Gate.ioは2,000を超える仮想通貨を扱う人気の取引所でしたが、2024年7月22日から日本居住者は新規登録ができなくなりました。
Gate.ioが日本市場から撤退したのはコンプライアンスを守るためです。
Gate.ioで口座を持っていた人はまだ資金の出金や取引はできるため、早いうちに資産をほかの取引所やウォレットに移しておきましょう。
Gate.io以外のおすすめ取引所を探している方は、「海外仮想通貨取引所のおすすめランキング」の記事をご参照ください。
Gate.ioへ入金する前にやること
Gate.ioへ入金する前に、やっておきたい点について、以下から解説していきます。
- 登録を済ませる
- Gate.ioでのKYC
- 仮想通貨の購入
- トラベルルール周りの確認
Gate.ioへ入金するための準備を済ませていきましょう。
登録を済ませる
まずは、Gate.ioへの登録を済ませましょう。
Gate.ioへの登録だけであれば、メールアドレスもしくは電話番号とパスワードだけで登録可能です。
通常のWEBサービスにおける会員登録と大きく変わりません。
数分程度で完了するため、あらかじめ済ませておくのがおすすめです。
Gate.ioへの登録や取引所としての概要などについては「仮想通貨取引所Gate.io（ゲートアイオー）とは？評判･手数料･口座開設について」で解説しています。
Gate.ioでのKYC
次に、Gate.ioにおいてKYC(本人確認)を行いましょう。
Gate.ioでは、登録自体はメールアドレスや電話番号のみで可能です。
しかし、さまざまな機能の利用にはKYCが必須となっています。
入金についてもKYCが必要です。
また、登録と違って若干時間が異なる可能性があります。
通常数分程度で終了しますが、30分から12時間程度時間が必要なこともあることが公表されています。
また、上記に加えてWEB・アプリ経由で行うことになりますが、写真や入力内容のミスなどで却下されるケースも多いです。
KYCについては、上記のようなトラブルがある点を押さえて、お急ぎの方は早めに済ませておくのがおすすめです。
仮想通貨の購入
Gate.ioへの入金は、基本的に仮想通貨経由で行うことになります。
詳細は後述しますが、Gate.ioでの購入も可能ですが、仮想通貨のほうがスムーズです。
仮想通貨を持っていない方は、国内取引所で購入していきましょう。
国内取引所であれば、日本円から仮想通貨への換金が可能です。
まだ、国内取引所へ登録していないという方は、出金手数料無料のBITPOINTなどをチェックしましょう。
BITPOINTの詳細は「ビットポイント(BITPOINT)の口座開設手順【画像あり】」で解説しています。
国内取引所で何らかの仮想通貨を購入したら、その仮想通貨をGate.ioへ入金することで取引が可能になります。
トラベルルール周りの確認
トラベルルール周りも確認しておくのがおすすめです。
特に国内取引所経由での送金に関しては、要注意です。
トラベルルールはマネロンなどの対策として、各国内取引所が対応しているルールです。
トラベルルールにはいくつか枠組みの種類があり、枠組みが異なる取引所間での入出金ではトラブルが発生したり、反映が長引くケースもあります。
この点については、出金周りでも関連してくるので、一度使用している国内・海外取引所のトラベルルールの詳細をチェックしておくのがおすすめです。
また、MetaMaskなど、プライベートウォレットならトラベルルールの対象外なので、一度プライベートウォレットを挟ませると、問題なく入金可能です。
MetaMaskを使用する方は「MetaMask(メタマスク)とは？メリット・デメリットや始め方・使い方を徹底解説」をご覧ください。
Gate.ioへ仮想通貨を入金する手順
Gate.ioへ仮想通貨を入金する方法について、以下から解説していきます。
- Gate.ioで入金する方法
- 購入する場合
Gate.ioへ実際に入金する方法を、押さえていきましょう。
Gate.ioで入金する方法
以下の手順で、PCからGate.ioに入金可能です。
- Gate.io似アクセス
- ウォレットのマークから「クラシック口座」へ
- 「現物口座」へ
- 「入金」へ
- 「オンチェーン入金」へ
- 通貨やネットワークを選択
- アドレスをコピーまたはカメラでスキャン
上記はPCの手順ですが、スマホからでもおおむね同じ手順で可能です。
アドレスについては、間違うと仮想通貨を失う可能性があるため、かならず何度もチェックしてください。
Gate.ioには先物向けの口座など、さまざまな口座が用意されています。
上記のような口座については現物口座に入金し、各口座に振替えることで利用可能です。
購入する場合
仮想通貨を入金するのではなく、直接Gate.ioで購入することもできます。
購入する場合、以下のような種類があります。
- クレジットカード
- P2P取引
- 銀行口座
