Lido V2が登場|ETHの出金が可能へ
リキッドステーキング最大手のLidoのV2が登場し、ETHの出金・ステーキングルーターが実装されました。
オンチェーンにおける投票の成功を受けて、LidoがV2へアップグレードされます。
LidoのV2における主なアップグレードは、以下の通り。
- ETHの出金
- ステーキングルーター
特に一般的なユーザーにとって、大きな変更点になるのはETHの出金が可能になることです。
これまで出金ができなかった背景
イーサリアムはPoS移行の一環としてステーキングを受けていましたが、シャンハイアップデートまでは出金が不可能でした。
上記に伴って、Lidoを含むリキッドステーキング関連のソリューションから直接ETHを引き出すこともできませんでした。
今後は、V2の登場に伴ってETHでも他の通貨同様に出金が可能になります。
出金のプロセス
Lidoのリキッドステーキングは、利用者が自身のETHをLidoに対してロックし、ETHと1:1で交換可能なstETHまたはwstETHを受け取る仕組みです。
出金のプロセスにおいては、上記とは逆の流れでロックが解除されます。
- 利用者が出金をリクエスト
- リクエストに伴ってstETHをロック
- プロトコルがETHを調達
- 調達したETHをロックしstETHをバーン
- 利用者がETHを引き出し可能に
出金が可能になるまでの時間は早くて数時間を見込んでいます。
ただし、混雑状況などによっては数日掛かる可能性も指摘されています。
出金プロセス・手順については、コチラから詳細がチェック可能です。