楽天ウォレットとは?手数料やスプレッド・使い方・評判を徹底解説

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楽天グループが運営する「楽天ウォレット」。楽天の様々なサービスとの連携が可能で、楽天のサービスを使っている人ほど便利さを実感できる取引所です。

この記事では、楽天ウォレットの手数料や口コミを紹介します。アプリの画像付きで使い方を解説するので、今日から楽天ウォレットを使いこなせますよ。

目次

楽天ウォレットとは?

楽天ウォレットは楽天グループが運営する仮想通貨取引所です。現物取引と証拠金取引のサービスを提供しています。

前身は「みんなのビットコイン株式会社」が運営していた取引所「みんなのビットコイン」で、2018年に楽天カード株式会社が同社の全株式を取得し完全子会社化しました。その後2019年3月に現在の社名に商号を変更し、同年4月から楽天ウォレットとしてサービスを提供しています。

運営会社楽天ウォレット株式会社
資本関係楽天証券株式会社(100%)
サービス現物取引、証拠金取引
登録番号関東財務局長 第00015号

なお、ほかのおすすめ暗号資産取引所は、「仮想通貨取引所のおすすめ 29社から厳選して紹介」をあわせてご覧ください。

楽天ウォレットの特徴

楽天ウォレットは楽天の様々なサービスとの連携が可能です。連携することでスムーズに仮想通貨を購入できるだけでなく、楽天ウォレットを使うことで楽天市場などのショッピングでもお得になります。

楽天ポイントを仮想通貨に交換できる

国内のほとんどの取引所では現金でしかビットコインを購入できませんが、楽天ウォレットでは楽天ポイントをビットコインに交換することができます。

  • 最小交換数 100ポイントから
  • 交換可能な仮想通貨 ビットコイン(BTC)、イーサリアム(ETH)、ビットコインキャッシュ(BCH)

特別な手続きは不要で、楽天ウォレットの口座さえあればアプリから簡単に交換可能。交換申請後、リアルタイムでビットコインに交換されます。

ほとんどの国内取引所では、仮想通貨を購入する手段は現金での購入に限られます。しかし楽天ウォレットであれば、ポイント交換によって自己負担ゼロで仮想通貨を得ることができます。

楽天SPUの対象になる

楽天SPUとは、対象サービスの条件を達成すると楽天市場でのショッピングのポイントがアップするプログラムです。

楽天ウォレットも対象サービスに含まれており、毎月一定額以上の取引を行うと、楽天市場でのショッピングでもらえるポイントの付与率がアップします。

  • 付与条件 月間30,000円分以上の現物取引(ポイント交換分を含む)
  • 付与率 0.5%

ポイント交換分も条件達成の対象になるので「貯めたポイントを仮想通貨に交換し、付与率をアップさせて集めたポイントをさらに仮想通貨に交換」といった合わせ技が使えます。

楽天キャッシュへ直接チャージができる

楽天ウォレットで購入した仮想通貨は、楽天キャッシュへ直接チャージすることができます。

  • チャージ可能額 1,000円以上
  • 対象仮想通貨 ビットコイン(BTC)、イーサリアム(ETH)、ビットコインキャッシュ(BCH)

チャージの際、いったん売却して日本円へ交換する必要はありません。楽天キャッシュのチャージ画面で「楽天ウォレット」を選択するか、楽天ウォレットのアプリで「楽天キャッシュへチャージ」を選択するだけで、自動的に仮想通貨が日本円へ換金され、楽天キャッシュへチャージされます。

楽天の各種サービスとの提携キャンペーンが多い

楽天ウォレットでは、楽天の各種サービスのユーザー限定キャンペーンがたびたび行われています。

以下はその例です。

  • (2021年10月/楽天モバイルユーザー限定)仮想通貨の購入またはポイント交換を行なった人に楽天ポイントをプレゼント
  • (2022年7月/楽天証券ユーザー限定)で購入またはポイント交換を行なった人で100万ポイント山分け

また提携キャンペーン以外に、楽天ウォレットの新規口座開設と現物取引で楽天ポイントをもらえる常設のキャンペーンも行っています。

楽天ウォレットの取り扱い通貨

以下は楽天ウォレットで取り扱われている仮想通貨の一覧です。

楽天ウォレットで取引できる仮想通貨は、いずれも国内で安定した取引量があり日本語の情報も多い通貨です。

サービス取り扱い仮想通貨
現物取引ビットコイン (BTC) , イーサリアム (ETH) , ビットコインキャッシュ (BCH)
証拠金取引ビットコイン (BTC) , イーサリアム (ETH) , ビットコインキャッシュ (BCH),ライトコイン (LTC),リップル (XRP)