他の取引所でも見られる傾向にありますが、クレジットカード・銀行口座については対応状況が異なることが多いです。
また、P2P取引は通常の取引と異なり、第三者の業者と取引を行うものになっています。
ハードルやサポート状況を考慮すると、国内からでは仮想通貨での入金がスムーズに進みやすいです。
Gate.ioに入金できる仮想通貨とおすすめ
Gate.ioで入金する仮想通貨について、以下の点から解説していきます。
- 主要な通貨は対応
- 通貨によってコストは異なる
- おすすめはガス代が安い通貨
Gate.ioで入金する仮想通貨について迷っている方は参考にしてください。
主要な通貨は対応
Gate.ioは、一例として以下のような仮想通貨の入金に対応しています。
- BTC
- ETH
- USDT
- LTC
- BCH
- SOL
- AVAX
上記以外でも、Gate.ioが取り扱っているものでは一部を除いてサポートしています。
おおむね、国内取引所で取り扱っているような主要な通貨であれば、どのようなものでも入金可能です。
通貨によってコストは異なる
通貨によって、入金に必要なコストは異なります。
Gate.io自体では、入金手数料を設定していません。
しかし、ブロックチェーンを通した入金となるため、ブロックチェーンにおける手数料のガス代が発生します。
主要な通貨の中でも、ETH・BTCは非常に手数料が高いため注意が必要です。
タイミングによって異なりますが、上記通貨に関しては数千円から数万円の手数料が発生する想定をしておいたほうが良いです。
決済手段として利用されがちなUSDTについても、イーサリアム上のものについては高い手数料が発生します。
おすすめはガス代が安い通貨
入出金で使用するのにおすすめの通貨は、ガス代が安い通貨またはチェーンです。
国内取引所で広く扱われているものであれば、XRPなどであれば比較的ガス代が低く済みます。
EVMやイーサリアム経済圏を利用したい場合は、L2を利用して入金するのがおすすめです。
ETHであれば、以下のようなL2に対応しています。
- Arbitrum
- OP
- ZkSync
- Linea
一部の国内取引所でも、L2経由での出金に対応しています。
Gate.ioへ入金する場合の注意点
Gate.ioへ入金する場合の注意点について、以下から解説していきます。
- 一部通貨ではフォーマットの対応可否が異なる
- アドレス周りの管理には気をつける
- 入金の額面が大きい場合はKYCもチェック
Gate.ioへ入金する際に、特に気をつけたい点をチェックしていきましょう。
一部通貨ではフォーマットの対応可否が異なる
各通貨のフォーマットにおいて対応していないケースが見られ、注意が必要です。
各仮想通貨には同じ通貨であっても、細かな仕様や存在している場所が異なっています。
具体的には、さまざまなフォーマット・チェーンがあり、その対応状況は異なっている状況です
Gate.ioにおいては、BTC・ETH・GRIN・XLM・LTC・USDTについては対応状況が異なってきます。
ネイティブトークン・アドレス・メインネットという条件であれば、基本的に問題ありません。
ただし、一度該当する通貨を送付する場合は、コチラをチェックしておくのがおすすめです。
アドレス周りの管理には気をつける
アドレスとウォレット管理において、ミスをすると仮想通貨を失うことに繋がります。
特に致命的になりがちなのが、アドレスとウォレット周りの管理です。
仮想通貨の入金にはアドレスを使用しますが、アドレスを1文字でも間違えた場合、基本的に取り戻せないと考えてください。
何度も念入りに確認し、その上で少額の入金を行ってから本番の入金を行うのがおすすめです。
初めての方は特に上記の形で、入金するのがおすすめです。
また、トラベルルールの関係からプライベートウォレットを使用する場合も、ウォレットの管理は慎重に行ってください。
秘密鍵を無くす・盗難されるといった事態が起こると、こちらも取り戻すことは不可能です。
入金の額面が大きい場合はKYCもチェック
Gate.ioから大きな額を入金する際には、再度KYCが必要になる可能性もあります。
Gate.ioでは、KYCに複数の段階が存在しています。
そして、疑わしい・リスクが高いと判断された出金については別途厳しいKYCが必要です。
特に金額が大きくなるほど、厳しいKYCが必要になってきます。
そのため、入金する金額が大きく、出金についても多額になる場合はあらかじめ別途KYCが必要になる可能性も押さえておきましょう。
Gate.ioの入金で問題が発生したときにチェックしたい点
Gate.ioの入金で問題が発生した場合に、チェックしたい点を以下から解説していきます。
- 時間の経過
- アドレスなどのミス
- トランザクションの確認
- Gate.ioが提供している機能
トラブルにあったときに、チェックしたい点を押さえていきましょう。
時間の経過
