TrueUSD(TUSD)とは?特徴や今後の見通し・将来性を徹底解説
暗号資産(仮想通貨)にはさまざまな種類がありますが、TrueUSD(TUSD)は安全管理に力を入れているステーブルコインです。
ユーザーの本人確認やマネーロンダリング対策を徹底し、安全に使用できる体制を整えています。
本記事では、TrueUSD(TUSD)の特徴や今後の見通し、将来性をくわしく解説します。
ぜひ最後までご覧ください。
TrueUSD(TUSD)とは?
TrueUSD(TUSD)は、TrustToken社が発行したステーブルコインです。
2018年にリリースされ、金融機関や銀行、信託会社など多くの企業とパートナーシップを結んでいます。
以下の表に、通貨の基本情報をまとめました。
暗号資産名称 | TrueUSD |
シンボル | TUSD |
価格(2022年9月現在) | ¥142 |
時価総額(2022年9月現在) | ¥151,779,135,043 |
購入可能な主な取引所 | Binance, MEXC, OKX, BingX, BITTREX |
公式サイト | TrueUSD |
国内の取引所では、TrueUSD(TUSD)の取り扱いがありません。
購入する場合は、Binanceなどの海外の取引所を使用するか、公式サイトで米ドルと交換してください。
TrueUSD(TUSD)がよくわかる特徴
通貨の特徴を3つにまとめました。
- 米ドルと価格が連動するステーブルコイン
- 通貨の管理体制が整っている
- さまざまなブロックチェーンで使用できる
これらを詳しく解説します。
米ドルと価格が連動するステーブルコイン
ステーブルコインの種類は数多くありますが、TrueUSD(TUSD)は米ドルの価格と連動する法定通貨型のステーブルコインです。
通貨の名称を「True(真実の)USドル」として、ユーザーからの信頼を高めています。
ステーブルコインの種類は、大きくわけて3つです。
- 法定通貨担保型(米ドル・ユーロなど)
- 仮想通貨担保型(BTC・ETHなど)
- 無担保型(アルゴリズム型)
常に1ドル=1TUSDとなるように、ドルと交換した時に通貨を発行します。
通貨をドルと交換するときには、バーン(通貨を使用できなくする)を行うことで、常にTrueUSD(TUSD)の価値をドルと連動するようにしています。
Bitcoin(BTC)などの暗号資産(仮想通貨)と連動するステーブルコインと違い、価格が安定していることが大きな特徴です。
通貨の管理体制が整っている
通貨の安全性と透明性を守るために、通貨を発行するTrustToken社は徹底した管理を行っています。
アカウント作成時には必ず本人確認を行い、マネーロンダリング対策のために、政府が発行した身分証明書の提出を求めています。
徹底した安全管理をし、不正な取引を排除しているので、ユーザーは安心して利用できます。
また、ユーザーが預けている資産はエスクロー口座で管理されています。
エスクロー口座とは、ユーザーとTrustToken社の間に、第三者の金融機関が入ることです。
ユーザーから預かった資金を別の金融機関に入金することで、TrustToken社が不正に利用することを防いでいます。
資金が預けられた口座や、取引履歴は定期的に監査を行っています。
監査結果は、Medium(ブログサービス)で公開しており、ユーザーはいつでも確認できます。
さまざまなブロックチェーンで使用できる
TrueUSD(TUSD)は
- イーサリアムチェーン
- バイナンスチェーン
- バイナンススマートチェーン
で使用可能です。
バイナンスチェーンとバイナンススマートチェーンは、暗号資産取引所Binance(バイナンス)が運営しています。
それぞれNFTやDEX(分散型取引所)DeFi(分散型金融)を取り扱っており、ブロックチェーン同士の互換性もあるので、ユーザーの利便性は高いです。
TrueUSD(TUSD)の今後の見通しと将来性
米ドルに連動するステーブルコインは数多くあります。
TrueUSD(TUSD)の将来性は、多くのステーブルコインの中でシェアを増やせるかにかかっています。
米ドルと連動するステーブルコインの中で、最大のシェアを持っているのはTether(USDT)です。
しかし「担保となる米ドルを保有していないのでは?」という疑惑があり、資産の管理も不透明です。
また2022年の5月には、TerraClassicUSD(USTC)で米ドルとのディペック(ドルと同じ価格を維持できなくなる)がおき、現在も通貨の価格は下がっています。
TrueUSD(TUSD)の大きな特徴は、さきほど解説したように、通貨の安全性が高いことです。
ステーブルコイン自体の安全性に疑問がある中で、定期的に監査を行い、通貨の安全管理を徹底しているTrueUSD(TUSD)の評価が上がっています。
いっぽう、暗号資産取引所のBinance(バイナンス)では
- TrueUSD(TUSD)
- USD Coin(USDC)
- Pax Dollar(USDP)
この3種類の通貨のユーザー残高を、Binance(バイナンス)が発行するステーブルコインBinance USD(BUSD)に自動で換金すると発表しました。
FAQを確認すると、口座への通貨の入出金などは引き続きできると回答していますが、今後のニュースには注目しておいてください。
TrueUSD(TUSD)のまとめ
本記事では、TrueUSD(TUSD)の特徴や今後の見通し・将来性を解説しました。
各国がステーブルコインへの規制強化を進める中、安全性の高さで評価されている通貨です。
購入を検討している方の参考になればうれしいです。
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