仮想通貨取引所BitMartの評判は?メリットデメリットを徹底解説!
暗号資産取引所の「BitMart(ビットマート)」は、利用しても大丈夫なのでしょうか?
自分の大切な資産を預けることになるので、評判の悪い取引所は使いたくないですよね。
そこで本記事ではBitMartの評判を元に「使っても大丈夫な取引所なのか」を見ていきます。
結論からいうと、BitMartは日本人が使用しても問題ない取引所ですが、他取引所に比べると優位な点が少なめです。
それでは内容を見ていきましょう。
仮想通貨取引所BitMart(ビットマート)とは?
BitMartは、CoinMarketCapの暗号資産取引所ランキング総合18位の暗号資産取引所です。
公式サイト | BitMart | |
取扱銘柄数 | 1,059銘柄 | |
手数料 | 現物 | Maker:0.25%~0.1% Taker:0.25%~0.1% |
先物 | Maker:0.20% Taker:0.60% | |
最大レバレッジ | 100倍 | |
保有ライセンス | MSB、リトアニア金融ライセンス | |
開設年 | 2017年 | |
運営国 | ケイマン諸島 |
世界中に数百の取引所があるなかで18位はかなりメジャーな取引所と言うことができ、全世界で900万人以上のユーザーがBitMartを利用しています。
BitMartは独自トークン「BMX(ビットマートトークン)」も発行しており、BMXを保有しているユーザーには様々なメリットがあります。
仮想通貨取引所BitMart(ビットマート)の良い評判・メリット
BitMartの良い評判、メリットを6つ紹介します。
- 取り扱い通貨の数が多い
- 日本語に対応
- 米国・リトアニアで金融ライセンスを取得している
- 期間無制限の配当を受けられる
- 取引手数料が非常に安い
- 専用アプリがある
BitMartという取引所を一言で表現すると「十分に信頼、安心して使うことができるが、取り立てて目立つ特徴もない」取引所です。
①取り扱い通貨の数が多い
BitMartの大きな特徴は1000近い銘柄の取り扱いがあることです。
日本国内の暗号資産取引所では20〜40程度しか取り扱いがありません。それに比べるとBitMartは100倍近くの銘柄を取り扱っていることがわかります。
海外の暗号資産取引所では銘柄数が多い取引所はいくつかあります。例えばMEXCでは2,000以上の銘柄を取り扱っています。
MEXCには劣りますが、BitMartほどの銘柄数を誇る取引所はそう多くはないです。
またBitMartに世界初上場する暗号資産もあるため、単純に銘柄数だけの比較はできないでしょう。まだ注目されていないコインや草コインを探したい方におすすめです。
②日本語に対応
「海外の取引所って、英語なんでしょ?」と思うかもしれませんが、BitMartのサイトは日本語に変更可能。日本円換算での表示も可能です。
自分で言語設定をせずとも、初めてページを訪れた時点で日本語表示になることも多いため、英語に抵抗がある方もすんなり使えます。
また、一部の海外の取引所は日本からのアクセス、利用が制限されていますが、BitMartは日本国内からも利用でき法的にも全く問題ありません。
③米国・リトアニアで金融ライセンスを取得している
BitMartは、アメリカ財務省の監督下で発行される金融ライセンス「MSB」を取得しています。
またヨーロッパ諸国向けにはリトアニア共和国で正式に登録して運営していることをBitMart公式サイトで発表しています。
このように各国の政府から認可を受けることは簡単ではないため、BitMartが信頼のおける取引所で、きちんと運営されていることがわかります。
ただし、日本の金融庁には登録されていないため、一抹の不安が残るのも事実です。その点は「デメリット」の点で詳しく解説します。
④期間無制限の配当を受けられる
BitMartには「ミッションX」というサービスがあります。
ミッションXは期間無制限に配当を受け取れるBitMartにしかないサービスです。
ミッションXではBitMartの独自通貨「BMX」を購入して上場候補のプロジェクトに投資することで、上場後の取引手数料の一部が毎日還元されるようになっています。
投資したBMXは最低90日間ホールドされ、ホールドしている限りは手数料を受け取ることができます。
とはいえ、暗号資産には保有することで還元を受け取れる仕組みがたくさんあるため、ミッションXが圧倒的に得というわけではありません。