現物取引では日本円で仮想通貨を売買します。チャートを読んだり自分で金額を指定する必要がなく、そのときの価格で売買するので初めて仮想通貨を購入する人にもわかりやすい取引方法です。

証拠金取引とは、自己資本にレバレッジをかけて取引を行う方法です。メリットもありますが特有のルールが多く、また損失が膨らみやすいなどリスクも高いので、投資経験のない人は避けることをおすすめします。

楽天ウォレットの3つのメリット

楽天ウォレットのメリットを3つ紹介します。

  • セキュリティ対策が充実している
  • 専用のスマホアプリがある
  • AIチャットに対応している

セキュリティ対策が充実している

楽天ウォレットは、セキュリティ対策が充実しているのがメリットです。

たとえば、ユーザーから入金された資金は、楽天信託の信託口座で分別管理されています。

また、ユーザーの仮想通貨はオフラインのコールドウォレットで管理されており、ハッキングのリスクはまずありません。

不正ログインや不正出金を防ぐために二段階認証も採用しているので、安心して資産を預けられます。

専用のスマホアプリがある

楽天ウォレットでは、専用のスマホアプリ「楽天ウォレットアプリ」の使用が可能です。

仮想通貨の入出金や購入、ポイント交換やチャージなど、あらゆる機能がスマホアプリに集約されています。

そのため、パソコンを持っていない方はもちろん、外出中でもスマホで仮想通貨投資がおこなえます。

AIチャットに対応している

楽天ウォレットのお客様サポートでは、AIチャットが導入されています。

AIチャットは24時間365日稼働しており、チャットで質問を投げかけると瞬時に返答してくれるのがメリットです。

なお、AIチャットで解決できない場合は、問い合わせフォームから質問すると従業員が個別に対応してくれるのでご安心ください。

楽天ウォレットの3つのデメリット

楽天ウォレットのデメリットを3つ紹介します。

  • 通常ポイントしか交換できない
  • ポイントの交換数量には上限がある
  • メンテナンス中は取引できない

通常ポイントしか交換できない

楽天ウォレットにおいて、仮想通貨を交換できるのは通常ポイントのみです。

期間限定ポイントは交換できないため、他のサービスで利用しましょう。

ポイントの交換数量には上限がある

楽天ウォレットでは、ポイントを仮想通貨に交換するときの上限が決まっています。

具体的な上限は、以下のとおりです。

  • ダイヤモンド会員:1回5万ポイント/1ヶ月50万ポイント
  • ダイヤモンド会員以外:1回3万ポイント/1ヶ月10万ポイント

ダイヤモンド会員とは、楽天ポイントの獲得数によって決まる最上位ランクの会員です。

ポイント交換の上限は高めに設定されていますが、たくさん交換する予定がある方は注意が必要です。

メンテナンス中は取引できない

楽天ウォレットでは、以下の時間にメンテナンスが行われます。

  • 日次メンテナンス:午前6:55~午前7:00(証拠金取引は午前6:50から)
  • 週次メンテナンス:毎週水曜日の午後2:00~午後3:45

メンテナンス中は取引ができないので、売買予定がある場合は価格の急変動に注意してください。

楽天ウォレットの手数料/スプレッド

楽天ウォレットの手数料とスプレッドについて解説します。

手数料

楽天ウォレットではほとんどの手数料が無料です。

口座全体、現物取引

口座開設手数料無料
口座維持手数料無料
日本円入金手数料無料 ※金融機関の振込手数料は利用者負担
仮想通貨預入手数料無料 ※送金元の送金手数料は利用者負担
日本円出金手数料300円
仮想通貨出庫手数料ビットコイン(BTC) 0.001 BTC/件 イーサリアム(ETH) 0.01 ETH/件 ビットコインキャッシュ(BCH) 0.001 BCH/件
楽天キャッシュチャージ手数料無料
口座解約手数料無料
現物取引手数料無料