Gate.ioにて、すぐに入金が反映されない場合でも、まずは数十分程度は放置してみるのがおすすめです。
仮想通貨の送金には、そもそも一定の時間が必要です。
主に時間がかかる工程は、以下のとおりです。
- 出金元の処理
- ブロックチェーンの処理
- 入金先の処理
出金元の処理については、出金元の取引所またはウォレットからチェック可能です。
ブロックチェーンの処理状況については、各チェーンの処理能力・混雑状況・タイミングに左右されます。
仮想通貨の種類にもよりますが、送金を行ってから処理が完了され、入金先にて安全に扱うまでにはブロックの承認数などの関係から一定の時間が必要です。
上記の背景から、時間が解決してくれるパターンも非常に多いです。
アドレスなどのミス
アドレスのミスが無いか？という点をチェックするのも、おすすめです。
仮想通貨のアドレスは口座番号のようなもので、これが間違っていると、Gate.ioにて入金を確認することはできません。
また、仮想通貨の送金は基本的に不可逆的なものなので、取り戻すことはできません。
アドレスの間違えについては、送金前にかならず慎重にチェックしておきましょう。
トランザクションの確認
トランザクションの現在の状態を確認することで、入金状態をチェックすることも可能です。
各ブロックチェーンには、トランザクションやブロックの状態を確認できるエクスプローラーが用意されています。
そういったエクスプローラーを利用して、トランザクションIDなどで検索をかけると、現在のトランザクションの状態をチェック可能です。
エクスプローラーにて問題がない場合は、少なくともGate.ioのアドレスに入金できるか？否か？はチェック可能です。
Ethereumであれば、Etherscanなどが著名なブロックエクスプローラーになっています。
使用方法は「イーサスキャン(Etherscan)をまとめて解説｜画面の見方と便利な使い方」で解説しています。
Gate.ioが提供している機能
Gate.ioでは、入金の遅延・混雑向けに「セルフヘルプアクセラレーション」という機能を提供しています。
セルフヘルプアクセラレーションは、混雑などを理由に入金に時間がかかっている際に、入金を高速化させる機能です。
セルフヘルプアクセラレーションを利用すると、数分から30分ほどで入金が確認できる可能性が高くなります。
60分以上入金が反映されない場合は、問い合わせを行うことが推奨されているので積極的に利用したい機能です。
入出金を行うページから利用でき、トランザクションIDを入力すると使用できます。
セルフヘルプアクセラレーションの詳細については、コチラをご覧ください。
Gate.ioの入金に関するよくある質問
Gate.ioの入金に関するよくある質問を以下から回答していきます。
- キャンペーンなどはある？
- 海外取引所だけど安全？
- 通貨の入金が停止されているのはなぜ？
Gate.ioの入金に関する細かな疑問を解決していきましょう。
キャンペーンなどはある？
Gate.ioでは、新規ユーザー向けのキャンペーンをいくつか展開しています。
2024年4月時点では、入金や取引などのタスクを済ませることで、最大6,666ドル相当の報酬が貰えるキャンペーンが展開されています。
ただし、条件や内容はタイミングなどによって、変化するため注意が必要です。
初回ユーザーを対象とした報酬については、コチラで詳細が確認できます。
海外取引所だけど安全？
Gate.ioの安全性については、他の海外取引所と大きく変わりません。
他の海外取引所と同様に、日本において登録を行っていません。
国内取引所は、世界的に見ても厳しい水準で規制されており、顧客保護が徹底されています。
海外取引所が破産し、顧客資産が保護されなかった例はいくつか見られます。
一方、国内取引所については、過去にそのような事例は見られません。
上記の点から、国内取引所と同じような感覚で利用できないのは確かです。
利便性が非常に高いのは事実ですが、基本的に自己責任で利用していく必要があります。
通貨の入金が停止されているのはなぜ？
Gate.ioは、基本的に扱っている通貨であれば入金を受け入れています。
しかし、メンテナンス中などの理由で、入金や取引が停止しているケースがあります。
原因については、Gate.io内の問題か、ブロックチェーンサイドの問題なのかは通貨によって異なってくるため一概には言えません。
入金が再開され次第、通知を送信できる機能もあるのでこういったものを活用すると良いでしょう。
取引が停止されていない通貨であれば一時的に他の通貨に換金し、出金することも可能です。
Gate.ioへの入金についてまとめ
この記事では、Gate.ioの入金についてさまざまな点から解説しました。
Gate.ioでは入金後、さまざまなタスクを済ませることで、報酬が得られるキャンペーンなども実施されています。
こういったものを活用して、お得にGate.ioを利用していきましょう。
データ出典：Gate.io
