Symbol(シンボル/XYM)とは?特徴や今後の見通し・将来性を徹底解説
Symbol(XYM)とは、仮想通貨NEM(XEM)を大幅にアップグレードしているブロックチェーンプロジェクトです。
いくつかの国内取引所でも取り扱いが開始されているので、一度は名前を聞いたことがある方も多いのではないでしょうか?
この記事では、そんなSymbol(XYM)の特徴や今後の動向・見通しなどをわかりやすくご紹介していくので、気になる方はぜひ最後まで参考にしてみてください。
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仮想通貨Symbol(シンボル/XYM)とは?
仮想通貨名称 | Symbol |
シンボル | XYM |
現在の価格(2023年4月現在) | 4.19円 |
時価総額(2023年4月現在) | 23,413,822,245円 |
時価総額ランキング(2023年4月現在) | 169位 |
購入できる仮想通貨取引所 | GMOコイン、bitbank、bitFlyerなど |
公式サイト | Symbol公式サイト |
Symbol(XYM)とは、2021年3月にリリースされたブロックチェーンおよび、そのネイティブトークンのことです。
大きな特徴としては、NEM(XEM)という仮想通貨をアップグレードしていることが挙げられ、主にトランザクションの処理速度やセキュリティ面の向上が行われています。
GMOコインやbitbankなどの国内取引所でも取り扱いされているので、比較的取引しやすい仮想通貨銘柄と言えるでしょう。
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仮想通貨Symbol(シンボル/XYM)がよくわかる5つの特徴
ここでは、仮想通貨Symbol(XYM)の特徴を以下の5つに絞り、ご紹介していきます。
- NEM(XEM)をアップグレードしたブロックチェーンプロジェクト
- セキュリティを高めるマルチシグを導入している
- 取引の処理速度が速い特徴がある
- ハーベスト(Harvest)することでSymbol(XYM)を獲得することができる
- 2022年のFIFAワールドカップのホテル建設にも採用されている
順番に詳しく確認していきましょう。
NEM(XEM)をアップグレードしたブロックチェーンプロジェクト
先ほども少しご紹介しましたが、Symbol(XYM)は日本人にも人気が高い銘柄であるNEM(XEM)をアップグレードしたブロックチェーンプロジェクトです。
大きな違いとして、Symbol(XYM)はセキュリティやトランザクションの処理速度の向上、パブリックチェーンとプライベートチェーンを使い分けられるなど、より企業や法人向けのサービスを展開していることが挙げられます。
セキュリティを高めるマルチシグを導入している
Symbol(XYM)では、セキュリティを高めるために「マルチシグ」を導入しています。
マルチシグとは、正式名称で「マルチシグネチャー」と呼ばれる仮想通貨の取引・売買をする際に複数人によって署名を行う仕組みであり、これによってセキュリティ・安全性を大きく高めています。
多くの仮想通貨取引所でも採用されているセキュリティシステムであり、Symbol(XYM)の大きな特徴の一つと言えるでしょう。
取引の処理速度が速い特徴がある
Symbol(XYM)の特徴として、取引の処理速度が速いことが挙げられます。
近年、イーサリアムブロックチェーンを中心にスケーラビリティが議論されていますが、Symbol(XYM)であればそういった問題に悩まされることなく利用することが可能です。
ハーベスト(Harvest)することでSymbol(シンボル/XYM)を獲得することができる
Symbol(XYM)では、ハーベスト(Harvest)することでXYMのトークンを獲得することが可能です。
ハーベスト(Harvest)とは、他のブロックチェーンで言う「マイニング」のようなトランザクションの承認作業であり、このプロセスに参加することでSymbol(XYM)を報酬として得ることができます。
しかし、ハーベスト(Harvest)に参加するためには10,000XYM以上を保有する必要があるので、その点は注意してください。
2022年のFIFAワールドカップのホテル建設にも採用されている
Symbol(XYM)の最後の特徴として、2022年のFIFAワールドカップのホテル建設にも採用されていることが挙げられるでしょう。
Symbol(XYM)は、ホテル建設のインフラ管理のプラットフォームとして利用されており、この締結が発表された際には大きな話題となりました。
今後もSymbol(XYM)が注目を集めることで、他の大きなプロジェクトの提携が進む可能性もあるかもしれません。
Symbol(シンボル/XYM)を購入できる取引所
Symbol(XYM)は国内の複数の取引で購入できます。
取引所名 | 販売所(現物) | 取引所(現物) | 仮想通貨FX (レバレッジ取引) | その他 |
GMOコイン | × | ◯ | × | レンディング ステーキング |
Zaif | ◯ | ◯ | × | 積立 |
BitTrade(旧Huobi) | ◯ | ◯ | × | × |
DMM Bitcoin | × | × | ◯ | × |
bitFlyer(ビットフライヤー) | ◯ | × | × | × |
Coincheck(コインチェック) | ◯ | × | × | × |
取引所形式、販売所形式とも複数の取引所で対応していますが、レバレッジ取引はDMM Bitcoinのみです。
Symbol(シンボル/XYM)のハーベスト
Symbol(XYM)はハーベストという「保有しているだけでSymbol(XYM)を増やす」方法があります。
ただハーベストを行うためには、最低でも10,000XYM(約41,900円 ※2023年4月26日現在)が必要です。
