仮想通貨ステラルーメン(Stellar/XLM)とは?特徴や購入方法を解説

【PR】記事内には広告が含まれることがあります。

仮想通貨ステラルーメン(XLM)をご存じでしょうか。

リップル(XRP)の共同創業者であるジェド・マケーレブが開発した仮想通貨なので、知名度は非常に高いです。また、IBMとの提携によって大きく価値が上がった仮想通貨でもあります。

本記事ではステラルーメンの特徴や購入方法について解説します。

おすすめ取引所!
  • 想定年利10%以上の仮想通貨運用
  • 各種手数料が無料
  • 500円から仮想通貨を買える
  • SBIグループの運営で安心感◎
SBI VCトレードの評判・口コミ
【公式】SBI VCトレード

ステラルーメン(XLM)とは?

ステラルーメン(XLM)は2014年に誕生した仮想通貨です。リップル(XRP)の共同創設者である「ジェド・マケーレブ氏」によって開発されました。

暗号資産名ステラルーメン(Stellar/XLM)
価格¥14.30
時価総額約4,200億円
発行上限1兆枚
リリース2014年
開発者ジェドマケーレブ氏・ジョイス・キム氏
購入可能な主な取引所DMM Bitcoin、コインチェック、bitFlyer、GMOコイン、bitbankなど
公式サイトhttps://www.stellar.org/
SNSX
ホワイトペーパーステラルーメンのホワイトペーパー
2024年10月時点

ステラルーメンの開発・運営を担うのは、非営利団体であるステラ開発財団です。

ステラ開発財団は世界中の金融システムへのアクセスを平等にすることを目指しています。特に、銀行口座を持たない人々や、発展途上国に住む人々をターゲットとしており、ステラルーメンが彼らの新たな金融サービスとなること目標としています。

ステラルーメン(XLM)の特徴

ステラルーメンのターゲット層は、金融サービスが提供されていない地域や人たちです。

従来の金融システムには3つの課題がありましたが、ステラルーメンはこれらを解決する特徴を持ちます。

  • 送金手数料
  • 送金速度
  • 通貨の交換

送金手数料が安い

ステラルーメンの送金手数料は最低0.00001XLMです。日本円に換算すると約0.0001円程度となります。

国内送金、海外送金の手数料と比べるとステラルーメンの低コストっぷりがイメージできるでしょう。

送金元送金先送金手数料(平均)
国内銀行同じ銀行の口座220円~880円程度
他の銀行口座600円~990円程度
海外の口座・送金手数料: 3,000円〜7,500円程度
・為替手数料: 送金額の0.05%程度(最低2,500円)
・中継銀行手数料: 2,500円程度
インターネットバンキング同じ銀行の口座無料
他の銀行口座無料~300円程度
海外の口座・送金手数料: 3,000円〜3,500円程度
・為替手数料: 送金額の0.05%程度(最低2,500円)
・中継銀行手数料: 2,500円程度

これまで少額決済や海外送金は手数料が高額なため、発展途上国の方などにはハードルが高いサービスでした。

しかしステラルーメンを使えば、高額な手数料を回避して手軽に利用可能となります。

国際間の送金を短時間に抑えられる

ステラルーメン(XLM)は国際間の送金を短時間かつ低コストに抑えることができます。

ステラルーメンの決済にかかる時間は約2〜5秒です。ビットコインは決済に約10分、イーサリアムは約14秒かかると言われています。

銀行送金は1日~5営業日程度の時間が必要です。

海外送金をするときは送金する人と受け取る人がそれぞれ別の国に存在します。各国の銀行を仲介するために手続きには多くの時間が取られます。

ステラルーメンを送れば、間に仲介する機関を挟まずに直接お金をやり取りできます。

異なる通貨間の交換を容易にする

ステラルーメンには「ステラネットワーク」と呼ばれる分散型ネットワークがあります。ステラネットワーク上では、ステラを様々な法定通貨や暗号資産と交換できます。

ステラを交換できるサービスとして「Moneygram」や「Circle」などがあります。

ステラルーメン(XLM)の交換先

これまでは日本でドルを用意するだけでも大変でした。大手銀行の多くは窓口でドル円を交換するサービスを停止しているため、両替ATMを探したり、両替専門店を見つける必要がありました。

