NFTのドット絵アートの作り方!おすすめアプリや出品方法も紹介
NFTアートという言葉を聞くと、ドット絵をイメージする人も多いでしょう。
ドット絵はピクセルアートとも呼ばれ、昔のパソコンやゲーム機で採用された表現方法です。
本記事では、NFTのドット絵アートの作り方やおすすめのアプリ、OpenSea(オープンシー)での出品方法を徹底解説します。
マーケットに販売した後の戦略も解説しますので、ぜひ最後までご覧ください。
NFTのドット絵アートが多い理由
NFTアートにドット絵が多い理由は、CryptoPunks(クリプトパンクス)の影響が大きいです。
CryptoPunksは2017年にリリースされたNFTコレクションで、世界で最も価値のあるNFTコレクションと言われています。
”CryptoPunk 5822”という作品は27億円で落札された事例もあります。
ドット絵は完成までの時間が短く、無料アプリで簡単に作れることも人気の理由です。
NFTのドット絵アート作りにおすすめのアプリ
NFTのドット絵アートを作る時に、おすすめのアプリを2つ紹介します。
無料で使えるので、ぜひ試してください。
8bit painter
8bit painterは初心者でも簡単にドット絵が作れます。
- キャンバスのサイズを選択
- ピクセルに色を付ける
という2ステップで完成です。
アプリは直感的に使いやすく、色の選択や塗りつぶしの機能もあります。
ピクセルの数が多いと作業量が多くなるので、16×16ピクセルや32×32ピクセルから初めてみてください。
ドットピクト! かんたんドット絵アプリ
ドットピクト!かんたんドット絵アプリは、スマホやタブレットで無料で使えるアプリです。
- アニメーションのドット絵が作成可能
- メッシュペン、縁取り、プレビューなど、ほとんどの機能が無料
- アプリ内にコミュニティがあってモチベーションを保ちやすい
など、本格的にドット絵を作りたい方に向いています。
ドット絵の参考になるNFTアートを3つ紹介
初めてドット絵を作る際にはどんな作品にすればいいのかイメージが沸きにくいものです。
自分の好きなものや表現したいものを作るのがおすすめですが、もしNFTドット絵の販売を考えているなら市場で人気のあるNFTのドット絵を知っておくのもいいかもしれません。
市場で高値が付いたNFTドット絵作品を見てみましょう。
Zombie Zoo(ゾンビー・ズー)
Zombie Zoo(ゾンビー・ズー)は2021年にリリースされたNFTコレクションで、動物とゾンビをモチーフにしています。
当時小学3年生だったZombie Zoo Keeper(ゾンビー・ズー・キーパー)さんが、夏休みの自由研究として制作しました。
最高落札額は80万円。
制作はすべてiPadで行われており使用したアプリも無料アプリです。
多くのメディアで取り上げられ、日本にNFTアートを広めるきっかけになりました。
Crypto Punks(クリプトパンクス)
ドット絵のNFTアートといえば、Crypto Punks(クリプトパンクス)を思い浮かべる人は多いでしょう。
「24×24ピクセルのドット絵」「左を向いた顔」「さまざまなアクセサリー」などの特徴を持ったキャラクターが魅力的なNFTドット絵作品です。
2022年には”CryptoPunk 5822”という作品が27億円で購入されて話題を集めました。
2023年現在も数千万以上で売買がされています。
作品に使用しているピクセルの数も多くないので、ドット絵の参考にする時におすすめです。
The Potatoz(ザ・ポテトズ)
The Potatoz(ザ・ポテトズ)はじゃがいものようなキャラクターが可愛らしいNFTドット絵作品です。
ドット絵でアニメーションを使用しており、キャラクターが変身をしたり、マラカスを振ったりと動作が付いているのが特徴的です。
The Potatozは300万円以上で出品されています。
アニメーションのNFTドット絵を作りたい方は、参考にしてみるといいかもしれません。
NFTのドット絵をOpenSea(オープンシー)に出品する方法
OpenSeaというマーケットプレイスでドット絵をNFT化して販売できます。
NFTドット絵作品を出品する手順は5STEP。
- 暗号資産取引所でETHを購入する
- メタマスクにETHを送金する
- OpenSeaに登録する
- OpenSeaでデジタルデータをNFTにする
- OpenSeaでNFTを出品する
暗号資産取引所でETHかMATICを購入する
OpenSeaではNFTを出品するために暗号資産(=仮想通貨)が必要です。OpenSeaは暗号資産を決済手段として使っているためです。
そこで日本円を暗号資産に変換する際に「暗号資産取引所」を利用します。
取引所で日本円と暗号資産を交換して、OpenSeaで使用できる暗号資産の「イーサリアム(ETH)」もしくは「ポリゴン(MATIC)」を準備するという流れです。
イーサリアムであればどの取引所でも購入できます。気になる取引所を開設して暗号資産を準備しておきましょう。
おすすめの取引所は「BITPOINT(ビットポイント)」です。
