Lido V2が登場|ETHの出金が可能へ

リキッドステーキング最大手のLidoのV2が登場し、ETHの出金・ステーキングルーターが実装されました。

オンチェーンにおける投票の成功を受けて、LidoがV2へアップグレードされます。

https://twitter.com/LidoFinance/status/1658195237280284678

LidoのV2における主なアップグレードは、以下の通り。

  • ETHの出金
  • ステーキングルーター

特に一般的なユーザーにとって、大きな変更点になるのはETHの出金が可能になることです。

これまで出金ができなかった背景

イーサリアムはPoS移行の一環としてステーキングを受けていましたが、シャンハイアップデートまでは出金が不可能でした。

上記に伴って、Lidoを含むリキッドステーキング関連のソリューションから直接ETHを引き出すこともできませんでした。

今後は、V2の登場に伴ってETHでも他の通貨同様に出金が可能になります。

出金のプロセス

Lidoのリキッドステーキングは、利用者が自身のETHをLidoに対してロックし、ETHと1:1で交換可能なstETHまたはwstETHを受け取る仕組みです。

出金のプロセスにおいては、上記とは逆の流れでロックが解除されます。

  1. 利用者が出金をリクエスト
  2. リクエストに伴ってstETHをロック
  3. プロトコルがETHを調達
  4. 調達したETHをロックしstETHをバーン
  5. 利用者がETHを引き出し可能に

出金が可能になるまでの時間は早くて数時間を見込んでいます。

ただし、混雑状況などによっては数日掛かる可能性も指摘されています。

出金プロセス・手順については、コチラから詳細がチェック可能です。