ブルーチップNFTとは?優良NFTの一覧表
ブルーチップNFTは優良NFTの総称です。高いフロアプライスを維持していたり、長い歴史を持っていたりするケースが多く、市場の動向なども反映されがちです。
この記事では、そんなブルーチップNFTの概要、条件、実例について紹介しています。
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ブルーチップNFTとは?優良NFTの総称
ブルーチップNFTは価格やブランド力の観点から、優良なNFTの総称です。
伝統的な株式市場では、優良企業の株式のことをブルーチップNFTと呼称していました。
同じ文脈で、NFTに当てはめたのがブルーチップNFTです。
概ね、ブルーチップNFTと呼ばれるNFTは、高いフロアプライスや高いブランド力を持っていることが多いです。
そのため、後述するブルーチップNFTの実例についても知っている・見たことがあるという方が多いはずです。
ただし、個別のNFTがブルーチップNFTに含まれるか否か?や、その条件は異なります。
ブルーチップNFTの条件・よく見られる傾向
これから、ブルーチップNFTに見られがちな傾向・条件について以下のポイントから解説していきます。
- フロアプライスが高い
- 歴史とブランド力
- コミュニティが活発
ブルーチップNFTの見分け方をチェックしていきましょう。
フロアプライスが高い
フロアプライスが高いというのは、ブルーチップNFTにおいて見られる顕著な特徴の1つです。
NFTにおけるフロアプライスとは、各NFTコレクションにおいて最も安い出品されているNFTの価格を指します。
NFTは、各個人が任意で価格を設定して取引していることが一般的です。
そのため、フロアプライスはNFTのパフォーマンスや価格の傾向を測る上で、参考にしやすい数値になっています。
ブルーチップNFTと呼ばれるNFTは、このフロアプライスが高かったり、安定的に推移している事が多いです。
歴史とブランド力
ブルーチップNFTと呼ばれるNFTは、歴史やブランド力に強みを持っている傾向にあります。
歴史やブランド力を持っているからこそ、前述した高いフロアプライスを維持できているという側面があります。
また、同時に希少性を確保するために、需要に対する供給に一定の制限を掛けているものが多いです。
このような現象は、アパレルなどの高級ブランドにも似たような傾向があります。
コミュニティが活発
最後に見られるブルーチップNFTに見られる傾向は、コミュニティの活発さが挙げられます。
NFTのプロジェクトの成功を大きく分ける要素の1つが、コミュニティの活動具合です。
成功しているプロジェクトは、大抵のケースで活発なコミュニティの形成に成功しています。
そのため、ブルーチップNFTの関連するコミュニティも盛り上がっている傾向が見られます。
著名なブルーチップNFT・3選
ブルーチップNFTと呼ばれるNFTは、いくつか存在しています。
その中でも、特色がはっきり出ている以下の3点から、著名なブルーチップNFTを解説していきます。
- CryptoPunks
- BAYC
- CloneX
ブルーチップNFTの実例をチェックしていきましょう。
CryptoPunks
(引用元:OpenSea)
CryptoPunksは、イーサリアムにおいて最初期に作成されたNFTです。
このような背景から、歴史のあるブルーチップNFTの代表格の1つとして挙げられます。
CryptoPunksは実験的にNFTを実装することから、開発がスタートしました。
CryptoPunksの実装当時、NFTに対する熱もなかったので、無料で配布されました。
無料で配布されたCryptoPunksはその後、NFTへの熱が高まると共に、数億円で取引されるものも出てきます。
また、技術的な観点から見ると、CryptoPunksは珍しくフルオンチェーンのNFTです。
通常、NFTはトークンに簡易的な情報を関連付け、画像データは別途異なるストレージで保管していることが一般的です。
一方で、CryptoPunksは全ての情報がブロックチェーン上に載っており、高い永続性を持ちます。
2023年8月時点で、フロアプライスは約8万ドルです。
BAYC
(引用元:OpenSea)
BAYCも、ブルーチップNFTの代表格の1つです。
BAYCは、各個別のNFTがランダムな特徴を持つ無気力な猿の画像が使用されたコレクションです。
BAYCの特徴は、BAYC保有者に対して特典やユーティリティを提供している点です。
2022年10月には、BAYCの保有者が空港のラウンジを使用できる特典を試験的に提供し始めました。
この他にも、保有者向けのNFTの配布や、そのNFTを用いたさまざまな体験へのアクセスなども提供されます。
Clone X
(引用元:OpenSea)
Clone Xは、NFTでアバターに関するさまざまなセットを提供したNFTのコレクションです。
BAYCやCryptoPunksなどと比較すると、よりメタバースに焦点を当てたプロジェクトになっています。
Clone Xは、日本人のデザイナーである村上隆氏によってデザインされたことでも話題になりました。
著名なデザイナーの名前や販売元(RTFKT)、希少性なども相まって高いフロアプライスを維持しています。
上記の背景から、ブルーチップNFTの1つとして挙げられることが多いです。
ブルーチップNFTについてまとめ
この記事では、ブルーチップNFTについて解説しました。
ブルーチップNFTは、NFT全体の市場動向を反映することが多いです。
そのため、仮に保有していなくとも、今後も注視していきたいと言えるでしょう。
画像・データ出典:OpenSea
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