CEX)に上場 | ミームを支配 |
ミームの力で「$PEPE」をTwitterのトレンド入りさせる | 10,000人以上のホルダーの獲得 |
すでに「$PEPE」のトレンド入りや、「CoinGecko」「CoinMarketCap」への掲載などの目標は達成済み。中央集権型取引所(CEX)への上場という大きな目標も達成しています。
ただ忘れてはならないのが、PEPEはあくまでミームコインであること。
公式HPには、「PEPEは本質的な価値や金銭的利益の期待を持たない。正式なチームやロードマップもない。このコインは全く役に立たず、娯楽目的のみに使用されます。」という記載があります。
$PEPE is a meme coin with no intrinsic value or expectation of financial return. There is no formal team or roadmap. the coin is completely useless and for entertainment purposes only.
https://www.pepe.vip/
PEPEコインは、将来的に実現させていきたいプロジェクトがあるわけではないので、ロードマップにはあまり意味がありません。値動きを左右するのは、仮想通貨市場での需要と供給のみです。
認知度の拡大
PEPEは、海外で非常に注目されている仮想通貨です。その起源は「ペペ・ザ・フロッグ」という、ミームに関連しています。
しかし、日本ではペペ・ザ・フロッグを用いたミーム文化の知名度は高くありません。他の国でも、PEPEコインの認知度はビットコインほど高くはないでしょう。
今後PEPEコインの認知度がさらに高まれば、市場参入者が増えて値動きにも影響を及ぼすことが考えられます。
仮想通貨PEPEの購入方法
PEPEは2023年8月現在、国内取引所では取り扱いをしていません。そのため、国内取引所から仮想通貨を送金して、海外取引所でPEPEを購入する必要があります。
- 国内取引所で仮想通貨を購入
- 国内取引所から海外取引所へ仮想通貨を送金
- 海外取引所でPEPEを購入
国内取引所で仮想通貨を購入
まずは国内の取引所で仮想通貨を購入します。海外取引所に送金するための仮想通貨なので、ビットコインでもイーサリアムでもリップルでも何でも構いません。
海外取引所で受け取れる仮想通貨を購入するようにしてください。
なおおすすめの国内仮想通貨取引所は「SBI VCトレード」です。手数料無料で仮想通貨を買うことができます。
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その後、日本円を入金して、BTCやXRPなどの仮想通貨を購入します。特に、BTCは取引がスムーズに行える一方、XRPは送金手数料が無料なので、どちらかを選んで利用すると良いでしょう。
国内取引所から海外取引所へ仮想通貨を送金
次に、PEPEを取り扱っている海外取引所に仮想通貨を送金します。
PEPEを購入できる取引所はいくつかありますが、日本語対応をしている「Bybit」や「Bitget」がおすすめです。
海外取引所でPEPEを購入
海外取引所に送金が完了したら取引画面に進み、希望する数量と価格を設定して、PEPEを購入しましょう。
PEPEの取引には、USDTというステーブルコインがよく使われていますので、事前に送金したBTCやXRPでUSDTを購入し、USDTでPEPEを購入しましょう。
仮想通貨PEPEのまとめ
PEPEは2023年上半期に注目を集めたミームコインです。
5万円が1億6千万円になった驚異的な価格上昇や大手取引所への上場で、仮想通貨界隈では大きな盛り上がりを見せました。
仮想通貨市場ではSHIBやDogeコインを筆頭に、ミームコインへの投資熱は未だ冷めやらない状況。
「ミームコインの王になる」を掲げるPEPEコインが、今後どうなっていくのか注目です。
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