コインムスメ(Coin Musme)とは?特徴・将来性について解説
コインムスメは、擬人化した暗号遺産キャラクターたちによるバトルが楽しめるNFTゲームです。
各キャラクターボイスを声優が担当しており、キャラに扮した声優陣によるリアルライブも行われて盛り上がりを見せています。
驚くべきことに、コインムスメはまだゲームをプレイできません。それにも関わらず、SNS(X・Discord)では注目度が増大中。
いったい、コインムスメとはどんなゲームなのか?本記事で詳しく解説します。
- 想定年利10%以上の仮想通貨運用
- 各種手数料が無料
- 500円から仮想通貨を買える
- SBIグループの運営で安心感◎
この記事のポイント
- コインムスメは仮想通貨の美少女キャラクターでバトルするゲーム
- 「DMMグループ」やゲーム特化型チェーンの「Oasys」と提携済み
- 独自トークンはムスメコイン(MSM)
コインムスメ(Coinmusume)とは
コインムスメは、「Eureka Entertainment Ltd.」がリリースを予定しているNFTゲームです。
暗号資産が擬人化したコインムスメのカードを使ってバトルが行えるほか、現実の仮想通貨の値動きを予想する「騰落率レース」で遊ぶことができます。
サービス名 | コインムスメ(Coinmusume) |
リリース日 | 2023年内を予定 |
ジャンル | 美少女アイドルカードバトル |
プラットフォーム | DM2CStudio(未確定) |
ブロックチェーン | Oasys |
SNS | X(日本版)/ X(グローバル版) Discord Youtube |
- コインムスメ(Coinmusume)のあらすじ
謎の人物、サトコナカモトにより設立された女子校、「コインムスメ学園」 生徒たちは世界をもっと自由にするために投資や金融のことを勉強していた。 しかし仮想通貨全体が暴落、学園は廃校の危機に。 逆境の中で学園が下した決断は、仮想通貨アイドルユニットを作り、人々にもう一度仮想通貨の素晴らしさを伝えて人気を取り戻すこと。 彼女たちがどんな未来を描くのか、 どの仮想通貨アイドルが世界の覇権を握るのか。、 それはあなたのプロデュースと一票にかかっている。
引用:Coin Musume Whitepaper
コインムスメが話題を集める理由
驚くべきことに、コインムスメはまだゲームがリリースされていません。
コインムスメがゲームリリース前から注目を集めている理由は、3つあります。
- 声優を起用したキャラクターたちが魅力的
- SNSを活用して、ユーザー・運営間の交流が盛んに行われている
- 企業との提携が次々に進んでいる
声優を起用したキャラクターたちが魅力的
コインムスメには、暗号資産が擬人化されたキャラクターが登場します。
なんと、すでに声優が付いているキャラクターもいます。
キャラクター名 | 元の仮想通貨 | ひと言 |
---|---|---|
イーサ(石飛恵里花) | Ethereum | 「世界はもっと自由に繋がるべきです。そのために私がいます」 |
リピア(西門志織) | Ripple | 「下僕のみんな、お待たせー!リピアちゃんに会えて嬉しい?」 |
ドジィ(堀越せな) | DOGE | 「えっとね!わたしね!楽しければどっちでもいいわん!きゃふ!」 |
オアシス(山崎夏菜) | Oasys | 「ここヒットボックス厳しいけど壁抜け見ててね!はい自己ベ決まったー!あたし天才!?」 |
マティック | MATIC | 「あぁダメダメ!そこは見ないでください!鳩さん逃げちゃうです!」 |
ジェムティ | GMT | Coming soon |
デップ | DEP | Coming soon |
アスター | ASTR | Coming soon |
ムスメ | ‐ | 「がんばって仮想通貨を勉強してくからみんなもついてくるなの!まず、通貨ってなに?」 |
モナ | MONA | 「お、これは爆上げ草コイン見つけたお!とりあえずムスメちゃんに買わせて様子見するお!」 |
ビット(林柚月) | BTC | 「仮想通貨の未来は私が守るわ!ってちょ、こらー!モナちゃんまたムスメちゃんに悪さして!天誅!」 |
コインムスメのキャラクターは、可愛いビジュアルはもちろんのこと、現実の仮想通貨に即した性格を持つのが魅力のひとつ。
例えば、ドジィというキャラクターの元ネタになっているのは、犬コインと呼ばれるDOGECoin。オアシスというキャラクターの趣味はEゲームなのですが、その元ネタになっているのはブロックチェーンゲームでよく使用されるOasysという仮想通貨です。
現実の声優と二次元を融合させたキャラクターたちは、コインムスメの人気に一役買っているのでしょう。
2023年現在、暗号資産は全世界に2万以上あると言われています。日本国内に上場している暗号資産だけでも、70以上。
今後、新たなキャラクターが誕生するのも楽しみになっているのかもしれません。
私の推しはDEPちゃんです!!!
