仮想通貨取引所Bitstamp(ビットスタンプ)とは?評判・手数料・口座開設について
仮想通貨取引所を選定する上では、運営実績の長さや市場における信頼性も重要なポイントです。
しかし、取引所の数は実に300社を超えており、上手く探しだせないことから「いつまでも始められない」というケースも多いでしょう。
そこで本記事では、仮想通貨の黎明期からサービスを提供し続ける老舗「Bitstamp(ビットスタンプ)」の特徴や口座開設方法を解説します。
2022年6月現在は日本居住者の口座開設を停止していますが、今後の再開に備えてぜひ参考にしてください。
仮想通貨取引所Bitstamp(ビットスタンプ)とは?
運営企業 | Bitstamp Ltd |
取扱い銘柄 | BTC,ETH,Cardano,Avalanche,Uniswapなど(計70種類以上) |
最小注文額 | 5ドルor5ユーロ~ |
各種手数料 | ・現物取引:0.25%~・入出金、送金:無料 |
その他サービス | Bitstamp Earn(ステーキングサービス) |
Bitstamp(ビットスタンプ)は、Bitcoin(ビットコイン)の誕生から3年目にあたる2011年にサービスをスタートした老舗仮想通貨取引所です。
日本における知名度はあまり高くない一方、取引量のランキングは2022年6月現在で11位(coinmarketcap調べ)にランクインしており、欧州だけならトップ3に入っています。
取扱い銘柄は70種類程度と比較的少ないものの、上場時の審査が厳格な裏返しでもあり、価格動向の監査を外部機関に委託しているため、フェアな環境の中でトレードできるでしょう。
仮想通貨取引所Bitstamp(ビットスタンプ)の特徴
ここからは、ビットスタンプの特徴を3つ解説していきます。
・取り扱い銘柄が少なく初心者向き
・相場の不正取引を監視する外部機関を導入
・2018年に韓国系ファンドによって買収
自身に合っているかを判断するためにも、それぞれきちんと押さえておきましょう。
取り扱い銘柄が少なく初心者向き
海外取引所は数百種類の銘柄を取り揃えているケースが多く、大きな価格変動が見込める草コインがトレードできるでしょう。
ただし、あまりに審査が緩和されていると「詐欺案件」も上場しやすくなり、購入後に突然発行者が撤退して、資金を持ち逃げされるリスクもあるのです。
一方、ビットスタンプは70種類程度しか取り扱っていないため、運営実態が不明瞭な仮想通貨を購入する危険性は低いといえるでしょう。
また、一見少ないように見えても20種類が最多水準の国内取引所と比べれば十分豊富であることから、「初めて海外取引所を使う」という方にはおすすめです。
相場の不正取引を監視する外部機関を導入
法規制が整いきっていない仮想通貨市場では、資金力を持った組織による「不正操作」も散見されます。
たとえば、少しずつ買い注文を入れて上昇相場を作り、ある程度資金が流入してきた段階で一気に売却する手口が代表的であり、慣れているトレーダーですら気づかないこともあるのです。
しかし、ビットスタンプは特定の取引活動を追跡する監査プラットフォームを導入し、市場の同行調査を外部機関に委託しています。
すなわち、主観による監視よりも公正な環境となっているため、安全性を求める方には特にマッチした取引所といえるでしょう。
2018年に韓国系ファンドによって買収
ビットスタンプは、2018年に韓国系ファンドによって買収されており、一時は運営体制やサービスの変化が危惧されていました。
参照:Twitter
しかしながら、結果として既存のビットスタンプ運営陣はそのまま残留する形となり、買収前と何ら変わらぬ状態で活動しています。
むしろ、韓国を始めとするアジア圏への市場拡大、そして経営体力の増強にもつながったことから、トレーダーとしては安心材料の1つに数えて良いでしょう。
ただ、実権を握るファンドが「鶴の一声」を発しただけで状況は一変するため、その点には注意しなければなりません。
仮想通貨取引所Bitstamp(ビットスタンプ)の取扱通貨
ビットスタンプの取扱い通貨は比較的少ないものの、注目度が高い銘柄は多数上場しており、十分効果的な資産運用が行えます。
ここでは、その中でも特におすすめの仮想通貨を3つ解説するため、ぜひ参考にしてください。
Uniswap(ユニスワップ)
ユニスワップは、イーサリアムベースの分散型取引所であり、ガバナンストークンも同じ名称で発行されています。
比較的歴史が長いプラットフォームでありながら、いまだトップクラスの取引量を誇っており、今後のアップデート次第では大きな価格高騰も期待できるでしょう。
2022年6月現在は、比較的低価格で推移しているため、ある程度まとまった量をストックしやすい点も大きな魅力です。
Immutable X(イミュータブルエックス)
Immutable Xは、イーサリアムとの互換性を保持しつつ、トランザクションの処理能力をさらに向上させるセカンドレイヤー*です。
*セカンドレイヤーとは、既存のブロックチェーンに付加してさらに機能を向上させる技術。上からかぶせるイメージから第二階層(セカンドレイヤー)と呼ばれており、レイヤー2という別名も存在する。
