Gate.ioは日本人の利用不可(日本以外の居住地は引き続き利用可能)
Gate.ioは2,000を超える仮想通貨を扱う人気の取引所でしたが、2024年7月22日から日本居住者はGate.ioの新規登録ができなくなりました。
Gate.ioが日本市場から撤退したのはコンプライアンスを守るためです。
Gate.ioで口座を持っていた人はまだ資金の出金や取引はできるため、早いうちに資産をほかの取引所やウォレットに移しておきましょう。
この記事のポイント
- Gate.ioは日本人でも利用できる
- Gate.ioの利用に伴って違法性はない
- 国内取引所と比べて安全性などの注意点はある
Gate.io以外のおすすめ取引所を探している方は、「海外仮想通貨取引所のおすすめランキング」の記事をご参照ください。
※以降の記事は、2024年7月22日以前の情報です。
日本人はGate.ioを利用できる?
日本人はGate.ioを利用できます。
ただし、制限を受けている地域があるので、以下2点について解説します。
- 日本人は利用可能
- 制限を受けている地域について
Gate.ioを利用できるのか?や、気をつけたい地域をチェックしていきましょう。
日本人は利用可能
日本人は、Gate.ioを利用可能です。
海外取引所の中には、日本在住者の利用を制限しているケースもいくつか見られます。
Gate.ioについては、そういった制限はありません。
むしろ、過去には日本人限定のキャンペーンなども実施しており、積極的に利用を促していると言えるでしょう。
他の海外取引所と同様にKYCなどを行えば、問題なく利用可能です。
登録方法については「仮想通貨取引所Gate.io(ゲートアイオー)とは?評判・手数料・口座開設について」で解説しています。
制限を受けている地域について
Gate.ioでは、利用規約において制限を実施している・実施する可能性がある地域を明記しています。
利用規約内では、制限を実施している地域のことを「Restricted Locations(制限地域)」と呼称しています。
2024年5月時点において、Restricted Locationsに挙げられている国の一例は以下のとおりです。
- 米国
- 中国
- シンガポール
- カナダ
- フランス
- ドイツ
- 香港
- マレーシア
- スペイン
- オランダ
上記のような地域にいる場合は、利用を中止するように推奨されているので、該当する方は注意しましょう。
各地域において、サービスの制限や終了などの可能性についても示唆されてます。
Gate.ioを利用しても違法ではない
Gate.ioの違法性などについて、以下から解説していきます。
- どの海外取引所でも違法ではない
- Gate.ioについては金融庁からの警告も無し
Gate.ioの利用は違法ではないか?といった法的な点や、金融庁の対応などについてチェックしていきましょう。
どの海外取引所でも違法ではない
前提として、金融庁の登録を受けていないどの海外取引所を利用しても、違法ではありません。
上記の点は、Gate.ioの利用についても同様です。
一方で、日本向けに事業を展開したい事業者サイドは、登録が必要です。
というのも、取引所など暗号資産交換業を行う際には登録が必要な旨が、制度で決まっています。
利用者サイドが違法性などを、心配する必要はありません。
Gate.ioについては金融庁からの警告も無し
Gate.ioについては、金融庁からの警告なども2024年5月時点では行われていません。
日本人向けに積極的に事業を展開しているものの、登録を受けていない海外取引所については金融庁から警告を受けることが多いです。
著名な取引所では、Bitget・Bybit・MEXCなどが金融庁から警告を受けており、名指しで注意喚起が行われています。
Gate.ioについては上記のような措置を受けていませんが、日本において登録をしていないため、海外取引所であるのは確かです。
違法ではないがリスクはある!Gate.ioの注意点
登録を受けていないため、Gate.ioにはいくつか国内取引所と比較したときに注意点が見られます。
- 国内取引所のほうが安全性は高い
- 扱っている通貨についても注意が必要
- 今後何らかの制限がある可能性はある
- 日本円からの取引は基本的にできない
Gate.ioに限らず、海外取引所に共通するポイントでもあるため、海外取引所を利用する方はチェックしていきましょう。
国内取引所のほうが安全性は高い
Gate.ioは一定の評価を受けている海外取引所ですが、取引所としての安全性は国内取引所のほうが高いです。
日本はこれまで段階的にさまざまな法規制を整備しており、各規制を守ったうえで国内取引所は運営されています。
取引所や仮想通貨関連に焦点を当てると、以下のような点で安全性を確保しています。
- 発行周りの厳格なルール
- ハッキングや流出を前提とした資金管理の徹底
- デリバティブ周りの規制など
基本的に、海外取引所の場合は規制というよりも、各取引所が独自にセキュリティ・資金への対策を行っており、その安全性はピンキリです。
Gate.ioについても独自に準備金証明を行っていたり、万全なセキュリティ対策をアピールしていますが、国内取引所と同じような感覚で利用はできません。
扱っている通貨についても注意が必要
Gate.ioは1,000以上の通貨を扱っていますが、玉石混交の面があります。
国内取引所の大きなデメリットは、扱っている通貨の数が少ない点です。
上記は、一定の条件をクリアした通貨しか扱わないというルールがあるためです。
国内取引所が扱っている品質が一定担保された通貨のリストは、ホワイトリストやグリーンリストと呼称されることもあります。
Gate.ioのような海外取引所は上場スピードが早いため、話題の通貨をいち早く手に入れたり、時価総額や流動性が小さい通貨も取引可能です。
しかし、国内取引所よりも未発達な通貨を扱いがちな側面も強いです。
今後何らかの制限がある可能性はある
Gate.ioサイドから、今後何らかの制限が実施される可能性がある点についても注意が必要です。
というのも、海外取引所が突然、規制を強化するケースが多いからです。
例えば、Gate.ioのような海外取引所が、国内取引所を始める際にグローバル版が利用できなくなるといったケースもあります。
またシンプルに各国の規制に配慮し、一定の国の利用を制限するといった措置が取られる場合もあります。
上記の措置が見られたときは、猶予期間が与えられるケースが多いので、その間に資金を移動させる必要があるのでご注意ください。
日本円からの取引は基本的にできない
Gate.ioを利用する際には、基本的に仮想通貨を入出金して取引を行います。
国内取引所であれば銀行口座で入金して、日本円から仮想通貨を取引することが可能です。
Gate.ioを含め、海外取引所ではそういった利用は基本的にできないです。
すでに仮想通貨を保有しており、アドレスを通して仮想通貨を送金するといった少し慣れが必要な作業が必要になります。
シンプルにBTCやETHなど著名な仮想通貨を購入して長期間というだけの場合であれば、利便性が低いです。
Gate.ioは日本語に対応している?
Gate.ioは、日本語に対応しています。
基本的な取引を行うだけであれば、Gate.ioを利用する上でハードルを感じることはないでしょう。
一部、日本語化されていないものも見られましたが、翻訳アプリなどを使用すれば問題ない範囲です。
英語ができなくとも、Gate.ioを気軽に利用可能です。
日本人のGate.io利用ついてまとめ
この記事では、日本人のGate.io利用可否ついて解説しました。
Gate.ioは日本人であっても利用可能で、日本語対応も行われています。
違法性などもないので、他の海外取引所と同じように利用可能です。
具体的な利用方法に関しては「仮想通貨取引所Gate.io(ゲートアイオー)とは?評判・手数料・口座開設について」で詳しく解説しているので、あわせてご覧ください。