仮想通貨取引所OKX(旧OKEx)とは?評判・手数料・口座開設について
2023年6月27日、OKXは日本居住者向けのサービス利用を制限しています。
これからOKXを利用・登録はお控えください。
この記事では海外仮想通貨取引所OKXの評判・手数料について解説していきます。
国内の仮想通貨取引所で取引してきたけど、マイナーコインも取引したい。
少額資金で高いレバレッジによる大きなリターンを期待したい。
こんなお悩みをお持ちの方に、OKXの口座開設、入出金方法を図解付きでわかりやすく開設していきますので参考にしてみてください。
OKX(旧OKEx)が日本居住者向けサービスの利用を制限
2023年6月26日、OKXは日本居住者向けのサービス利用を制限しました。
OKXへのログインは可能ですが、出金に関しては人によって状況が異なります。
「出金できない」と言っている人もいれば、「KYCをしていたからなのか、出金できた」という人も見られる状況。
日本居住者の出金に関して、OKXは「公式サイトで正式なアナウンスをする」とツイッターで発言しています。
今後の対応に関しては、OKXからのアナウンスを待つことになりそうです。
OKXがサービスの利用を制限した理由
OKXの公式サイトには、「法的な理由や規制によって日本ではOKXを利用できない」という説明が為されています。
OKX Exchange products aren’t available in your region
OKX Exchange products aren’t available un Japan due to local laws and regulations. You can still sign up/log in, and access OKX Wallet. If you don’t reside in Japan, you may continue using OKX Exchange products with a valid government-issued ID.
(当サイト訳)
OKX Exchange製品は、お住まいの地域ではご利用いただけません。
OKX Exchange製品は、現地の法律や規制により日本ではご利用いただけません。サインアップ/ログイン、およびOKXウォレットへのアクセスは可能です。日本にお住まいでなくても、政府発行の有効な身分証明書があれば、OKX Exchange製品を引き続きご利用いただけます。
OKX
2023年5月には、バイナンスが日本居住者向けサービスの終了を発表。2023年夏頃を目処に、日本の法律を遵守したバイナンスジャパンの設立を予定しているというニュースもありました。
OKXの運営元である「OKグループ」は、日本向けの仮想通貨取引所として「OKCoin Japan」をすでに運営しています。
日本向けの対応が今後どうなるか、引き続き調査を行います。
仮想通貨取引所OKX(旧OKEx)とは?
出典:CoinMarketCap トップ仮想通貨スポット取引所より一部引用
OKXは中国に拠点を置く仮想通貨取引所で以前はOKExの名称で取引されていました。
創業は2017年となっており、2022年に名称を現在のOKXに変更。
対象地域は180か国以上となっており、2000万人を超えるユーザーと取引が行われています。
過去の現物取引高は世界2位を誇り、現在でも310の仮想通貨取引所内で13位と最大手の取引所です。
ちなみに24時間の取引高は3,250億円、対して日本大手のbitFlyerが260億円なので10倍以上の取引が行われていることになります。
なお、Mediverseがおすすめする他の海外仮想通貨取引所は、「海外の仮想通貨取引所おすすめランキングBEST10」でご紹介しているので、あわせてご覧ください。。
仮想通貨取引所OKX(旧OKEx)の特徴
出典:OKX公式より一部引用
仮想通貨取引所OKXは大きく5つの特徴があります。
取引高が世界トップレベル
過去にはBinanceに次ぐ世界2位の取引高を誇っており、一日の流通量が非常に多くて取引も安定して行われています。
流動性の高い取引所では板取引も活発に行われており、マッチングもしやすい状況です。
さらに価格も安定しやすく安心して取引ができる環境といえるでしょう。
高いレバレッジに対応
OKXの人気のひとつに高いレバレッジ取引があります。
レバレッジはさまざま取引で利用できますがとくに倍率が高いのが最大125倍のパーペチュアル取引 (先物取引のひとつで決済期日が設けられていない取引) です。
日本国内の仮想通貨取引所では金融庁の取り決めで最大2倍までとなっています。