ビットポイントはイーサリアム(ETH)もポリゴン(MATIC)も扱っています。仮想通貨が無料で貰えるキャンペーンをよく実施しておりお得感があります。
キャンペーンで貰った暗号資産をイーサリアムかポリゴンに交換すれば、OpenSeaで出品するのに必要な暗号資産も準備できます。
\ビットコイン2,000円分がもれなく貰える/
メタマスクに暗号資産を送金する
OpenSeaでは「ウォレット」と呼ばれるWeb上のお財布が必要です。
ウォレットにはNFTや暗号資産を保管できます。自分で作成したNFTを管理したり、ほかのNFT作品を購入する際はウォレット経由で作業を行います。
OpenSeaで推奨されているウォレットはメタマスク(MetaMask)です。
メタマスクは無料で利用可能で、OpenSea以外のNFTプロジェクトでも使えます。
「なんでウォレットなんて用意しないといけないんだ!」と思うかもしれませんが、実際に利用してみると1つのウォレットで色んなサービスに接続できる点が非常に画期的です。
OpenSeaではウォレットに暗号資産を用意する必要があります。
暗号資産取引所からメタマスクに暗号資産を送金しておきましょう。
OpenSeaに登録する
「OpenSeaの公式サイト」にアクセスします。
画面右上の「ログイン」をクリックします。
すると、ウォレットの接続画面が表示されます。
「MetaMask」をクリックします。
MetaMaskの接続画面が表示されます。
「次へ」をクリックします。
引き続き、MetaMaskの接続画面が表示されます。
「接続」をクリック。
MetaMaskの署名をリクエストする画面が表示されます。
ここでは「あなたのMetaMaskアカウントをOpenSeaに接続しますか?」と聞かれていると思ってください。
メッセージの内容を確認して「署名」をクリックします。
OpenSeaにアカウント登録が完了しました。
「Accept and sign」をクリックしてOpenSeaにログインをしましょう。
最初にMetaMaskを接続したら、以降は署名をするだけでログインができるようになります。
登録を終えたら、自分のプロフィール画面を見てみましょう。
「右上の丸いアイコン→プロフィール」をクリックします。
自分のプロフィールページが表示されます。
購入したNFTや出品するNFTはプロフィール画面で見ることができます。OpenSeaで活動する時は、プロフィール画面が出発点になるので覚えておくとよいでしょう。
なおプロフィール画面の名前・アイコン・壁紙などは変更可能です。
OpenSeaでデジタルデータをNFTにする
それではデジタルデータをNFT化させて出品手続きを行いましょう。
「アイコン→Studio」をクリック。
NFTを作成する画面に移動します。
「作成」をクリックします。
次に「どのような形でNFTを生成するか」を決める画面に移動します。
コレクションをドロップはNFTを計画的に販売したい場合に利用します。NFTを作成はデジタルデータを単品でNFT化できます。
ここでは「NFTを作成」をクリック。
①ファイル:NFTにしたいデジタルデータをアップします
②コレクション:NFTが所属するコレクションを選択します
③名前:NFTの名前を入力します
④供給:生成するNFTの数を入力します
⑤説明:NFTの説明を入力します
⑥外部リンク:自身のSNSやHPが場合は入力します
⑦特性:NFTに付けたいタグを設定します
はじめてNFTを出品する場合は、「新しいコレクションを作成」を行います。
OpenSeaでNFTを管理するために必要な倉庫を作るイメージです。
②の「新しいコレクション作成」をクリックします。
①ロゴ画像:コレクションのロゴになる画像をアップします
②コントラクト名:コレクションの名前を付けます
③トークン記号:NFTに付与するトークン記号を付けます。例えばクリプトニンジャパーティの記号は「CNTP」。Bored Ape Yacht Clubの記号は「BAYC」といった具合です。
④ブロックチェーン:利用するブロックチェーンを選択します。NFTの主流はイーサリアムなのでよく分からない場合は「Ethereum」を選択しておけばOK。ただ手数料が高いのがネックです。
※トークン記号とブロックチェーンはあとから変更できないので気をつけてください
今回は以下のように設定を行いました。
新しいコレクションを作成するために、画面右下の「続行」をクリックします。
すると自動でMetaMaskの画面が立ち上がります。
ガス代とは手数料のことです。2023年10月時点では、0.02ドル(約3円)かかりました。
ガス代を確認したら「確認」をクリックします。
これでコレクションを作成できました。
次に、デジタルデータをNFTにするために「NFTを作成」をクリックします。
先ほど追加したコレクションが表示されるようになっています。
各項目に情報を入力したら、「作成」をクリックします。
メタマスクが自動で開いて、NFTの承認を求められます。
ガス代を了承できたら「確認」をクリックします。
NFTの承認が行われて、NFTがミント(誕生)されました!
