GameFiとは?特徴や今後の見通し・おすすめのゲームを徹底解説
これまでのゲームは、純粋に楽しむためにプレイするものでした。
しかし、暗号資産(仮想通貨)やブロックチェーン技術を活用することで、ゲーム中心に独自の経済圏が生まれました。
ちなみに、GameFiは「NFTゲーム」「ブロックチェーンゲーム」とも呼ばれていますね。
本記事では、GameFiの特徴や今後の見通し、おすすめのゲームを徹底解説します。
ゲームが好きな方や、ゲームで稼いでみたい方は、ぜひ最後までご覧ください。
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GameFiとは?
GameFi(ゲームファイ)は、Game(ゲーム)とFinance(金融)をつなげた造語です。
ブロックチェーンの技術を使用したゲームでは、ゲーム内の通貨に暗号資産(仮想通貨)を使用しています。
人気があるゲームの場合は、通貨が暗号資産取引所での取り扱いがあり、稼いだ通貨を日本円やドルに交換可能です。
東南アジアなどの国では、ゲームをプレイして暗号資産(仮想通貨)を稼ぐだけで生活費をまかなえる人もでてきています。
Play to Earn(遊んで稼ぐ)とも呼ばれており、近年注目されている働き方です。
GameFiがよくわかる5つの特徴
GameFiの特徴を5つにまとめました。
- ゲームをプレイして暗号資産(仮想通貨)を稼げる
- NFTを獲得できる
- 他のゲームでもアイテムやキャラクターが使える
- アイテムやキャラクターをレンタルできる
- 不正対策に強い
詳しく解説します。
ゲームをプレイして暗号資産(仮想通貨)を稼げる
GameFi最大の特徴は、ゲームをプレイして稼げることです。
- ゲームで良い成績を上げる
- ゲーム内のミッションをクリアする
- 毎日ログインする
このようなタスクをこなすことで、暗号資産(仮想通貨)がウォレットに送金されます。
稼いだ通貨はキャラクターのレベルを上げたり、アイテムを購入したりできますし、暗号資産取引所でも交換ができます。
暗号資産取引所に上場している通貨であれば、最終的に日本円に交換が可能なので、ゲームをプレイして報酬を稼げます。
NFTを獲得できる
ゲーム内のアイテムやキャラクターはNFT化されていることが多いです。
NFTはゲーム内のマーケットプレイスで売買できますし、OpenSea(オープンシー)などのゲーム外のマーケットプレイスでも取り扱っています。
プレイヤーは自由にNFTを売買できるので、暗号資産(仮想通貨)を稼ぐことが可能です。
また、オリジナルのキャラクターや記念のアイテムもNFTにできます。
大会やイベントなどで獲得したNFTは希少価値があり、他のアイテムと比べて価格が高くなりやすいです。
他のゲームでもアイテムやキャラクターが使える
アイテムやキャラクターがNFT化していることで、ウォレットや他のゲームへ簡単に転送ができるようになりました。
ゲーム同士の互換性がある場合は、育てたキャラクターやアイテムを他のゲームでも使用できます。
例えば「ゲームA」で育てたキャラクターを「ゲームB」では、強化アイテムに使用するイメージです。
万が一ゲームのサービスが終了した場合も、キャラクターやアイテムはウォレットに残るので、安心してプレイできます。
アイテムやキャラクターをレンタルできる
GameFiでは、ゲーム開始と同時にアイテムをレンタルして進めることもできます。
大人気ゲームのAxie Infinity(アクシーインフィニティ)では、スカラーシップ制度と呼ばれている仕組みです。
多くのキャラクターを所有する投資家と、ゲームで稼ぎたいプレイヤーをマッチングするサービスもあり、東南アジアを中心に使用されています。
NFTを使用するゲームの多くは、プレイをするためにNFTを購入する必要があり、初期投資ができないプレイヤーは大きく稼げない状況でした。
しかしアイテムをレンタルすると、初期投資を抑えてゲームを有利な状態で開始できます。
不正対策に強い
今までのゲームでは、プログラムを不正に改ざんしてゲームを有利にする「チート」という行為が行われていました。
ゲームのバランスが崩れるような悪質なチートもあり、業界にとって大きな問題となっています。