デップ!デップ!デップ!デップぅぅうううわぁああああああああああああああああああああああん!!! あぁああああ…ああ…あっあっー!あぁああああああ!!!デップデップデップぅううぁわぁああああ!!! あぁクンカクンカ!クンカクンカ!スーハースーハー!スーハースーハー!いい匂いだなぁ…くんくん んはぁっ!デップたんの橙色巻髪をクンカクンカしたいお!クンカクンカ!あぁあ!! 間違えた!モフモフしたいお!モフモフ!モフモフ!髪髪モフモフ!カリカリモフモフ…きゅんきゅんきゅい!!あぁあああああ!かわいい!デップたん!かわいい!あっああぁああ! 本当に暗号資産DEPには期待して…いやぁああああああ!!!にゃああああああああん!!ぎゃああああああああ!! ぐあああああああああああ!!!暗号資産は現実じゃない!!!!????実態があるかどうかよく考えたら… デ ッ プ ち ゃ ん は 現実 じ ゃ な い?にゃあああああああああああああん!!うぁああああああああああ!! そんなぁああああああ!!いやぁぁぁあああああああああ!!はぁああああああん!!DEAああああ!! この!ちきしょー!やめてやる!!現実なんかやめ…て…え!?見…てる?コインムスメのデップちゃんが僕を見てる? コインゲッコーのデップちゃんが僕を見てるぞ!デップちゃんが僕を見てるぞ!コイン学園のデップちゃんが僕を見てるぞ!! ゲームのデップちゃんが僕に話しかけてるぞ!!!よかった…世の中まだまだ捨てたモンじゃないんだねっ! いやっほぉおおおおおおお!!!僕にはデップちゃんがいる!!やったよムスメ!!ひとりでできるもん!!! あ、ゲームのデップちゃああああああああああああああん!!いやぁあああああああああああああああ!!!! あっあんああっああんあイーサ様ぁあ!!マ、マティックー!!リピアぁああああああ!!!モナァぁあああ!! ううっうぅうう!!俺の想いよデップへ届け!!コインムスメのデップへ届け!
SNSを通じて、ユーザー・運営間の交流が盛んに行われている
コインムスメは、SNSを通じてのコミュニケーションが盛んです。
公式Xではユーザーにリポストを送ったり、大喜利を実施したり、パロディを投稿したりと連日お祭り騒ぎの様子を呈しています。
ユーザーと運営の間でコミュニケーションを取ることで、プロジェクトへの親近感が湧きます。実際にゲームがリリースされた際には、多くのユーザーがコインムスメに参加することが予想されます。
コインムスメのXは、ゲームを宣伝するアカウントというよりも、ユーザーとの交流を図るために位置づけられているように見えます。
公式Discordは「コインムスメ学園」と呼ばれています。
まるで学園生活を送るように、ユーザー同士でコミュニケーションを取れる場所になっています。
規約やルールは“生徒手帳”にまとめられ、自由に参加できる部活動が存在します。
コインムスメのゲームの舞台である「コインムスメ学園」で共同生活できるような疑似体験は、ユーザーにとっても楽しく、面白いものになっているようです。
ブロックチェーンゲームというとハードルが高く感じてしまいますが、上記したような運営の取り組みによってそのハードルを感じさせない仕様になっています。
企業との提携が次々に進んでいる
コインムスメは、企業やブロックチェーンプロジェクトと提携を行なっています。
DMM.com DM2C Studio | OASYS | avex creative factory |
MARBLEX | PlayMining | CryptoGames |
Spectrum | STEPN(Find Satoshi Lab) | Astar Network |
まだゲームリリース前の段階から、ほかの企業やプロジェクトと提携しているのは注目に値します。コインムスメの将来性に期待できる材料にもなるでしょう。
ゲーム配信を予定しているDM2CStudioは、大手企業のDMMグループ子会社です。
DM2CStudioは、Web3プロダクト事業を進めるために2023年1月に設立されており、コインムスメはそこで配信するゲームとして選ばれています。
コインムスメの遊び方・ゲーム内容
コインムスメは5つの段階に分かれて、ゲームが進む予定です。
- キャラの購入・育成
- アリーナバトル
- High and Low
- 騰落率レース
- 暗号資産を通貨と交換する
①キャラの購入・育成