しかしステラルーメンで送金するようにしておけば、その後の交換は非常にスムーズです。

送金スピード・安い手数料・交換の容易さはスマートコントラクトによって実現

ステラルーメンの特徴に挙げた3つの要素は、スマートコントラクトの機能によって実現しています。

スマートコントラクトとはブロックチェーン上で自動的に実行されるプログラムのことです。特定条件が満たされた場合、あらかじめ設定された処理を自動的に実行できます。

スマートコントラクトの流れ

全自動で決済を行うという点がポイントです。

これまでの送金は人の手によって金額の確認や送金先の手配が行われていました。人件費や手間がかかった結果、手数料が高くなったり、送金まで時間がかかったりしていたのです。

しかしステラルーメンでは送金はスマートコントラクトによって全自動で行われます。

その結果ステラルーメンは「安い手数料・送金スピードの速さ・交換の容易さ」を手にしたのです。

このスマートコントラクト機能により、契約の自動執行や条件付き決済などが可能になり、新たな金融サービスが作られることが期待されています。

例えば保険金の自動支払い、不動産取引の自動化、サプライチェーン管理の効率化などです。

ステラ開発財団(SDF)は非営利組織

ステラルーメンは「ステラ開発財団」と呼ばれる非営利団体によって運営・開発されています。

非営利団体であるため、利己的な利益を得るための活動はせずに組織の理念追及を目的として活動しています。

ただ、ステラ開発財団は設立当初に大量のXLMを保有しています。このXLMを主な資金源として開発やマーケティングなどの資金に充てているワケです。

2024年10月は約200億XLMを保有しています。

ステラ開発財団のXLM保有数
Steller

ステラ開発財団は経営状況を数字やレポートで公表しており透明性の高い運営を行っています。

ステラルーメンとリップルの違い

ステラルーメンとリップルはよく比較されます。

ステラルーメンとリップルは、どちらも国際送金や決済の効率化を目指すプロジェクトであるためです。

しかしその成り立ちや技術、プロジェクトの目的には明確な違いがあります。

プロジェクトの目的の違い

ステラルーメンは個人間送金を重視しています。

難しい言葉でいうと「金融包摂(きんゆうほうせつ)」です。世界中の人々が金融サービスにアクセスできるようにすることを意味します。

銀行口座を持たない人々や、発展途上国に住む人々にとって、ステラルーメンが新たな金融サービスへの架け橋となることを目指しています。

リップルは金融機関との連携を重視しています。

銀行や送金業者などの金融機関がリップルの技術を活用することで、国際送金をより速く、安く、効率的に行えるようにすることを目指しています。

つまり、ステラルーメンは、より多くの人々に金融サービスを提供することを目的とし、リップルは、既存の金融システムの効率化を目的としているわけです。

技術の違い

特徴ステラルーメン (XLM)
リップル (XRP)
コンセンサスアルゴリズムStellar Consensus Protocol (SCP)Ripple Protocol Consensus Algorithm (RPCA)
ネットワーク構造分散型中央集権的
主なターゲット個人、中小企業金融機関、銀行
トークン発行かんたん難しい
取引処理速度2-5秒3-5秒
1秒あたりの取引数約1,000約1,500

SCP(ステラ)は、信頼できるノードのセットを各参加者が選択する分散型の合意形成メカニズムを使用します。RPCA(リップル)は、事前に選択された信頼できるバリデーターのリストに依存します。

ステラは完全に分散化されており、誰でもネットワークに参加できます。リップルはより中央集権的で、主に金融機関によって運営されています。

トークン発行について。ステラルーメンは自身でスマートコントラクトを作成しなくても、「Stellar Asset Contract (SAC)」という組み込み機能を使えばトークンを発行できます。リップルはトークンを自由に発行できません。