GameFiでは、分散的にデータを管理するブロックチェーンの技術を使用しているので、チート行為ができない設計になっています。
すべてのプレイヤーが公平にゲームを楽しめる環境が整っています。
GameFiでおすすめのゲームを紹介
GameFiでおすすめのゲームを2つ紹介します。
どちらも大人気のゲームなので、ぜひプレイしてみてください。
元素騎士オンライン
元素騎士オンライン(ONLINE)は、エレメンタルナイツONLINEが元になっているNFTゲームです。
メタバースでユーザー自らコンテンツをつくって報酬がもらえる仕組み、「UGC to Earn」が採用されています。
また、初期費用無料でプレイもできるので、NFTゲーム初心者にもおすすめです。
元素騎士ONLINEに関する詳しい情報は、「元素騎士オンラインとは?始め方・攻略方法・稼ぎ方を紹介」で解説しているので、あわせてご覧ください。
Axie Infinity(アクシーインフィニティ)
Axie Infinity(アクシーインフィニティ)は2021年に大流行したNFTゲームです。
ゲームでは、Axie Infinity(AXS)とSmooth Love Potion(SLP)という2つの通貨を獲得できます。
ゲームの内容は、Axie(アクシー)と呼ばれるキャラクターを対戦させ、報酬として通貨を獲得して遊びます。
DappRadarの取引ランキングを見てみると、ゲームカテゴリーで13位となっており、全盛期に比べるとガクッとユーザー数は減りましたが、未だに多くのプレイヤーが楽しんでいます。(2023年4月現在)
The Sandbox(ザ・サンドボックス)
The Sandbox(ザ・サンドボックス)は、LAND(ランド)と呼ばれる土地を販売しています。
プレイヤーがLANDを購入することで、オリジナルのゲームや、キャラクターを作って遊びます。
無料でアバターやアイテムを作成できるツールがあり、完成したアバターをマーケットプレイスでの販売も可能です。
LANDを他のプレイヤーに貸し出したりイベントを開催することで、暗号資産(仮想通貨)The Sandbox(SAND)を獲得できます。
GameFi関連の仮想通貨銘柄
GameFiに関連する代表的な仮想通貨銘柄を紹介します。
- Enjin Coin(エンジンコイン/ENJ)
- Oasys(オアシス/OAS)
- DEAPcoin(ディープコイン/DEP)
- The Sandbox(サンドボックス/SAND)
- GensoKishi Metaverse(元素騎士オンライン/MV)
Enjin Coin(エンジンコイン/ENJ)
Enjin Coin(エンジンコイン/ENJ)は、シンガポールの企業「Enjin(エンジン)」が開発した仮想通貨です。
NFTマーケットプレイスである「Enjin Platform(エンジンプラットフォーム)」の基軸通貨として機能します。
Enjin Coin(エンジンコイン/ENJ)に関する特徴は以下のとおりです。
- Enjin Platform(エンジンプラットフォーム)でNFTを簡単に作成・販売可能
- Enjin Platform(エンジンプラットフォーム)の「メルティング機能」で、不要なNFTをENJに戻せる
- サムスン電子やマイクロソフトなどの大手企業との提携
- Coincheck(コインチェック)で購入可能
Oasys(オアシス/OAS)
Oasys(オアシス/OAS)は、ブロックチェーンゲームを遊びやすくするために開発されたブロックチェーンプラットフォームです。
プラットフォームの中心となる仮想通貨は「OAS」で、ステーキングやガス代の支払いに使用されます。
特徴は、以下のとおりです。
- ブロックチェーンゲームのガス代を支払う必要がない
- 「Verse(ヴァース)」と「Hub(ハブ)」の2層でプラットフォームを構築
- 独自に仮想通貨を設計できる
- bitFlyer(ビットフライヤー)やgumi(グミ)、SEGA(セガ)など、多数の著名な企業が参画
- bitbank(ビットバンク)で購入可能
DEAPcoin(ディープコイン/DEP)
DEAPcoin(ディープコイン/DEP)は、ゲームプラットフォームのPlayMining(プレイマイニング)で使用する仮想通貨です。
スマホやPCで気軽にゲームをプレイし、DEAPcoin(ディープコイン/DEP)を得られます。
