仮想通貨テゾス(Tezos/XTZ)とは?特徴や今後の見通し・将来性を徹底解説
テゾス(Tezos/XTZ)は、2018年にリリースされた仮想通貨です。
2020年末には、国内の取引所に上場したことで注目を集めました。
本記事では、テゾス(Tezos/XTZ)の特徴や今後の見通し、将来性を解説します。
購入を検討している方は、ぜひ記事を読んで通貨の特徴を理解してください。
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テゾス(Tezos/XTZ)とは?
テゾス(Tezos/XTZ)は、情報の処理速度や安全性が優れている仮想通貨です。
独自のスマートコントラクト機能を備えていることから、ブロックチェーンプラットフォームとしての需要も高まっています。
テゾス(Tezos/XTZ)の詳細を、以下の表にまとめました。
通貨名 | テゾス |
シンボル | XTZ |
価格(2022年8月現在) | $1,60 |
リリース | 2018年 |
創設者 | Kathleen Breitman氏 Arthur Breitman氏 |
公式サイト | https://tezos.com/ |
テゾス(Tezos/XTZ)の特徴
テゾス(Tezos/XTZ)の特徴3点を紹介します。
- コンセンサスアルゴリズムにLPoSを採用している
- 独自のスマートコントラクトを採用している
- 無制限にアップデートできる
コンセンサスアルゴリズムにLPoSを採用している
テゾス(Tezos/XTZ)はコンセンサスアルゴリズムに、PoS(プルーフ・オブ・ステーク)をベースにしたLPoS(リキッド・プルーフ・オブ・ステーク)を採用しています。
イーサ(ETH)などでも使用されているPoSの特徴は、通貨を多く保有しているユーザーがマイニング作業を行うことです。
「多く通貨を保有していた場合、不正をして通貨の価値を下げないだろう」という考えが元になっています。
LPoSはPoSと同じように、通貨の保有量や期間によってマイニングするユーザーを決定します。
しかし、通貨の保有量が少ないユーザーでも、他のユーザーにテゾス(Tezos/XTZ)を預けることで、間接的にマイニングに参加することができるシステムです。
PoSよりも多くのユーザーがマイニングに参加できるので、より分散的に通貨の運営をおこなえます。
独自のスマートコントラクトを採用している
テゾス(Tezos/XTZ)は、Formal Verification(フォーマル・ベリフィケーション)という、独自のスマートコントラクトを採用しています。
スマートコントラクトとは、事前に設定したルールに従って、契約を実行するシステムのことです。
しかし、自動で契約を行うので、エラーやバグが発生する可能性もあります。
Formal Verificationには、OCamlというプログラミング言語を使用しており、契約内容のエラーやバグを、数学的な視点で検証できるシステムを採用しています。
OCamlを使用することで、ブロックチェーン上での情報の処理速度が早く、承認にかかるコストも削減されるメリットがあります。
無制限にアップデートできる
ビットコイン(BTC)やイーサ(ETH)では、ブロックチェーンのシステムを修正する時にハードフォークを行い通貨が分裂した歴史があります。
ハードフォークを行うと
- 使用していた通貨の機能が変更される
- 価格が大きく動く
というデメリットが生じます。
しかし、テゾス(Tezos/XTZ)はシステムを修正するときにも、ハードフォークをせずにアップデートが可能です。
頻繁にアップデートが行われても、通貨のルールが大きく変化することがないので、安心して使用できる通貨です。
テゾス(Tezos/XTZ)のチャート・価格動向
テゾス(Tezos/XTZ)は、2021年の2月から5月と、8月から10月に大きく価格が上昇しました。
仮想通貨市場全体の価格が上昇したことで、テゾス(Tezos/XTZ)の価格も上昇したと考えられています。
2022年に入ってからは、市場全体の価格が下落したことで、テゾス(Tezos/XTZ)の価格も下がっています。
年初は1XTZ=4~5ドルをキープしていましたが徐々に価格が下がり、現在は1XTZ=1.6ドルまで下落しました(2022年8月現在)
テゾス(Tezos/XTZ)の今後の見通し・予想
テゾス(Tezos/XTZ)の今後の見通しを予想する上で、以下のポイントに注目しました。
- デジタル通貨の実証実験が行われている
- NFTプロジェクトの立ち上げ
それぞれの理由を解説します。
デジタル通貨の実証実験が行われている