仮想通貨市場の下落トレンドに左右されることもなく、安定した価格推移となっているため、売買差益よりもステーキングに向いた通貨といえるでしょう。
Euro Tether(ユーロテザー)
米ドルをベースにしたUSDT(テザー)は比較的メジャーですが、ビットスタンプにはユーロ版のテザーも上場しており、まさに欧州系取引所ならではといえます。
参照:coingecko
ユーロ価格と連動していることから、大規模な価格変動は発生しにくいため、こちらもステーキングメインか、利益のストック用に活用しても良いでしょう。
仮想通貨取引所Bitstamp(ビットスタンプ)の手数料
ビットスタンプの取引手数料は、過去30日間における米ドル建ての取引額をベースとしており、他社に比べると少し割高な印象となっています。
過去30日間における取引額 | 取引手数料 |
2万ドル未満 | 0.25% |
10万ドル未満 | 0.24% |
20万ドル未満 | 0.22% |
40万ドル未満 | 0.20% |
60万ドル未満 | 0.15% |
100万ドル未満 | 0.14% |
200万ドル未満 | 0.13% |
400万ドル未満 | 0.12% |
2,000万ドル未満 | 0.11% |
20億ドル未満 | 0.10% |
大きな資金を投じる余裕があるならある程度ディスカウントされますが、少額投資を検討している方はコストがかさんでしまうリスクもあるため、トレード回数自体を減らすなどして対策するのがおすすめです。
仮想通貨取引所Bitstamp(ビットスタンプ)の評判・口コミ
ここからは、ビットスタンプの評判・口コミを解説します。
今後利用を検討している方は、ぜひ参考にしてください。
取引量が大きい
取引量の大きさは流動性の向上にもつながるため、取引所を選ぶ上でも注目するべきポイントです。
そして、ビットスタンプは同じく主要のジェミニと並んでトップへ躍り出た実績があり、個人トレーダーはもちろん機関投資家も利用している可能性があります。
参照:Twitter
上図では出来高の不正操作についても言及していますが、ビットスタンプは2022年現在においてもランキング首位をキープしており、信ぴょう性は高いといえるでしょう。
手数料を引き下げるには大金が必要
ビットスタンプの取引手数料を引き下げるには、取引額を積み重ね続ける必要がありますが、そのハードルの高さはSNSでも話題に挙がっているようです。
参照:Twitter
最下限に到達するには20億ドル(約2,600億円)ものトレードを行わなければならず、ほとんどの個人トレーダーは実質不可能といえるでしょう。
取引所の中には比較的簡単な条件で0.05%までディスカウントされるケースもあるため、低コスト重視の場合は他社も併用しながら運用してみてください。
積極的にプラットフォームをアップグレードしている
ビットスタンプは、積極的にプラットフォームをアップデートしており、トレーダーの利便性向上に務めている姿勢が見受けられます。
参照:Twitter
将来的にも様々な改善を実施する可能性があるため、日本人向けサービスを再開した際はスピーディーに口座を開設しましょう。
仮想通貨取引所Bitstamp(ビットスタンプ)で口座開設・入金/出金方法
ビットスタンプはこれまで日本居住者でも利用できましたが、2022年6月現在はサービスを停止しており、口座開設画面でも以下のように表示されてしまいます。
参照:bitstamp
そのため、利用したい場合は今後の再開を待つ他なく、運営のアナウンスをこまめにチェックしておいた方が良いでしょう。
ただし、「海外に居住する日本人」なら問題なく口座が開設できるため、もし該当する方はぜひ手続きしてみてください。
仮想通貨取引所Bitstamp(ビットスタンプ)のQ&A
ここからは、ビットスタンプでよくある質問を3つ解説していきます。
日本居住者向けのサービス再開に備えておきたい方は、ぜひ参考にしてください。
ビットスタンプのセキュリティ対策は?
ビットスタンプは、外部機関による不正監視を導入しているだけでなく、以下のようなセキュリティ対策も実施しています。
・トレード時の暗証番号
・マルチシグ(特定の操作を行った際に複数の署名を要求する仕組み)
・ログイン通知
・2段階認証
・コールドウォレット
ブロックチェーンネットワークから資産を切り離して管理するコールドウォレットは、上記の中でも特にセキュリティ性向上につながる仕組みです。
老舗ならではのノウハウも備えているため、比較的安心してトレードに専念できるでしょう。
日本居住者向けのサービスはいつ再開されるの?
ビットスタンプは、日本居住者向けサービスの開始時期を公表していないため、引き続き運営からのアナウンスを待ちましょう。
一方、「日本人の利用」が制限されたわけではなく、海外に住んでいる方は問題なく口座開設が可能です。
取引手数料を抑える方法は?
ビットスタンプの取引手数料を抑えるには、取引額を積み重ねる必要がある一方、価格変動リスクなどを考慮すると初心者にはおすすめできません。
したがって、トレード自体の回数を減らした方が安全にコストを削減できるでしょう。
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