メタバースに進出したFacebook(Meta)のサービスや将来性を徹底解説!
2021年10月にアメリカの大企業Facebookが、社名をメタ・プラットフォームズ(Meta)へと変更して、大きな話題となりました。
メタ・プラットフォームズの「メタ」は、仮想空間のメタバースからきています。
Facebook(Meta)が展開するサービスは、今後スマートフォンではなく、AR(拡張現実)やVR(仮想現実)端末へと変化していくでしょう。
本記事では、Facebook(Meta)がメタバースで展開しているサービスや、今後の見通しを徹底解説します。
ぜひ最後までご覧ください。
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Facebookは社名を変更しメタバースへ進出
Facebookが社名を変更した理由は、以下の通りです。
- 2030年までにメタバースが一般的になる
- 暗号資産(仮想通貨)を使用したデジタル経済圏の誕生
- 1兆ドル規模のビジネスチャンスがある
2010年代に、私たちが使用するデバイスは、デスクトップパソコンからスマートフォンへと移行しました。
2020年代には、使用するデバイスがスマートフォンからメタバースへ移行するとFacebook(Meta)は予想しています。
Facebook(Meta)のCEOマーク・ザッカーバーグ氏は、将来は数十億人のユーザーが、数千億ドルの買い物をメタバースでするだろうと語っています。
今後も大きく成長するメタバース産業に投資をするという意味で、社名をメタ・プラットフォームズへと変更しました。
Facebook(Mets)がメタバースで展開するサービス
Facebook(Mets)が現在力を入れているサービスは、以下の通りです。
- Horizon Workrooms(ホライゾンワークルームス)
- Meta Quest(メタクエスト)
- Horizon Worlds(ホライゾンワールド)
- クリエイター教育プログラム
詳しく解説します。
Horizon Workrooms(ホライゾンワークルームス)
Horizon Workroomsは、メタバース上にバーチャルなオフィスを作り、世界中のユーザーと仕事をするサービスです。
通常のビデオ通話でも参加できますが、専用のVRヘッドセットを利用すると、より没入感が高いです。
- ブレインストーミング
- ホワイトボードの使用
- ドキュメントの作成
- スケジュール管理
- 雑談
などの共同作業ができ、現実のオフィスと同じように仕事ができます。
アバター(メタバース上で使用するキャラクター)の表情やしぐさにはこだわっており、目線やハンドトラッキングでのコミュニケーションも可能です。
Meta Quest(メタクエスト)
Meta Questは、VRヘッドセット単体で使用できるデバイスです。
パソコンやスマートフォンと接続しなくてもメタバース空間にアクセスでき、ヘッドセットをつけたまま移動できます。
先ほど紹介したHorizon Workroomsはもちろん
- YouTube
- Netflix
- Amazon Prime Video
などのサービスでも使用できます。
Meta Questの重さは約500グラムで、専用のスペーサーを取り付ければメガネをかけたままの装着も可能です。
VARK(ヴァーク)などのバーチャルライブサービスにも対応しており、アーティストのパフォーマンスを自宅で楽しめます。
Horizon Worlds(ホライゾンワールド)
Horizon Worldsは、アバターの姿でメタバース空間に入り、イベントやゲームをするサービスです。
2022年11月現在日本での使用はできませんが、アメリカやフランスなどでサービスが開始し、利用地域は拡大しています。
Horizon Worldsはクリエイター機能があり、メタバース空間をデザインすることが可能です。
ワールドと呼ばれる空間やアバター、アバターが着用するアイテムを作ることができます。
将来的には、メタバース内で制作した作品を販売できる予定です。
ブロックチェーンゲームのThe Sandbox (ザ・サンドボックス)のように、メタバース内でお金を稼ぐこともできるでしょう。
クリエイター教育プログラム
日本では、Facebook(Meta)と角川ドワンゴ学園が連携し、Immersive Learning Academyを開始しました。
Immersive Learning Academyは、AR(拡張現実)やVR(仮想現実)に特化した教育プログラムです。
主に学生を対象としており
- オンラインカリキュラム
- オンラインワークショップ
- オンラインイベント
を開始する予定です。
現在活躍している多くのクリエイターや専門家と協力し、次世代のクリエイターを育成するためのプロジェクトです。
メタバースに進出したFacebook(Meta)の将来性と課題
メタバース市場は、今後も右肩上がりの成長をしていくでしょう。
総務省が発表した「令和4年 情報通信に関する現状報告の概要」では、今後10年間で約20倍の市場規模になると予想されています。
NFTなどのメタバース空間にあるデジタル商品を、他のプラットフォームに移動する技術の開発も進んでいます。
しかし、まだまだ発展途上なので、解決すべき課題は多いです。
- アバター同士で真剣な交渉ができるのか?
- アカウントの作成などの準備に手間がかかる
- ヘッドセットの装着が大変(日常で使いづらい)
- 髪の毛の乱れやヘッドセットに化粧がついてしまう
1つずつ課題を解決していくとメタバースがより日常に浸透し、Facebook(Meta)のサービスは使用されるでしょう。
メタバースに進出したFacebook(Meta)のまとめ
Facebook(Meta)がメタバースで展開しているサービスや、今後の見通しを解説しました。
メタバース空間の提供や快適な体験ができるデバイス、次世代のクリエイターを育成するプロジェクトも進めています。
VRヘッドセットの装着があり、メタバースを敬遠している方も多いですが、Horizon Workroomsならパソコンでのログインも可能です。
気軽に体験できるので、ぜひ使用してみてください。
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