証拠金取引

証拠金取引手数料無料
ロスカット手数料無料
建玉手数料無料

建玉管理料は他社の証拠金取引サービスでは1日0.04%程度の設定となっていますが、楽天ウォレットでは無料です。

数日から数週間にわたってポジションを保有しても手数料がかからないので、取引の時間を取りにくい忙しい人でもコストを気にせずポジションを保有できます。

スプレッド

スプレッドとは買値と売値の差のこと。実質的に取引コストにあたるため、狭いほうが良いとされています。

楽天ウォレットのスプレッドを国内の主要な取引所と比較してみましょう。

取引所名買値売値スプレッド
楽天ウォレット3,277,317円3,135,762円141,555円(4.4%)
コインチェック3,294,893円3,102,000円192,893円(6.0%)
bitFlyer3,293,474円3,101,617円191,857円(6.0%)
GMOコイン3,280,365円3,120,347円160,018円(5.0%)
※2022年9月13日現在

スプレッドはタイミングによって変動するものですが、計測時点では楽天ウォレットが4社の中で最も低い値でした。

スプレッドは取引コストになるので、売買を繰り返して投資利益を上げたい場合は注意したほうが良いものです。しかし仮想通貨をまず購入してみたいということであれば、スプレッドの広がりはそれほど気にする必要はありません。

楽天ウォレットの評判・口コミ

SNSでの楽天ウォレットの評判を集めました。

悪い評判・口コミ

出金や出庫に関して悪い評判がありました。

出金が遅い

楽天銀行への出金の場合はリアルタイム反映ですが、楽天銀行以外の金融機関の場合は1営業日程度時間がかかります。

出金先金融機関の営業時間にも左右されるので、時間に余裕を見て出金手続きを行いましょう。

こちらはイーサリアムの出庫が遅いという意見です。

仮想通貨の出庫は仮想通貨取引所の手続きだけでなく、それぞれの仮想通貨のネットワークの混雑具合によってもスピードが変わります。

また送金先アドレスを間違えた場合は送金が失敗してそのまま戻ってこない危険もあるので、出庫時のアドレス確認は念入りに行いましょう。

良い評判・口コミ

良い評判については、楽天のサービスとの連携による利便性を評価するものが多くありました。

楽天銀行からの入金が楽

https://twitter.com/aomra_00/status/1565979428336783361

楽天銀行口座と連携すると、入金も出金もアプリだけで完結するのでスムーズ。リアルタイムで楽天ウォレットの残高に反映されるので、値動きが激しい仮想通貨でも売買タイミングを逃しません。

ポイントを使ってノーリスクの投資が可能

https://twitter.com/ob7BoNo9O3xKwfs/status/1553804161766297600

楽天ウォレットでは楽天ポイントをビットコインに交換できるので、実質的に元手ゼロでビットコイン投資が可能。余ったポイントで気軽に始められます。

楽天ウォレットでの口座開設方法

楽天ウォレットの口座開設は郵送手続きが不要でスマートフォンだけで完結します。早ければ即日で口座開設が完了するので、思い立ったその日に仮想通貨を購入することも可能です。

<事前準備>楽天会員になる

楽天ウォレットは楽天会員でないと口座開設ができません。楽天会員でない場合は、事前に会員登録を済ませておきましょう。

(1)アプリのインストール

口座開設の申し込みはスマートフォンアプリからでもパソコンからでも可能です。今回はスマートフォンアプリを使うので、アプリをインストールしておきましょう。

楽天ウォレットアプリ

楽天ウォレットアプリ

Rakuten Wallet, Inc.無料posted withアプリーチ

楽天ウォレットには「楽天ウォレット」と「楽天ウォレットPro」というふたつのアプリがあります。現物取引だけの場合は「楽天ウォレット」のみインストールしましょう。

(2)必要情報の入力

「口座開設」のボタンから「楽天会員の方はこちら」を選択します。楽天IDでログインするので、画面の案内に従って氏名などを入力していきましょう。

なお本人確認書類、もしくは楽天銀行の口座に登録してある氏名や住所と異なる場合は審査でNGとなることがあります。

転居や引越しなどで本人確認書類の情報が古くなっている場合は、必ず最新の情報に更新してから楽天ウォレットの口座申し込みを行いましょう。

(3)本人確認

楽天銀行口座を持っている場合は、楽天銀行で口座振替設定をするだけで本人確認が完了します。本人確認書類の提出が不要なので、本人確認書類に利用できる書類を持っていない場合はこちらの方法を使いましょう。

楽天銀行口座を持っていない場合

楽天銀行口座を持っていない場合は、本人確認書類をスマートフォンで撮影して本人確認を行います。

利用可能な書類は以下の2種類です。

  • 運転免許証
  • 在留カード

(4)口座開設完了

本人確認が終わったら、口座開設審査が完了するのを待ちましょう。最短即日で完了しますが、申し込みが土日祝日や平日夜間になった場合は翌営業日以降になることがあります。