ステラルーメン(XLM)のチャート・価格動向

ステラルーメン(XLM)のチャートの画像は次のとおりです。

ステラルーメン(XLM)は2018年と2021年に高騰しています。

2018年にはアメリカのIBM社がステラ開発財団と提携し、ステラルーメン(XLM)を国際送金システムに採用したことにより価格が一気に高騰しました。

2021年の高騰は仮想通貨全体の値段が上がったことが原因でした。

それ以後のステラルーメンは特に大きな動きは見せていません。仮想通貨市場全体と同じような値動きをしています。

トピック内容
2014年Jed McCalebとJoyce Kimによってステラを設立。
Stripeから300万ドルのシード資金を獲得しました
2016年大手コンサルティング企業のDeloitteとパートナーシップを結ぶ。
決済アプリの開発を発表する。
2017年IBMとのパートナーシップを発表。
2018年XLMが史上最高値(1XLM = 140円)を記録。
2019年ステラ開発財団(SDF)が総供給量の半分にあたる550億XLMトークンをバーン
2020年年初は低価格でスタート。年後半は暗号通貨の強気相場で価格が回復
2022年ステラの独自スマートコントラクトプラットフォーム「Soroban」がテストネットで稼働開始
2024年Soroban(ステラのスマートコントラクトプラットフォーム)がメインネットで稼働開始。

ステラルーメン(XLM)の買い方

ステラルーメン(XLM)は国内取引所で購入できます。

12の国内取引所でステラルーメンは上場しています。

国内取引所名販売所手数料取引所手数料出金手数料XLMのレバレッジ取引XLMのレンディング
bitFlyer無料Maker:0.01~0.15%
Taker:0.01~0.15%
無料❌️❌️
bitbank無料Maker:-0.02%
Taker:0.12%
0.01❌️⭕️
GMOコイン無料Maker -0.01%~-0.03%
Taker 0.05%~0.09%
無料⭕️⭕️
BitTrade無料Maker:0.000%~0.200%
Taker:0.000%~0.200%
0.01❌️❌️
DMM Bitcoin未対応0.15%出金未対応❌️❌️
SBI VCトレード無料Maker:-0.01%
Taker:0.05%
出金未対応❌️⭕️
コインチェック無料Maker:0.000%~0.050%
Taker:0.000%~0.100%
0.01❌️⭕️
LINE BITMAX無料Maker:-0.01%
Taker:0.05%
0.01⭕️⭕️
OKJ無料Maker:0.02%~0.07%
Taker:0.06%~0.14%
2~10❌️❌️
バイナンスジャパン無料Maker:0.1%
Taker:0.1%
0.01❌️❌️
楽天ウォレット無料Maker:‐0.01%~‐0.02%
Taker:0.03%~0.10%
出金未対応⭕️❌️
Coin Estate無料未対応0.01❌️❌️

どの国内取引所がいいのかですが、正直どこでも大丈夫です。というのも、どこの取引所も手数料や出金手数料には差がなくそこまでの違いがないためです。

強いて言うなら「GMOコイン」はおすすめできます。

手数料は安く、XLMの出金は無料。レバレッジ取引やレンディングなど仮想通貨投資のサービスが充実しており、運営依頼一度もハッキング被害に遭っていない信頼性があります。

SBI VCトレードはXLMの出金ができないデメリットはあるものの、操作画面が見やすく売買目的であれば使いやすいです。

ただ先述したように基本的にはどこの取引所を利用しても問題ありません。気に入った取引所を選ぶとよいでしょう。

ステラルーメン(XLM)のQ&A

ステラルーメン(XLM)に関するよくある3つの質問に回答します。

  • ステラルーメン(XLM)の送金手数料はいくらですか?
  • ステラルーメン(XLM)とリップル(XRP)の違いはなんですか?
  • どうやってステラで海外送金できますか?

ステラルーメン(XLM)の送金手数料はいくらですか?

ステラルーメン(XLM)の送金手数料は0.00001XLM(2022年7月時点:約.0002円)です。

日本から海外へ送金する場合、数千円の手数料がかかるため、ステラルーメン(XLM)が送金手段として優れていると言えます。

どうやってステラで海外送金できますか?

ステラにて海外送金するときは、以下のいずれかのアプリをスマートフォン・パソコンにてダウンロードして登録すれば海外送金できます。

  • Keybase
  • Solar Wallet
  • Lobstr
おすすめ取引所!
  • 想定年利10%以上の仮想通貨運用
  • 各種手数料が無料
  • 500円から仮想通貨を買える
  • SBIグループの運営で安心感◎
SBI VCトレードの評判・口コミ
【公式】SBI VCトレード