コインムスメは5枚のNFTカードを使ってバトルするゲームです。
バトルで使うためのデッキを組むために、まずはゲーム内に設置されるガチャからNFTを購入してバトルの準備をします。
NFTにはパラメータが設定されており、育成が可能。
LV | キャラクターの育成度合いを示す数値 |
EXP | レベルアップに必要な経験値の数値 |
Rarity | キャラクターのレア度 |
バトルパラメータ | Sing, Dance, Actの3種類のバトルパラメータが存在 |
LUCK | アイテムドロップに影響を与える数値 |
FreeP | 各パラメータにユーザー任意で振り分けられるポイント |
PP | Payout Powerの略。CPを稼ぐ力に直結する数値 |
NFTの準備を整えたら、アリーナバトルを行います。
②アリーナバトル
コインムスメのアリーナバトルは、非リアルタイムの対人戦です。過去にほかのプレイヤーが対戦したデータと勝負することができます。
手持ちのNFTから5枚選んでデッキを編成。1バトル中、デッキのNFTを使って5回対戦を行い、各対戦の勝敗に応じてCPを獲得できます(勝利回数に応じてCP獲得量は変動)。
CPは、後に説明する騰落率レースで使用する投票ポイントです。
③High and Lowチャレンジ
アリーナバトルで勝利した場合、「High and Lowチャレンジ」というゲームに挑戦できます。
High and Lowチャレンジは出された数字の大小を当てる単純なゲームですが、勝つと獲得CPが1.5倍・負けると0ポイントになります。チャレンジに成功もしくは引き分けた後、アリーナバトルを終了するか、High and Lowチャレンジを継続するか選択可能です。
High and Lowチャレンジは失敗するまで何度も挑戦することができます。
④騰落率レース
騰落率レースでは、コインムスメのキャラクターのモチーフになっている仮想通貨のうち、どの仮想通貨が最もパフォーマンスが高くなるかを予想します。
レース毎に定められた期間における値上がり率が高い順、または値下がり率が低い順に総合順位が確定。
ユーザーはパフォーマンスの高いキャラクターを予想し、CPを投票します。
賞金である仮想通貨の「MSM(ムスメコイン)」は順位に応じて設定され、そのキャラクターに投票されたCPの総量で割られて、それぞれのユーザーに配布されます。
例)賞金MSMが1位1,000,000MSM、2位500,000MSM、3位300,000MSM、、、と設定され、1位への投票数が10,000,000CPとすると、1CPの投票当たり0.1MSM獲得できる。
①~④までが、ゲームを通じた一連の流れです。
コインムスメには、育成ゲーム・カードバトル、数字の大小を当てるテーブルゲーム、そして仮想通貨の値動きを予想する投資ゲームの要素があります。
コインムスメの稼ぎ方
コインムスメには、暗号資産が1つ、ゲーム内ポイントが2つあります。
名称 | シンボル | 種別 | 内容 |
---|---|---|---|
ムスメコイン | MSM | 暗号資産 | ・MSMはコインムスメのユーティリティトークン(暗号資産) ・MSMはゲームリリースまでに複数の取引所に上場予定 ・MSMはゲーム内の騰落率レースにより配布されるMSM交換券を使用することで獲得可能。獲得したMSMはゲーム外部に持ち出すことで、仮想通貨取引所で他の暗号資産と交換できる ・MSMは①ガチャによるNFT獲得、②ショップでのゲーム内アイテムの購入などに使用します。 ※他にもゲーム内において使用用途は検討中 |
ミニムスメコイン | mMSM | ゲーム内ポイント | ・mMSMはゲーム内ポイント(暗号資産ではないためゲーム外に持ち出し不可) ・仮想通貨ウォレットを持っていないユーザーが、騰落率レースで配布されるMSM交換券を使用した場合、MSMの代わりにmMSMを獲得 ・mMSMはゲーム内でMSMと同様に使用できる ・mMSMはプレーヤー間の決済手段となる暗号資産ではないため、マーケットプレイスでmMSMを使いNFTを購入できません |
キャラクターポイント | CP | ゲーム内ポイント | ・CPは①アリーナバトル報酬、②プレゼントボックスにより入手することができる ・CPはゲーム内ポイントであるため、ゲーム外に持ち出し不可 ・CPは騰落率レースでの投票に使用できる |