2020年の9月から、フランスの中央銀行がデジタル通貨「CBDC」の実証実験にテゾスチェーンを使用しています。
この実験では、デジタル通貨で銀行決済が可能かを調査しています。
2020年の12月には、スイス国立銀行との間で、国際間取引決済の試験も行われました。
世界的に有名な金融機関がテゾス(Tezos/XTZ)の技術力を認めたことで、今後価格が上がる可能性があります。
NFTプロジェクトの立ち上げ
テゾス(Tezos/XTZ)は、NFTにも積極的に取り組んでいます。
色をNFT化して売買が行える「tzcoloer」というプラットフォームや、NFT音楽プラットフォームである「OneOf」などのプロジェクトもスタートしています。
2021年に比べると、2022年のNFT市場は取引量が下がっていますが、再びNFTに注目が集まることで、テゾス(Tezos/XTZ)を利用するユーザーが増える可能性があるでしょう。
テゾス(Tezos/XTZ)の買い方
テゾス(Tezos/XTZ)は国内の取引所で取り扱いがあり、比較的購入しやすい仮想通貨です。
購入方法は以下の通りです。
- 暗号資産取引所に口座を開設
- 口座に日本円を入金する
- 購入画面からテゾス(Tezos/XTZ)を選択
おすすめの取引所は、各種手数料が無料のDMM Bitcoinです。
上記の手順で、テゾス(Tezos/XTZ)を購入してください。
テゾス(Tezos/XTZ)を取り扱っている国内外取引所は?
テゾス(Tezos/XTZ)を取り扱っている国内の取引所は以下の通りです。
- DMM Bitcoin
- bitFlyer
- GMOコイン
海外でテゾス(Tezos/XTZ)を扱っている、主な取引所は以下の通りです。
- Binance
- Coinbase
- OKEx
- Huobi Global
- Hotbit
海外の取引所での購入する場合は手間がかかるため、国内の取引所で購入することをおすすめします。
テゾス(Tezos/XTZ)はやばい?将来性について
テゾス(Tezos/XTZ)は過去にアメリカで集団訴訟を受けた過去があり、将来性について不安を持っている方もいると思います。
しかし、2020年に原告側と和解しており、専用のホームページを立ち上げてユーザーへの説明も行いました。
訴訟の影響でプロジェクトが停滞していた時期もありましたが、現在は大きなトラブルもなくプロジェクトを進行させています。
テゾス(Tezos/XTZ)のよくあるQ&A
テゾス(Tezos/XTZ)に寄せられるよくある質問を3点紹介します。
通貨を購入するときには、参考にしてください。
テゾス財団とはなんですか?
テゾス財団はスイスを拠点としており、テゾスブロックチェーンを使用してdAppsの開発や、Web3を一般へ普及するための活動をしています。
近年は、マンチェスター・ユナイテッドや、Red Bullレーシングなどのスポーツチームとの提携を積極的に行い、知名度を向上させています。
テゾス(Tezos/XTZ)に発行上限はありますか?
ビットコイン(BTC)と違い、テゾス(Tezos/XTZ)に発行上限はありません。
通貨の量が多くなると市場での希少性が少なくなり、価格が上昇しにくい傾向があります。
多くの仮想通貨は運営元が通貨を買い戻し、バーン(通貨を使用できなくする)することで流通量を調整しますが、テゾス(Tezos/XTZ)ではバーンが行われません。
通貨の価値は大きく上昇しづらいですが、市場に安定して供給されるメリットがあります。
ステーキングすることはできますか?
テゾス(Tezos/XTZ)はBinanceやCoinbase、GMOコインで、ステーキングのサービスを受けることができます。
ステーキングとは、通貨を保有しブロックチェーンのネットワークに参加することで、報酬を受け取れる仕組みです。
通貨を保有し、サービスに申し込むだけで報酬が受け取れるので、長期保有するユーザーが増えて通貨の価格を安定させています。
テゾス(Tezos/XTZ)のまとめ
この記事では、テゾス(Tezos/XTZ)の特徴や今後の見通し、将来性を解説しました。
独自のスマートコントラクトを採用し、フランスの中央銀行やスイスの国立銀行からも技術力を評価されています。
現在のテゾス(Tezos/XTZ)の価格は、ピーク時に比べて価格を大きく下げています。
長期投資を前提に考えると、購入しやすい価格になっています。
本記事が、購入を検討している方の参考になればうれしいです。
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