【DEXアグリゲーター】1inch（ワンインチ）とは？特徴・機能・将来性・使い方を徹底解説

近年、DEXと呼ばれる非中央集権的な暗号資産取引所が注目を集めていますが、それに伴いDEXアグリゲーターというサービスも需要が高まってきています。

この記事では、現在DEXアグリゲーターとして最も有名な1inch（ワンインチ）というプロジェクトの概要や特徴を初心者にもわかりやすく解説していきます。

また、今後1inch（ワンインチ）を使ってみたい方に向けて、利用できる機能・サービスの内容もご紹介していくので、ぜひ参考にしてみてください。

1inch（ワンインチ）とは？

1inch（ワンインチ）とは、DEXアグリゲーターと呼ばれるサービスです。

DEXアグリゲーターは、数ある分散型取引所（DEX）の中でも最も交換レートが良い取引所を選択してくれるサービスとなっており、DEXへの需要が高まることでさらに普及していくことが予想されています。

そんなDEXアグリゲーターの中でも、1inch（ワンインチ）は最も利用者数が多いサービスとして知られており、現在多くの投資家からも注目を集めています。

1inch（ワンインチ）の仕組みや特徴

次に、1inch（ワンインチ）のサービスの特徴や仕組みについて、より詳しく解説していきます。

1. 複数のDEXから最適なレートを選択してくれるDEXアグリゲーター
2. DAO（自律分散型組織）によって運営されている
3. 1INCHという独自のガバナンストークンを発行している

1inch（ワンインチ）に関する知識を深めていきたい方は、ぜひ参考にしてみてください。

複数のDEXから最適なレートを選択してくれるDEXアグリゲーター

1inch（ワンインチ）は、通常のDEX（分散型取引所）ではなく、DEXアグリゲーターと呼ばれるサービスです。

先ほども解説しましたが、DEXアグリゲーターとは、複数のDEXから最適な通貨の交換レートを提供してくれる便利なサービスとなっており、今後さらなる普及が予想されているジャンルです。

現在、市場には様々なDEX（分散型取引所）がありますが、各取引所によって交換レートが微妙に異なっているため、それらの中から最適なレートを選択してくれるのはユーザーにとって利用するメリットが大きいと言えるでしょう。

DAO（自律分散型組織）によって運営されている

1inch（ワンインチ）の特徴として、DAO（自律分散型組織）で運営されていることも挙げられます。

DAO（自律分散型組織）とは、簡単に言うと会社の社長的なポジションの人物がいない組織であり、ガバナンストークンと呼ばれる投票券を持つ人たちの投票によって、意思決定が行われる組織と説明することができます。

1inch（ワンインチ）もこのDAOの一つとされており、非中央集権的なコミュニティによって取引所の運営が行われています。

1INCHという独自のガバナンストークンを発行している

1inch（ワンインチ）の最後の特徴として、上記で少し触れた「1INCH」という独自のガバナンストークンを発行していることです。

この1INCHトークンは組織の意思決定を行う投票に参加できるガバナンストークンの役割があり、その保有量によって1inch（ワンインチ）での影響力が異なります。

また、後にご紹介するイールドファーミングという機能を活用することで、この1INCHトークンを獲得することが可能です。

1inch（ワンインチ）の機能・サービス

ここでは、1inch（ワンインチ）が提供している機能やサービスの内容を確認していきます。

・仮想通貨のスワップ機能

・イールドファーミング（流動性マイニング）

・複数のブロックチェーンネットワークへの対応

上記のように、1inch（ワンインチ）ではいくつかのサービスが提供されていますが、複数のDEXから最適な通貨交換レートを選択してくれる「スワップ機能」が最も特徴的となっています。

また、トークンの取引プールに流動性を与えるイールドファーミングも高APYで提供されているので、効率的に資金を運用したい方にも1inch（ワンインチ）の利用はおすすめできるでしょう。

1inch（ワンインチ）の将来性・予想

今後の1inch（ワンインチ）の将来性や予想としては、以下の項目が考えられるでしょう。

・分散型取引所（DEX）そのものの需要が増加する

・分散型取引所（DEX）を利用するユーザーが増えるごとに影響力が高まる

・ガバナンストークンである1INCHの価格上昇

1inch（ワンインチ）のサービスの特徴として、DEX（分散型取引所）の利用者や需要が増加するごとに、影響力が高まることが考えられます。

これからの仮想通貨市場において、徐々に中央集権的な取引所（CEX）から分散型取引所（DEX）への移行が進むとの予想もあるので、1inch（ワンインチ）にとっては多くのチャンスを獲得できる市場環境に変化していくかもしれません。

1inch（ワンインチ）の使い方

ここでは、1inch（ワンインチ）で通貨の交換（スワップ）をする手順・使い方をご紹介していきます。

まずは、1inch（ワンインチ）の公式サイトにアクセスし、赤枠で示した「Connect wallet」を選択します。

画面が切り替わったら、まずは利用規約を確認して同意にチェックを入れてください。

ここでは、例としてイーサリアムブロックチェーンで発行された「ERC-20」の規格のトークンをスワップしていくので、はじめに「Ethereum」を選択して「MetaMask」をクリックしましょう。

クリックすると自動的にMetaMaskの画面が立ち上がるので、1inch（ワンインチ）への接続を許可してください。

最後に、スワップする通貨と数量を入力して「Swap」をクリックすれば、仮想通貨の交換が完了します。

1inch（ワンインチ）のQ＆A

記事の最後に、1inch（ワンインチ）に多く寄せられる質問をご紹介していきます。

以下のQ＆Aについて、順番に詳しく確認していきましょう。

1. DEXアグリゲーターは今後さらに普及していきますか？
2. 1inch（ワンインチ）が対応しているブロックチェーンの種類はどれですか？
3. ガバナンストークンの1INCHはどこで取引できますか？

DEXアグリゲーターは今後さらに普及していきますか？

複数のDEXから最適な交換レートを提供してくれるDEXアグリゲーターは、分散型取引所を利用するユーザーにとって非常に便利なサービスです。

もちろん確実なことはわかりませんが、これからさらにDEXを利用する人口が増加することで、1inch（ワンインチ）などのDEXアグリゲーターを使う機会は増えてくることは十分にあり得るでしょう。

1inch（ワンインチ）が対応しているブロックチェーンの種類はどれですか？

2022年7月現在、1inch（ワンインチ）では下記のブロックチェーンに対応しています。

・Ethereum

・BNB Chain

・Polygon

・Optimism

・Arbitrum

・Gnosis

・Avalanche

・Fantom

これらのブロックチェーン上に構築されているDEXであれば1inch（ワンインチ）で利用することができるので、ぜひいろいろなDEX（分散型取引所）の交換レートを確認してみてはいかがでしょうか？

ガバナンストークンの1INCHはどこで取引できますか？

2022年7月現在、ガバナンストークンの1INCHを購入できる場所としては、以下の取引所を挙げることができます。

・1inch

・Binance

・FTX

・KuCoin

・Coinbase

・Kraken

・Gate.io

上記のように様々な取引所でラインナップされてるので、気になる方は一度取引を検討してみてはいかがでしょうか？