OKXのレバレッジをうまく運用することにより、少ない資金で大きなリターンを得ることが可能です。
口座開設がかんたん
OKXは仮想通貨取引の口座開設がかんたんに行えるようになっています。
身分証は基本的に必要なく、メールアドレスさえあれば5分もあれば登録可能です。
日本の仮想通貨取引所は身分証などのKYC (容貌画像) に加え、審査にも時間がかかるので時間をかけずに登録できるのは非常に助かります。
複数のセキュリティ対策をしている
OKXは、顧客の資産を守るために、複数のセキュリティ対策をしています。
具体的には
- 資産をコールドウォレットで管理
- ログイン時の二段階認証
- アカウントロック
- ファンザパスワードの設定
- アンチフィッシング設定
以上の対策で、ハッキング被害を防ぎます。
インターネットから切り離されたコールドウォレットで資産を管理し、ログイン時に二段階認証をおこなうことで、不正なアクセスを排除します。
一定回数パスワードの入力を間違えた場合はアカウントをロックし、独自のファンザパスワードを設定することでハッキングの被害を防ぎます。
アンチフィッシング設定とは、公式サイトを装った偽のメールを見分けるための設定です。
あらかじめ任意のコードを設定しておくと、公式サイトからのメールには設定したコードが記載されるので、フィッシング詐欺を防げます。
サポートセンターが充実している
OKXのサポートセンターは、24時間、年中無休で対応しています。
顧客からの問い合わせは、AIチャットとボイスチャットが対応しています。
日本語翻訳の設定はないのですが、かんたんな英語で返答してくれ、翻訳ソフトを利用すれば問題なく使用できるでしょう
また、多くのFAQが用意されており
- 入金・出金
- クレジットカードの使い方
- マイニングガイド
- ウォレットの使い方
などを確認できます。
ログインパスワードの変更やメールアドレスの変更、アカウントの閉鎖などもサポートセンターから設定可能です。
仮想通貨取引所OKX(旧OKEx)の取扱通貨
出典:OKX公式より一部引用
OKXでは取引可能な仮想通貨が豊富です。
ビットコインやイーサリアムなど代表的な仮想通貨やマイナーな仮想通貨まで扱っており総数は500種類以上あります。
草コインは時価総額の低いものも多数あるので、レバレッジを掛けることなく長期保有でじっくり資産を増やすことも可能です。
今回はメジャーなものをメインに一部紹介します。
- BTC (ビットコイン)
- ETH (イーサリアム)
- XRP (リップル)
- USDT (テザー)
- BCH (ビットコインキャッシュ)
- SOL (ソル)
- DOT (ポルカドット)
- LTC (ライトコイン)
- OKB (オーケービー)
- ETC (イーサリアムクラシック)
- MKR (メイカー)
- LINK (チェーンリンク)
ほかにも多数存在しますが、あまり時価総額が低すぎるものは取引が廃止になる可能性もあるので注意が必要です。
仮想通貨取引所OKX(旧OKEx)の手数料
OKXの手数料をまとめました。
取引手数料(現物) | Maker手数料:0.015〜0.025% (OKBの保有率で変動。 2,000OKBの保有で0.015%) Taker手数料 : 0.030〜0.050% (独自トークンOKBの保有率で変動、2,000OKBの保有で0.030% |
入出金手数料 | 入金手数料:0 出金手数料: あり (通貨により異なる。BTCは0.0004BTC、ETHは0.003ETH) |
独自トークンのOKBの保有がなくても、手数料は低めの設定といえるでしょう。
仮想通貨取引所OKX(旧OKEx)の評判・口コミ
出典:OKX公式より一部引用
仮想通貨取引所OKXの評判や口コミを良いものと悪いものにわけてまとめました。
仮想通貨取引所OKXの良い評判・口コミ
- どの時間帯も取引が活発なので板取引がしやすい
- 時価総額の低い仮想通貨が豊富で将来が楽しみ
- 高レバレッジなら少額で投資できるので勉強しながら楽しめる
- 口座開設の手間がかからないので迅速な取引開始が可能
仮想通貨取引所OKXの悪い評判・口コミ
- 日本円に未対応なので入金の手間がかかる
- 草コイン取引中止の事前通告がない
仮想通貨取引所OKX(旧OKEx)で口座開設・入金/出金方法
ここではOKXでの口座開設方法と入出金方法を説明していきます。
仮想通貨取引所OKXの口座開設方法
まずは右上の『三 (メニュー) 』をタップ
メールアドレスとパスワードを入力後、『SingUp』をタップすると、アドレス宛に6桁の認証コードが送られてくるので、入力後『Next』をタップすると登録完了です。