楽天ウォレットでの入金/出金方法

次に楽天ウォレットでの入金と出金の方法です。楽天ポイントを仮想通貨に交換する方法や、楽天キャッシュにチャージする方法も解説します。

日本円入金

楽天銀行口座を持っている場合はリアルタイム入金が可能です。

(1) ホーム画面の「日本円」を選択

(2) 「入金」をタップ

(3) 入金額を入力

あとは確認画面で金額を確認して入金手続きを完了すれば、すぐに楽天ウォレットの口座に残高が反映されます。

楽天銀行口座と連携していない場合

楽天銀行口座と連携していない場合は、振込入金先が表示されます。ATMやネットバンキングから振込入金を行ってください。

なお楽天ウォレットの口座名義人と異なる名義での入金はできません。必ず自分の銀行口座から入金しましょう。

楽天ポイントを仮想通貨へ交換

(1) ホーム画面で「楽天ポイント交換」を選択

(2) 交換する仮想通貨を選択

(3) 交換したいポイント数を入力

確認画面でポイント数を確認して手続きを完了すれば、選んだ仮想通貨にすぐに交換されます。

日本円出金

楽天銀行口座を持っている場合はリアルタイム出金が可能です。

(1) ホーム画面で「日本円」を選択

(2) 「出金」をタップ

(3) 出金額を入力

出金手数料がかかるので、手数料分を差し引いた額を入力してください。

楽天銀行口座を持っていない場合

楽天銀行以外に出金するときは、出金先選択画面で金融機関を選択します。登録されていない場合は「出金先口座の登録/変更」から、自分の銀行口座を登録してください。

なお楽天銀行以外への出金は出金完了まで1営業日程度かかります。余裕をもって出金手続きを行いましょう。

楽天キャッシュへチャージ

(1) ホーム画面で「楽天キャッシュへチャージ」を選択

(2) チャージする仮想通貨を選択

(3) チャージ金額を入力

確認画面で金額を確認し、手続きを完了すればすぐに楽天キャッシュへチャージが完了します。

楽天キャッシュへのチャージは楽天ペイのアプリからも手続きが可能です。チャージ画面の「その他のチャージ方法」で「暗号資産チャージ」を選択してください。

楽天ウォレットのQ&A

最後に楽天ウォレットに関するよくある質問に回答します。

楽天ダイヤモンド会員の特典はある?

あります。楽天ポイントを仮想通貨と交換する際の交換数量上限がダイヤモンド会員になると上がります。

会員ランク1回あたりの交換上限1ヶ月の交換上限
ダイヤモンド会員以外30,000ポイント100,000ポイント
ダイヤモンド会員50,000ポイント500,000ポイント

ポイント交換した仮想通貨に税金はかかる?

かかります。楽天ポイントを仮想通貨に交換した場合は、交換した時点で一時所得を見なされ課税対象となります。

また交換した仮想通貨を売却して売却益を得た場合、その売却益も課税対象です。

一時所得と売却益、そのほか副業等の収入合計が一定額を超えると、会社員の方でも確定申告が必要となります。税理士や税務署などで相談して、忘れずに確定申告を行いましょう。

交換できるポイントの種類は?

仮想通貨に交換できる楽天ポイントは「通常ポイント」のみです。期間限定ポイントは交換できません。

楽天ウォレットのまとめ

楽天ウォレットについて特徴や使い方を解説しました。

楽天ウォレットは単独でももちろん使えますが、いわゆる「楽天経済圏」を活用している人ほど利便性やポイント還元などのメリットが大きい取引所です。

また、同じ楽天経済圏のなかに独自のNFTマーケットプレイス「楽天NFT」があります。

特徴や注意点については「楽天NFTとは?使い方・評判・手数料を徹底解説」でご紹介しているので、あわせてご覧ください。

データ・画像出典:

楽天ウォレット https://www.rakuten-wallet.co.jp/

楽天ウォレットスマートフォンアプリ(iOS版)

楽天ウォレット株式会社 プレスリリース

https://corp.rakuten.co.jp/news/press/2020/0302_02.html

https://corp.rakuten.co.jp/news/press/2018/0831_02.html

楽天ウォレットQ&A

https://rwallet.my.site.com/faq/s/article/302-04

https://rwallet.my.site.com/faq/s/article/104-02

https://rwallet.my.site.com/faq/s/article/604-11

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