運営のDEA社は、日本人を中心としたチームで構成されており、CEOの吉田直人氏は、3つの会社を上場させた経験を持つ実績あるリーダーです。
DEA社はシンガポールに所在していますが、活動のイメージは日本のプロジェクトに近いものとなっています。
DEAPcoin(ディープコイン/DEP)はBITPoint(ビットポイント)で購入可能です。
The Sandbox(サンドボックス/SAND)
The Sandbox(サンドボックス/SAND)は、メタバースプラットフォームの1つで、仮想通貨「SAND(サンド)」が使用されます。
主な特徴は以下の4つです。
- ゲーム内の土地を売買、貸し借り可能
- ボクセルアートのキャラで自由に行動し、他者と交流可能
- ゲームやアートなどを創作し、ギャラリーを設置可能
- スクウェア・エニックス、ソフトバンクグループなど多くの企業とパートナーシップを結んでいる
- Coincheck(コインチェック)で購入可能
GensoKishi Metaverse(元素騎士オンライン/MV)
GensoKishi Metaverse(元素騎士オンライン/MV)は、MMORPG形式のNFTゲームです。
「MV」はステーキングやガバナンスへの使用を目的としている仮想通貨ですが、ほかにもゲーム内で使用できる仮想通貨「ROND」も発行しています。
仮想通貨MVは仮想通貨取引所のZaif(ザイフ)で購入可能です。
GameFiの今後の見通しと将来性
GameFiは今後もプレイヤーが増え、市場が拡大すると予想されています。
具体的には
- 通信環境の向上
- 多くの企業が参入
- メタバースの進化
このような理由があげられます。
特に5G通信が実用されてからインターネット環境は大きく向上し、多くのプレイヤーを集めてのゲームが可能になりました。
一方、法整備がまだ追いついていないという課題もあります。
ソーシャルゲームなどで流行した「コンプリートガチャ」が景品表示法違反の対象になったこともあり、NFTの販売方法によっては違法となる可能性もあります。
今後プレイヤーが増えることで、法規制が整備される可能性は高いです。
世界中でプレイできるゲームが多いので、日本だけでなく各国のニュースにも注目してください。
GameFiのリスク・注意点
GameFiには多くの魅力がありますが、同時にいくつかのリスクや注意点がともなうので、管理が必要です。
以下のポイントについて解説します。
- 秘密鍵の管理
- 投機的・詐欺的なサービス
- 価格の変動性
- ブロックチェーンなどの基本的な知識が必要
秘密鍵の管理
GameFiでは、秘密鍵の管理が重要です。
秘密鍵を紛失したり、第三者に盗まれたりすると、所有しているデジタルアセットやゲーム内アイテムを失うリスクがあります。
さらに、一度失われた秘密鍵の復旧は非常に困難であり、多くの場合不可能です。
そのため、秘密鍵の管理方法や保存場所の選定には十分な注意が必要です。
投機的・詐欺的なサービス
GameFiのブームにともない、多くの新しいプロジェクトが登場しました。
しかし、中には投機的な目的で作られたものや、利用者をだます詐欺的なサービスも存在します。
新しいゲームやサービスに投資する前に、背後にあるチームや企業の信頼性、サービスの評価やレビューの確認が大切です。
価格の変動性
NFTやゲーム内通貨は、市場の需給やニュース、トレンドなどさまざまな要因により価格が大きく変動します。
利益だけでなくリスクについても考えて、冷静な判断が必要です。
ブロックチェーンなどの基本的な知識が必要
GameFiを楽しむためには、ブロックチェーン技術や仮想通貨などに関する基本的な知識が必要です。
たとえば、取引手数料やブロックチェーンのネットワーク選択など、初心者には難しいポイントも多くあります。
GameFiを始める前に、必要な知識を身につけておくのがおすすめです。
GameFiのまとめ
GameFiの特徴や今後の見通し、おすすめのゲームを解説しました。
多くのゲームで暗号資産(仮想通貨)を稼ぐことができ、無料で体験できるゲームも多いです。
新しいお金の稼ぎ方、GameFiにぜひ挑戦してみてください。
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