しかし「未上場の通貨を、みんなで応援して上場してあげよう!」というお祭りのような空気感を味わいたい方にはおすすめです。
⑤取引手数料が安い
BitMartの取引手数料は以下のようになっています。
現物取引手数料 | Maker:0.25%~0.1% Taker:0.25%~0.1% |
先物取引手数料 | Maker:0.20% Taker:0.60% |
入金手数料 | 無料(一部の通貨は有料) |
出金手数料 | 通貨ごとに異なる |
現物手数料はBMXの保有量や直近30日間の取引高によって変わります。
BMXで支払えば現物取引手数料はさらに25%オフになる点はお得です。
その一方で先物取引手数料は一律で固定されています。
現物取引手数料は他取引所よりも安い場合もありますが、先物取引に関してはほかの取引所の方がお得と言えるでしょう。
BitMartは現物取り扱い通貨数が多いため「同じ通貨を売買できるのであればBitMartを選ぶ」というユーザーが多いようです。
取り扱い手数料は単体では少額ですが、暗号資産投資を続けていく上ではバカにならないコストです。取引手数料が安い点は素直にありがたいです。
⑥専用アプリがある
BitMartは、AndroidとiOSそれぞれに専用アプリがあります。
アプリからの利用はブラウザからの利用よりも安定しており好評です。
またキャンペーンはBitMartアプリからでないと参加できないものも多いため、BitMartを使うのであればアプリの利用は必須と言えます。
もちろん、アプリでも日本語、日本円表示が可能です。
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仮想通貨取引所BitMart(ビットマート)の悪い評判・デメリット
BitMartの若干不安な点、デメリットなどの悪い評判を紹介します。
- 日本の金融庁に登録されていない
- サイト評価が低い
- 送金できないという口コミも
これらを紹介しますが、いずれにしても人間が運営しているものなので「完璧なシステムはない」「人気の取引所なのでトラブルも増える」という点はご留意ください。
①日本の金融庁に登録されていない
BitMartは日本の金融庁に登録されていません。
といっても、日本の金融庁の登録条件は非常に厳しく海外の取引所はほとんど登録されていません。
BitMart以外にも「Bybit」「Bitget」などの海外取引所は、日本から利用できますが、日本の金融庁には登録していません。
金融庁の登録を得て運営されているのは国内取引所です。もちろん国内取引所の方が安心、安全に利用できますが、取り扱い仮想通貨は20〜40程度しかなく不便に感じることも多いです。
金融庁に登録されていないBitMartを使うことは法律違反ではないため取り締まりの対象ではありませんが、今後、規制の対象となり、日本から利用ができなくなる可能性はあります。
もし取引所の利用が停止になる場合は、通常数週間〜数ヶ月前にはなんらかの連絡が来ます。
その際に資金を移動できればほとんどリスクなく利用することは可能です。
②サイト評価が低い
様々な証券会社や金融サービスのデータをスコア付けで評価するサイトWikiFXにおいて、BitMartは10点満点中0.25という非常に低いスコアであり「利用しないでください」と記載があります。
ただ同サイトでは「公開されている客観的情報に基づく評価」とされていますが、そのスコア付けの理由は不明で、その他の様々なサイトに対しても厳しい評価をしています。
そもそも登録国がケイマン諸島ではなくカナダだったり、ライセンスを保有しているのにノーライセンスと書かれていたりと誤った情報が散見されます。
世界最大の暗号資産取引所である「Binance」にも0.20という非常に低いスコアをつけており、WikiFX自体の信憑性も疑わしいため、気にしすぎる必要はなさそうです。
③送金できないと言う口コミも
口コミによると、BitMartで購入した通貨を送金できないというトラブルがあったようです。
とはいえ、こちらの口コミの「NDX」はいわゆる「草コイン」と呼ばれる規模の小さいコインで、流通量の少なさからスムーズな取引ができなかっただけと考えることもできます。
ただ、取引所間の送金であれば流通量は関係ないため、BitMart側のトラブル?だったことも十分に考えられます。
暗号資産取引所を利用すると「送金できない」「出金できない」というトラブルは件数は少ないもののたまに見られます。しかし大抵の場合は少し時間が経てば解消することが多いです。