コインムスメでゲームプレイをして、現金を稼ぐまでの流れは以下の通りです。
- MSMを使って、NFTを5体揃える
- アリーナバトルとHigh and Lowを行なって、CPを集める
- 騰落率レースでCPを投票
- 騰落率レースで予想が当たればMSM交換券を獲得できる
- MSM交換券を、MSMに変換する
- MSMを仮想通貨取引所に送って、法定通貨とトレードする
コインムスメで稼げるかどうかは、暗号資産MSMが値上がりするかどうかが重要です。
ただ、MSMを増やすためには騰落率レースで予想を当てる必要があるため、相場を読む力もあった方がいいかもしれません。
コインムスメのエコノミクス
コインムスメは、ガチャやショップでの売上の8-9割をMSMの購入にあて、報酬プールに送付するといいいます。
コインムスメのエコシステムは、「ユーザー恩恵を受けやすい設定」になっています。
エコシステムとは、ブロックチェーンで新たに創り出される経済の仕組みのことです。コインムスメの場合、「MSMを元にした経済圏」と捉えられます。
では、コインムスメが売上の大半をエコシステムに還元するというのは何を意味するのか?
それは、「MSMの価値をコントロールしやすくなる」ということです。運営はガチャ売上の大半を使ってMSMを購入して、報酬プールに送付します。報酬プールは、投票結果に応じたMSMをユーザーに配布すること、またはMSMの価値を上げるためのバーンにのみ使用されます。
(バーンは、株式投資をしている人であれば「運営が積極的に自社株買いをしてくれる」とイメージすると分かりやすいかもしれません)
要するに、運営はゲームの持続性を高めるために、売上の大半をMSMの購入に充ててゲームの価値を高める努力をする。ユーザーは、その恩恵を受けやすい環境になっているということです。
従来のアプリゲームと比べると分かりやすいですが、コインムスメはプラットフォーム費や開発チームが貰う運営費の分を、エコシステムに投入している設計になっているのが分かります。
コインムスメの始め方
コインムスメはまだゲームがリリースされておらず、ゲームの具体的な始め方は明かされていません。
しかしゲームがリリースされるのは「DM2CStudio」の予定です。
ブラウザ上でゲームを行うと推察されるため、国内仮想通貨取引所やメタマスクなどのウォレットを準備しておくと良いかもしれません。
コインムスメの将来性と懸念点
コインムスメは従来のブロックチェーンゲームに比べると、将来性には期待できます。
リリース前から話題が大きく、エコシステムは持続可能性が高い設計になっています。
その一方で、ブロックチェーンゲームはやはり参入者の数が少なく、本当にユーザーを集めることが出来るかは課題となることが予想されます。
将来性①シンプルなゲーム性は、ユーザーの定着率を上げる
コインムスメのゲームは、NFTを用いたカードバトルということで非常にシンプルです。
High and Lowチャレンジ・騰落率レースも、そこまで多くの知識は必要としていません。
もちろん騰落率レースに関しては知識があった方がいいでしょうが、勘で予想したとしても当たる時は当たります。究極、上がるか・下がるかの二択を選択するだけですからね。
これらのシンプルなゲーム性は、作業ゲーが多いブロックチェーンゲームと比べると、定着率が高まることが予想されます。
ブロックチェーンゲームの課題のひとつに挙げられるのが、ユーザーの定着率の低さです。
がんばって取引所口座を開設して、ウォレットを作って、「いざ!ゲームを楽しもう!」となっても、ゲームがつまらなかったら飽きてプレイしなくなってしまいます。
その点コインムスメはシンプルなゲームとなっており、騰落率レースは勝ち負けが決まっていないため、毎回ハラハラしながら動向を見守ることができます。
声優の起用やSNSを通じたコミュニティの盛り上がりに惹かれてコインムスメをプレイする人が増えれば、ゲームの定着率を上げられるかもしれません。
将来性②特定プレイヤーによる、報酬の総取りが行われにくい
ブロックチェーンゲームと切っても切り離せないのが、収益性です。つまり、どれだけ稼げるか。
これまでのBCGは、どれだけ強いNFTを持っているか、そのNFTを育て上げるために、どれだけ課金したかによって、稼げるかどうかが如実に分かれていました。