またハーベストに必要なウォレット「Symbol Wallet」にはパソコン版しかなく、インストールも開発者向けのサイトであるGithubからとなります。
初期設定も自分で行わなくてはならないため、ある程度知識がないと難しいでしょう。
Symbol(シンボル/XYM)のステーキング
ハーベストが難しくとも「ステーキング」という方法でSymbol(XYM)を増やせます。
Symbol(シンボル/XYM)のステーキングとは
ステーキングとは、対象の仮想通貨を保有しているだけで報酬の仮想通貨をもらえる仕組みです。ビットコイン(BTC)における「マイニング」に相当し、より多くの通貨を保有するほど報酬も多くなります。
ステーキングが可能なのは、コンセンサスアルゴリズムとしてPoS(Proof of Stake)、もしくはDPos(Delegated Proof of Stake)を採用している仮想通貨です。Symbol(XYM)はPoSを採用しているため、ステーキングによって報酬を獲得できます。
個人でのステーキングも可能ですが、仮想通貨取引所が提供しているステーキングサービスを利用したほうが手軽です。
Symbol(シンボル/XYM)のステーキングができる取引所
2023年4月26日現在、ステーキングができる国内の仮想通貨取引所はGMOコインのみです。
GMOコインでは、以下の条件でステーキングに参加できます。
- 年率3.8%
- 最小保有数量 1XYM
Symbol(シンボル/XYM)のステーキングで得られる報酬
GMOコインではステーキングによってどのくらいの報酬が受け取れるかシミュレーションができます。
1,200XYM(5,052円)で始めた場合でシミュレーションしてみました。
結果、1年間で約46XYM(約195円)の報酬が受け取れるとわかりました。
この金額は現在から1年間、価格変動がなかった場合の予測です。受け取るSymbol(XYM)の数量が同じでも、もし値上がりしていれば日本円ではより高額の報酬になります。
Symbol(シンボル/XYM)をステーキングする方法
GMOコインでステーキングに参加する場合、特別な手続きは必要ありません。
Symbol(XYM)を購入して保有するだけで、翌月以降、毎月ステーキング報酬を獲得できます。
なおステーキング報酬自体はSymbol(XYM)を保有した当日から数十日後には発生しますが、発生したタイミングでは受け取れません。月内に発生した報酬は翌月10日に、保有数量に応じて分配されます。
Symbol(シンボル/XYM)の価格予想
Symbol(XYM)の価格について、総合情報サイト「COINDATAFLOW」の予測とCoinMarketCap内のユーザー予測集計のデータを紹介します。
COINDATAFLOW「2029年に0.49ドルに到達」
仮想通貨に関するさまざまな情報を提供するCOINDATAFLOWでは、Symbol(XYM)の価格について向こう10年間の予測をしています。
2024年から2025年にかけて値上がりがあり、最高で0.289627ドルに到達する可能性があるそうです。
到達後に値下がりはするものの、2024年4月26日現在の価格(0.031ドル)を切る下落は想定されていません。
また10年間で最高値をつけるのは2029年で、最高0.496029ドルに到達すると予測しています。
CoinMarketCap「2023年9月までに0.064ドルに到達」
CoinMarketCapはユーザーによる価格予想集計機能があります。集計によると、2023年9月までの予測は中央値で0.064ドルとなっています。
ただ投票数が41票と少なく誰でも投票可能な機能であるため、あくまで「他の人の意見」としておきましょう。
Symbol(シンボル/XYM)に関する税金
Symbol(XYM)は他の仮想通貨と同じく課税対象となります。ここではSymbol(XYM)で問題になりやすいオプトインとステーキング、ハーベスティングについて解説します。
オプトイン
NEM(XEM)のオプトインでSymbol(XYM)を取得した場合、取得時点で取引価格が存在しているかどうかによって判断が分かれます。
新しく誕生した通貨なので、取引価格が存在していなければ取得時点での所得は発生しません。後日、売却などで利益確定した時点で課税対象となります。
もし取得時点で取引価格が存在していれば、取得時の時価を所得として課税対象となります。
ステーキングやハーベスティング
Symbol(XYM)のステーキングやハーべスティングで得られた報酬は雑所得であり、課税対象となります。
また受け取ったSymbol(XYM)を売却した場合に、受け取ったときよりも値上がりしていたら売却益が雑所得となります。
仮想通貨Symbol(シンボル/XYM)の今後の見通しと将来性
今後のSymbol(XYM)の見通し・将来性として、DeFi(分散型金融)に参入することが考えられます。
実際、Symbol(XYM)はブロックチェーンの開発を行う企業であるFantom Foundationと提携を行なっているなど、DeFiへの参入が伺える動きを見せています。
トランザクションの処理速度が速く、ガス代も安いSymbol(XYM)がDeFiに参入すれば、様々なプロジェクトが開発される可能性もあるのではないでしょうか?
仮想通貨Symbol(シンボル/XYM)のまとめ
今回の記事では、仮想通貨NEM(XEM)を大型アップグレードさせたブロックチェーンプロジェクト、Symbol(XYM)の特徴や今後の見通し・動向などをご紹介してきました。
将来性が期待されている注目のプロジェクトなので、興味のある方はGMOコインやbitbankといった国内取引所で取引することを検討してみてはいかがでしょうか?
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