仮想通貨取引所OKXの入金方法
右上の『三 (メニュー) 』をタップし、『Assets』内の『Deposit』をタップ
入金用アドレスが表示されるので、コピーして送金したい取引所から手続きを行えば入金処理がされます。QRコードの表示もあるのでそちらでも入金手続き可能です。
仮想通貨取引所OKXでは日本円に対応していません。
クレジットカードで購入し、入金する方法を解説します。
ログイン後、右上の『三 (メニュー) 』をタップし、メニュー画面中央にある『Buy Crypto』をタップ
メニュー画面から通貨 (日本円) を指定し購入したい仮想通貨を選択後、購入したい仮想通貨分を記入するとレートに応じて自動的に支払金額が計算されます。
決済のクレジットカードをを選択し、『Buy ○○○ (購入仮想通貨名) 』をタップすると決済画面に移ります。
ここからは個人情報の登録 (氏名、電話番号)やクレジットカード番号の登録になります。
登録後、仮想通貨の購入が完了します。
仮想通貨取引所OKXの出金方法
右上の『三 (メニュー) 』をタップし、メニュー画面にある『Assets』内の『Withdraw』をタップ
対象の仮想通貨を選んだら『Continue』をタップ
出金先のアドレスと出金したい量を入力し、『Submit』をタップしたら出金完了です。
OKX(旧OKEx)の取引履歴ファイルをダウンロードする方法
仮想通貨で利益を得た場合、確定申告する必要があります。
確定申告の計算の際には、どのくらい利益が出たか把握する必要があるため、「取引履歴」が必要です。
OKXでは、これまでの取引履歴のファイルをダウンロードできます。
ダウンロードする手順は以下の通りです。
- OKXにログインし、画面上メニューの「Assets」から「Order Center」をクリック
- 「Trading account history」のタブを開き、「Download」をクリック
- 「Account Type」は「ALL」に設定し、「Select Date Range」で取引履歴の取得したい期間を設定したら「Export」をクリック
- 「Status」がReadyに変わったら、青い「Download」をクリックして取引履歴をダウンロード
ダウンロードした取引履歴をもとに損益計算しますが、取引が多いと計算するのは大変です。
そんな時は仮想通貨の損益計算ツールが役立ちます。
下記の記事では取引履歴をアップロードすると、自動で計算できるツール「Gtax」について解説しています。
詳しく知りたい人は下のリンクをクリックしてみてください。
損益計算は『Gtax』にお任せでOK。使い方や評判についてくわしく解説
仮想通貨取引所OKX(旧OKEx)のQ&A
仮想通貨取引所OKXに関するQ&Aを3つ紹介します。
取引の参考にしてみてください。
高いレバレッジで取引をして、追証が心配
OKXではレバレッジ取引で損失が膨らんでも、強制ロスカットが働くので追証の心配はありません。
また急激な価格変動により損失が膨らんだとしても、ゼロカットシステムがあるので証拠金以外に入金する必要はありません。
セキュリティが心配
OKXは世界でも有数な仮想通貨取引所なのでセキュリティは強固といえます。
過去にハッキング被害があった事例はなく、管理は徹底されているといえます。
ただしユーザー側でセキュリティ強化を行うのは必須でGoogle認証システムアプリなどを用いた2段階認証、取引の際に必要になるファンザパスワード、SMS認証などは設定しておきましょう。
OKXは日本語に対応しているの?
残念ながらOKXは日本語未対応のため、取引やサポートの取引も英語でやり取りする必要があります。
口座開設の項目画面でもおわかりいただけると思いますが、英語といっても英単語ばかりなので、Google翻訳ソフトを使えば比較的かんたんに取引できます。
ただしレバレッジ取引などは判断の遅れが損失につながるので、正しい取引方法を理解してから行うようにしましょう。
仮想通貨取引所OKX(旧OKEx)とは?評判・手数料・口座開設について まとめ
今回はOKXの評判・手数料・口座開設について紹介しました。
英語表記という海外仮想通貨取引所ならではの敷居の高さはありますが、世界でも最大規模の取引所による流動性の高さは国内取引所では比べ物にならないほどです。
また対応通貨も豊富で1年で100倍以上の価値になった通貨があるのも海外仮想通貨取引所の魅力のひとつです。
高レバレッジにも対応し、口座開設も5分もあれば完了するので、まずは登録だけしてみてもいかがでしょうか?