新規参入者にとっては、この構造は非常に不満が溜まります。稼げる聞いて始めてみたのに、ろくに稼げない。これではゲームから離れるユーザーも出るでしょう。
コインムスメが面白いのは、MSMの獲得割合が「騰落率レースの結果」によって決められている点です。
仮想通貨の値動きに関しては、いくら強いNFTを持っているからと言っても干渉することは不可能。
コインムスメでは、特定のプレイヤーの寡占状態を防ぎ、どんなユーザーにも収益獲得できるチャンスを分け与えているゲームシステムが想定されています。
たとえ最強の名馬を保有している馬主がいたとしても、実際の競馬レースではどの馬が1位になるのか分からない点と似ています。
コインムスメのホワイトペーパーには、Play to Earnについての説明があります。明確に「全員が儲かることは実現不可能」と述べられています。
また重要なことは「ユーザー全員が儲かる」ことは実現不可能であり、そのような幻想を見せる詐欺的な運営をするのではなく、正確な説明をした上でユーザーに納得感を持って遊んでもらうことです。そのために私たちは、①に加えて、ユーザーに世界観やキャラクターを好きになってもらい「楽しい」という体験価値を最大化する試みをします。
コインムスメはあくまで「楽しい」が第一にあって、その付加価値として収益性があると考えられます。
もちろんコインムスメにおいても、強いNFTを得るためにガチャをたくさん回せる資金力がある人が有利である構造はあるでしょう。ただ、NFTバトルで獲得できるのは、騰落率レースの投票券です。この場合、当たるか外れるかはもう「神のみぞ知る」という状態。
資金力に乏しいユーザーであっても、「Hihg and Lowチャレンジ」という救済措置があります。数字の大小を予測するだけの単純なゲームですが、買った報酬として1.5倍のMSMが得られる点は注目に値します。しかも、チャレンジは当たり続ける限り何度でも可能だといいます。
このようにコインムスメでは、収益性を期待するユーザーが利益を得られる機会を用意されています。ゲームシステムそのものが、ユーザーの満足度を高める構造になっています。
先行者有利なブロックチェーンゲームが多い中、「これだったらやってみたい」と思うユーザーも増えるかもしれません。
懸念点①参加者の絶対数
コインムスメは従来のブロックチェーンゲームに比べて、ゲーム性やエコシステムに優れている点は見られます。
ただ、やはりブロックチェーンゲームはまだまだ市場でのプレイヤーが少なく、参入者を増やせるかどうかがカギとなるでしょう。
「ブロックチェーンゲームならではの体験ができる」と言っても、世間ではまだまだNFTや仮想通貨の認知度は低めです。
コインムスメでは、mMSMというゲーム内ポイントがあればプレイを楽しめる構造にはなっていますが、その理解を得るまでのハードルを超える必要があります。
「ブロックチェーンゲームって、ウォレットとか仮想通貨必要なんでしょ?よくわからないからいいや…」
このような考えを持つ人にも「コインムスメをやってみたい!」と思わせて、実際にプレイして楽しんでもらう。そのような人を今後、どれだけ増やせるかが課題のひとつに挙げられます。
懸念点②エコシステムの持続性
コインムスメのエコシステムは、ユーザーにとって恩恵を受けやすい設定になっているのは前述のとおり。
ただ、運営・管理費で割り当てられている額は非常に小さいもので、「ゲームを持続させるための、運営体制を維持し続けられるのか?」という疑問があります。
これは例えば、ラーメン屋がチャーシュー麺を100円で客に提供し続けて、客はどんどん肥えていく一方で、店主がどんどん痩せ細っていくみたいな状況が起こるのではないか?ということです。店主が倒れてしまったら、ラーメン屋は営業できません。
もちろんコインムスメ運営はその点は考えていると思います。
運営会社のEureka Entertainmentは、ゲームリリース後の1年間の運営費などに使う資金調達は済ませています。
ただ、公開されているエコシステムを見ると、あまりにもユーザーにメリットがありすぎる点が、かえって疑念点に感じてしまうのも事実。その点に関しては、今後なにか発表があるかもしれないので、続報を待ちたいと思います。
- 想定年利10%以上の仮想通貨運用
- 各種手数料が無料
- 500円から仮想通貨を買える
- SBIグループの運営で安心感◎