仮想通貨GRT(the graph)とは?特徴・将来性を徹底解説
「世界中のブロックチェーンデータにアクセスする」というビジョンを掲げている、The Graph(グラフ)をご存じでしょうか?
GoogleやYahooと同じように、データを検索するシステムです。
そんなThe Graph(ザ・グラフ)が発行する仮想通貨が「the graph(GRT)」です。
GRTは2023年6月15日に、bitbankへの上場が決定。日本でも注目が高まっています。
そこで本記事では、the graph(GRT)の特徴や今後の見通し、将来性について徹底解説します。
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the graph(GRT)とは?
the graph(GRT)は、2020年にGraph Protocol Incによって開発された暗号資産(仮想通貨)です。
通貨の情報を以下の表にまとめました。
暗号資産名称 | the graph |
シンボル | GRT |
価格(2023年6月現在) | ¥13.85 |
時価総額(2023年6月現在) | ¥124,775,853,123 |
購入可能な国内取引所 | bitbank |
購入可能な海外取引所 | bitbank、Bybit、KuCoin |
公式サイト | The Graph |
the graph(GRT)の創業者達はエンジニアの経験があり、Dapps(分散型アプリ)のデータを検索するシステムを開発しました。
Dapps(分散型アプリ)を開発する企業は、The Graph(グラフ)を利用することで、データ検索の速度が上がりアプリのセキュリティも向上します。
the graph(GRT)は、The Graph(グラフ)の開発者や、ネットワークに技術を提供している人たちに支払う通貨です。
2020年末にリリースされた新しい通貨ですが、時価総額ランキング41位と高い評価を獲得(2023年6月現在)。
国内の仮想通貨取引所だと「bitbank」でのみ売買が可能です。
the graph(GRT)がよくわかる特徴
仮想通貨GRTの特徴を3つにまとめました。
- 分散型の検索システムを開発している
- 多くのプロジェクトにサービス提供している
- エコシステムを導入
分散型の検索システムを開発している
The Graph(グラフ)は、ブロックチェーンにある大量の情報を検索するシステム「サブグラフ」を開発しています。
GoogleやYahooなどのサービスと大きく違うのは、システムを分散的に管理していることです。
サブグラフの開発・運営には誰でも参加でき、現在約1万人がサービスを維持するために技術を提供しています。
特定の企業が管理するのではなく、多くの国や地域の人が分散的に管理しています。
24時間休みなくシステムを維持しているため、情報処理スピードの向上・セキュリティも強固です。
現在多くのDapps(分散型アプリ)にサブグラフが導入されています。
Dapps(分散型アプリ)を使用するユーザーは、ブロックチェーンの中にある膨大なデータに簡単にアクセスできるので、非常に利便性が高いです。
多くのプロジェクトにサービス提供している
The Graphが開発するデータ通信サービス「サブグラフ」は種類が多く3,000以上あります。
Dapps(分散型アプリ)の開発者は、サブグラフを自由に使用することが可能です。
具体的には
- Uniswap(ユニスワップ)
- Decentraland(ディセントラランド)
- AAVE(アーべ)
- Aragon(アラゴン)
- DAOstack(ダオスタック)
など、多くのDapps(分散型アプリ)に使用されています。
また、さまざまなブロックチェーンにもサービスを提供しており
- Ethereum(イーサリアム)
- Polygon(ポリゴン)
- Avalanche(アバランチ)
- BSC(バイナンス・スマートチェーン)
- Fantom(ファントム)
など有名なブロックチェーンプロジェクトに技術を提供しています。ブロックチェーンを使用したサービスは、時間がたてばたつほどデータの数は膨大になります。
サブグラフを使用するとデータの検索スピードが上がり、利便性は高くなります。
Dapps(分散型アプリ)の開発は今後も進むので、サブグラフの需要は多くなりそうです。
エコシステムを導入
The Graph(グラフ)はプロジェクトへの貢献に応じて、報酬としてthe graph(GRT)を配布するエコシステムを導入しています。
ブロックチェーンの開発ができるエンジニアだけでなく、the graph(GRT)をステーキング(通貨をブロックチェーンに預ける)することで、誰でもシステムへ参加できます。
The Graphエコシステムでの役割は4種類。
- デベロッパー(サブグラフの作成・Dappsへの導入)
- インデクサー(データの処理・インデックス作成)
- キュレーター(インデックスの評価・情報収集)
- デリゲーター(the graph(GRT)をインデクサーに委任する)
デリゲーターに関しては、技術や知識がなくても参加可能です。
それぞれのスキルに応じてエコシステムに参加でき、報酬としてthe graph(GRT)を得ることができます。
the graph(GRT)の今後の見通しと将来性
2021年2月から4月にかけて、the graph(GRT)の価格は上昇しました。
Avalanche(アバランチ)BSC(バイナンス・スマートチェーン)などに技術を提供したことや、NFTやDeFi(分散型金融)への注目が集まったことで、1GRT=246円まで高騰しています。
2022年以降は仮想通貨全体の価格が下がっていることもあり、the graph(GRT)の価格も下がりました。
2022年の5月以降は1GRT=10〜20円で安定しています。
2020年12月にリリースされた新しい通貨ですが、さまざまな国や企業から助成金を受けています。
多くのサービスに技術を提供しており、今後も増えていく予定です。
Web3業界のインフラとしての役割があるので、今後the graph(GRT)の価格が大きく下がる可能性は少ないのではないでしょうか。
the graph(GRT)は、2023年6月15日に国内取引所「bitbank」に上場しました。
今後は日本国内でもthe graph(GRT)の注目度は高まっていくことでしょう。
the graph(GRT)のまとめ
本記事では、the graph(GRT)の特徴や今後の見通し・将来性を解説しました。
2022年以降は価格が下がっているthe graph(GRT)ですが、Web3業界が発展することで価格上昇が見込めます。
2023年には、国内仮想通貨取引所の「bitbank」に上場。
仮想通貨GRTの今後に注目です。
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