慢性的に送金できなかったり、大規模にシステムが止まるようなことがあれば問題ですが、個人レベルで不便を感じることは、BitMartに限らずどの取引所でも起こり得ます。
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BitMartのキャンペーン
BitMartは常時何らかのキャンペーンが開催されています。
キャンペーンをうまく利用することで、手持ちの資金を超えた額での投資ができたり、ボーナスがもらえたりとお得なことが多いです。
ただし、タダでなんでももらえるわけではなく、それぞれのキャンペーンには適用条件が用意されています。
最終的にはBitMartのホームページでチェックすることは忘れずに。
招待者限定の賞金プール山分けキャンペーン
BitMartに友人や特定サイトから招待されて登録した方限定で、20,000USDTの賞金プールの山分けを行うキャンペーンです。
友人からの招待や、本サイトからのリンク経由でBitMartに登録した方は、さらに以下の特典が得られます。
- 5USDT相当の手数料割引
- さらに友達を招待し、その友達が50USDT以上取引をすると、最大20ドル相当のUSDTがもらえる
BitMartホームページの「期間限定イベント」ページでキャンペーン情報をチェックし「今すぐ申し込む」ボタンを押すことでキャンペーン適用となります。
こちらのキャンペーンはほとんどいつも行われているため、新しくBitMartに登録した方は必ずチェックしましょう。
毎日チェックインで賞金プール山分けキャンペーン
BitMartのアカウントをお持ちで、毎日チェックインすることでチェックイン日数に応じたボーナスを受け取ることができます。
- チェックイン日数3日以上:最大20USDT
- チェックイン日数5日以上:最大30USDT
- チェックイン日数7日以上:最大50USDT
ただしこのキャンペーンでの「チェックイン」は、1日1,000USDT以上の先物取引を完了する必要がある点には気をつけましょう。
こちらのキャンペーンに限らず、キャンペーン目的のみで登録するのはおすすめしません。
「そもそもたくさん取引するつもりで、ついでにキャンペーンも利用する」くらいの距離感で付き合う方が健全です。
スポット取引量に応じて最大3TONがもらえる
BitMartでは「VIPウェルカムボナンザ」という名称のキャンペーンで、スポット取引量が50,000USDTを超えると、3TONトークンを獲得できます。
本記事執筆時点(2024年8月)で1TONは約1,000円であり、約3,000円のボーナスをもらうことができます。
キャンペーンページで「今すぐ参加」ボタンを押さなければキャンペーンに参加できないため、忘れずにキャンペーンページをチェックしましょう。
先物口座への入金で最大50USDTがもらえる
本記事執筆時点(2024年8月)で、以下の通貨が先物上場記念となっており、キャンペーン対象です。
- BANANA
- RENDER
- G
- PIXFI
- MAX
これらの通貨とUSDTのペアが先物取引が可能になったことを記念し、500USDT、3,000USDT、10,000USDTの取引額に応じて賞金がもらえます。
最大賞金総額50,000USDTからの山分けとなるため、新規通貨の先物取引をする予定の方は、ぜひキャンペーンを利用してください。
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BitMartの口座開設方法
BitMartの口座開設の方法は3STEPで行います。
- BitMartにアクセスする
- 口座開設を選ぶ
- 本人確認(KYC)を行う
BitMartページにアクセスし、画面右上の「口座開設」を選び、Eメールか電話番号、パスワードを入力し、必要な手続きを進めましょう。
本人確認(KYC)を完了しないとアカウントレベルは0です。アカウントから資産を入金・出金することができません。
BitMartですべての機能を使うためには本人確認を完了する必要があります。「パスポート」「運転免許証」などを使い、本人確認を完了させましょう。本人確認はスマホからのみ可能です。
BitMartのよくある質問Q&A
ここでは、BitMartに関するよくある質問(Q&A)に答えていきます。
「そこが気になっていた!」という部分があれば確認していってください。
BitMartはどこの国で運営されている?
