メタバースとは?歴史や注目する理由・将来活躍する分野を徹底解説
2020年代に入って、企業のテレワークやオンライン学習サービスの増加により、メタバースに注目が集まっています。
メタバースを利用すると自宅でも仕事ができ、世界中の人とのコミュニケーションが可能です。
本記事では、メタバースの歴史や注目された理由、将来活躍する分野を徹底解説します。
ぜひ最後までご覧ください。
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メタバースとは
メタバースとは、インターネット上にある3次元の仮想空間です。
まずは
- メタバースの定義
- メタバースとVR(仮想現実)の違い
以上の2点を解説します。
メタバースの定義
経済産業省が発表した、仮想空間に関する報告書を要約すると、メタバースの定義は以下の通りです。
- 多人数が参加可能
- アバターで自由に行動できる
- 他の参加者と行動できる
名前の由来は、高次・超越を意味するメタフィクションの「メタ」と、宇宙や世界を意味するユニバースの「バース」をかけ合わせています。
2022年現在は、ユーザーごとにメタバースを使用する目的が異なります。
- VRデバイスを使用してカルチャーを作るユーザー
- NFTを中心としたビジネス
- 3次元コンピューターグラフィックを使用したゲーム
大きく分けると以上の3種類に分類され、それぞれで経済圏が生まれました。
メタバースとVRとの違い
メタバースとVR(仮想現実)技術は同じイメージを持たれますが、2つはまったく違うものです。
仮想空間そのものをメタバースと呼び、VR技術は仮想現実を体験するための手段です。
頭からかぶるVRデバイスは、メタバースで没入感を得るためのオプションの1つです。
VRデバイスをかぶらなくてもメタバースは体験できますし、メタバースに接続しなくてもVRデバイスを楽しめます。
なお、メタバースに関する詳細や始め方に関しては「メタバースのやり方&始め方・おすすめサービスをご紹介」で解説しているので、あわせてご覧ください。
メタバースの歴史
メタバースのイメージは、50年以上前からエンターテインメントの分野で描かれていました。
1964年に発売されたシミュラクロン3は、現在と同じイメージのメタバース空間が舞台の小説です。
1992年に発表された小説スノウ・クラッシュでは、初めてメタバースという単語が登場し、2003年にリリースされたセカンドライフは世界中で大ヒットしました。
現在のメタバースブームを巻き起こした企業は、フォートナイトを提供するEpic Games(エピックゲームズ)とMeta(Facebook)です。
Epic Gamesは、会社のビジョンを掲げる時にメタバースという単語を多く使用しました。
また、2021年にFacebookが社名をメタ・プラットフォームズへと変更したことで、多くの人にメタバースは認知されています。
メタバースが注目された理由を解説
メタバースが注目された理由を3つにまとめました。
- インターネット環境の向上
- VR機器の軽量化
- NFTや暗号資産(仮想通貨)と相性が良い
詳しく解説します。
インターネット環境の向上
インターネット環境が向上したことは、メタバースの普及を後押ししています。
2000年代にセカンドライフが流行したときは、プレイするためにハイスペックなパソコンと高速通信回線が必要でした。
サービスのアップデート時には専用のソフトをダウンロードする必要があり、プレイするまでに多くの準備も必要です。
しかし、現在は5G回線の普及や、Starlink(スターリンク)という衛星通信サービスを利用できます。
大都市以外でもインターネット環境が向上し、メタバースを利用するユーザーも増えています。
VR機器の軽量化
総務省が発表した平成30年版情報通信白書で確認すると、VR機器の普及率は右肩上がりで上昇しています。
世界のVRヘッドセットの出荷台数を見てみると、2016年で約1,800万台だったものが、2020年には約6,200万台にまで拡大しました。
普及台数が増えた大きな要因は、VR機器の軽量化です。
Meta(Facebook)からリリースされたOculus Quest 2は、以前のモデルに比べて約70グラム軽くなり、ボディも小型化しています。
また、パナソニック子会社のShiftallは、メガネ型のVRヘッドセットを開発し、重量250グラムという軽さを実現しました。
今後もVR機器の軽量化が進むことで、気軽にメタバースを楽しめるでしょう。
NFTや暗号資産(仮想通貨)と相性が良い
NFTや暗号資産(仮想通貨)を使用するユーザーが増えたことも、メタバースに注目が集まる理由の1つです。
世界中のユーザーとコミュニケーションがとれるメタバースでは、NFTを販売するビジネスとの相性が良いです。
決済手段に暗号資産(仮想通貨)が利用できるので、他の国のユーザーとNFTの売買も容易になりました。
特にメタバースを使用したブロックチェーンゲームとの相性がよく、ゲーム内のアイテムやキャラクターを売却して稼ぐユーザーも増えています。
メタバースが今後活躍する分野
今後メタバースが活躍する分野を紹介します。
- バーチャルオフィス
- バーチャルイベント
- バーチャルショップ
- 医療
これらの分野では、今後も多くのユーザーが利用するでしょう。
特に医療では、大きな期待が寄せられています。
株式会社comatsunaは、メタバース上で「メタバースクリニック」というサービスを開始しました。
患者はアバターを使用して、医療相談やカウンセリングを受けることが可能です。
また、3D技術を利用して、医師のバーチャルトレーニングにも利用されています。
目には見えない原子や分子、タンパク質を拡大して再現することもでき、医師同士の研究にも活用されました。
外科の分野では、実際に手術の手順をメタバース上で体験でき、医師のスキルアップに利用されています。
メタバースのまとめ
メタバースの歴史や注目された理由、将来活躍する分野を解説しました。
無料でメタバースを体験できるサービスも多く、スマートフォンでも手軽に利用できます。
以下の記事では日本発のメタバース、cluster(クラスター)の利用方法を解説しています。
あわせてご覧ください。
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