OpenSeaでNFTを出品する
最後にこのNFTをOpenSeaに出品しましょう。
「アイテムを出品」をクリックします。
価格や販売方法を設定する画面に移動します。
(もしこの画面を閉じてしまった人は、「プロフィール→出品したいNFT画像を選択→画面右上の”販売のため出品”」の手順を踏めばOKです)
販売の種類
固定価格:自分が設定した価格で売り出されます
最高額入札者に販売する:オークション形式で売り出されます
価格を設定
NFTを販売する価格とブロックチェーンを設定します。
オークションの場合は開始価格で募集が始まり、期間が終わった段階で最も高い入札金額をした人にNFTが渡されます。
期間
NFTを販売する期間を設定します。
販売期間を過ぎてもNFTが売れなかった場合、NFTの出品が取り消されます。
その他のオプション
特定の購入者に対してNFTを送る場合に使用します。
送りたい相手のウォレットアドレスを入力。
入力を終えたら「リスティングの掲載を完了」をクリックします。
MetaMaskの署名画面が自動で表示されます。
OpenSeaで設定した内容でNFTを出品する契約内容が表示されるので、確認できたら「署名」をクリック。
これでNFT作品を出品することができました!
実際に出品されているか「リストを表示」をクリックして確認してみましょう。
NFTの販売ページが表示されます。
きちんと表示されていますね。
価格も設定した通り1MATICになっています。あとはNFTを買ってくれる方が現れるのを待つだけです。
NFTの購入者が入札をしたらあとは自動で取引が実行されます。
もし掲載価格を変更したい場合は、画面右上の「リスティングを編集」から変更できます。
これでデジタルデータをNFT化して出品する方法は完了です。
NFTのドット絵を上手く売るための戦略
戦略を立てずにOpenSeaでNFTのドット絵を販売しても、売れる可能性は低いです。
人気の作品にするためには
- 作品の価格を安くする
- SNSで宣伝する
といった戦略を立てる必要があります。
国内で人気のNFTコレクションは、リリース時の価格を安く設定しています。
まだまだNFTを所有するユーザーが少ないので、手に取りやすい価格を設定してユーザーを増やしている状態です。
SNSでの宣伝も重要な戦略です。
TwitterやInstagramで作品を発表するだけでなく、Twitterスペースを使用して音声で作品の細かい説明をするコレクションは多いです。
販売後はより多くのファンに購入してもらうように、宣伝活動も行ってください。
NFTのドット絵アートのまとめ
NFTのドット絵アートの作り方やおすすめのアプリ、OpenSeaでの出品方法を解説しました。
2022年は多くのNFTコレクションが誕生し、NFTを所有するユーザーも増えています。
ドット絵アートは無料アプリでも作れますし、販売するときにも、多くの手数料は必要ありません。
今後もNFT市場は盛り上がっていくので、ぜひドット絵アートに挑戦してください。
【お知らせ】
仮想通貨の購入やNFTの売買には国内取引所の開設が必要です。
当サイトでは国内全ての取引所を調査して「おすすめの国内取引所」を出しています。
記事では各取引所ごとのお得なキャンペーンも記載しています。よろしければご覧ください。
「おすすめの海外仮想通貨取引所」を知りたい方は別記事をどうぞ。