BitMartはケイマン諸島に本社があり、中国、韓国、アメリカなどにオフィスがあります。
ケイマン諸島は法人税や資産税、相続税などの課税がない租税回避地(タックスヘイブン)として知られています。
日本法人は存在していないため、グローバル版のサイトを日本から使う形になります。
BitMartはどこの会社が運営していますか?
BitMartはホームページによると「暗号通貨の愛好家集団によって設立されている」と記載されており、他にも「Amazonなどの一流のテクノロジー企業出身者」とされています。
しかし「crunchbase」という企業データを確認すると、運営会社や創設者の名前が分かります。
- 創設年:2017年9月
- 創設者:Sheldon Xia(シェルドン・シア)
- 企業名:GBM Foundation Company, Ltd.(GBM財団株式会社)
企業名の「GBM Foundation Company Ltd」は、AppStoreのBitMart公式アプリにも記載があります。おそらく上記情報は間違っていないでしょう。
サイト内に代表取締役の氏名が運営会社がの情報が公開されていないため、なんだか怪しく感じてしまいますが、ここでアメリカ財務省より認可を得られていることが重要になってきます。
決して怪しい会社というわけではなく、キチンと認可を受けて運営されています。
BitMartは日本人でも利用できますか?
BitMartは日本人でも利用できます。
日本専用のサイトが用意されているわけではないため、サイトを「日本語」「日本円」に変更して利用する形になります。
ただし、BitMartは日本の金融庁の許可を得ていないため、今後日本からは利用できなくなる可能性はあります。
日本からの利用が制限される場合でも、数週間〜数ヶ月前には告知されるため、その時は資金の移動など必要な対応を行いましょう。
BitMartは日本円の入出金ができますか?
BitMartは日本円の入金も出金もできません。
トラベルルールの通知対象国に、BitMartの運営国であるケイマン諸島が入っているためです。
BitMartに入金する場合は3STEP必要です。
- 国内取引所で暗号資産を購入する
- 国内取引所からプライベートウォレット(メタマスクやTrustウォレット)に暗号資産を送金する
- プライベートウォレットからBitMartに暗号資産を入金する
もしくはBitMartにクレジットカードを登録することでビットコインを購入できます。ただ、海外でのクレジットカード利用は弾かれることが多いため、実際の入金は暗号資産によることが多いでしょう。
なお日本円の出金も同様に不可能です。
出金する時は「BitMart→プライベートウォレット→国内取引所」のルートで日本円に交換する必要があります。
BitMartを利用する必要はありますか?
ここまでBitMartについて解説しましたが、正直、BitMartには特筆したメリットがあまりなくわざわざ利用する必要性は低いです。
海外の取引所を使うのであれば、日本からの利用者数の多いBybitの方がおすすめです。
BybitはBitMartの1,000ほどの取り扱い通貨はなく、600前後ですが、それでも十分に必要な通貨は購入できるでしょう。
BitMartでしか取り扱いがない通貨が欲しい場合以外は、Bybitでも不便はないかと思います。
Bybitに関してはBybitに関する記事で解説しています。
ただ単にビットコインやイーサリアムの投資がしたいだけであれば、SBI VCトレードなど、国内取引所の方が安心して利用できます。
国内取引所ランキングの記事で他の取引所もチェックしてみてくださいね。
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