レインボーチャートはビットコイン投資の強い味方!活用方法を解説

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レインボーチャートは、ビットコインの市場動向を知るためのツールです。

過去のチャートと照らし合わせてビットコインの価格が適正かどうかを判断するのに役立ちます。

本記事ではレインボーチャートについて解説しました。

レインボーチャートとは

レインボーチャートはビットコインの長期投資において、市場動向を判断するために有効なチャートです。ビットコインの価格予測や市場動向を視覚化するために使用されます。

BLOCKCHAIN CENTER

チャート上にレインボー(虹)が描かれています。ビットコインの価格がレインボーのどの部分にあるかによって、買われすぎなのか売られ過ぎなのかなどの市場動向を判断します。

レインボーチャートは「BLOCKCHAIN CENTER」というサイトで確認できます。

レインボーチャートの見方

レインボーチャートには大きく分けて3つのカテゴリーがあります。

一般に青色から赤色にかけてが上昇期で赤色から青色が下落期です。

チャートの赤い帯(赤色ゾーン)は相場が過剰に高騰している可能性がある状態を示し、青い帯(青色ゾーン)は相場が沈み込んでいる状態を示すことが多いです。具体的に見てみましょう。

赤色ゾーン

赤色ゾーンではビットコインは買われすぎている、と評価されます。市場は熱気に包まれ、多くの人が含み益となる時期です。売り時とも判断できます。

黄緑ゾーン

黄緑ゾーンではビットコインの価格が適正である、と評価されます。しかしながら、この価格帯ではあまり長期間停滞せず上昇期ならさらなる上昇、下落期ならさらなる下落が見られることが多いです。

青色ゾーン

青色ゾーンではビットコインが売られすぎている、と評価されます。市場は悲観的で多くの個人投資家は苦しいと感じることが多いかもしれません。逆に言えば、買い時です。

過去の仮想通貨バブルにおけるレインボーチャートの有効性

2013年〜2015年の相場

2013年1月にはビットコインは約10ドルあたりを推移していました。レインボーチャートではまだ青色ゾーンにいます。

2013年4月には赤色ゾーンに突入しました。価格は200ドルを超えています。

ここで一度市場は休憩し、再び青色の帯に向かいます。今度は青色の帯には届かず緑色の帯(約70ドル)で止まり2013年の12月には価格が1000ドルを超え、バブルは終了になります。

その後長い時間をかけて価格は低迷し、2015年1月には164ドルとなりチャートでは再び青色ゾーンにはいりました。

2016年〜2018年の相場

2013年に1000ドルを記録したビットコインは2016年には400ドル前後を推移しています。チャートでは青色ゾーンで落ち着いているため、振り返るといい買い場であったことが分かります。

相場はここから2年かけて上昇します。2017年12月に19000ドルを超え、チャートは赤ゾーンに突入しバブルの頂点を記録しました。

その後1年かけて相場は下落し2018年12月には3000ドルほどで底値となりチャートは青ゾーンに入ります。

2019年〜2022年の相場

2018年12月の底値から始まった相場は上昇を始め、2019年の6月には10000ドルを超えます。ここではチャートの緑ゾーンに到達し、評価としては「比較的安値」となっております。

そのまま2020年1月まで価格はおおよそ横ばいに推移します。しかし、2020年は世界的に新型コロナが流行したためビットコインも急激に価格を下げていきます。2020年3月には価格が5000ドルまで下がり、チャートは青色ゾーンです。チャートが経済ショックにより機能しにくくなった実例です。

再び底値となった相場は1年かけて上昇し、2021年2月に50000ドルを超えました。チャートはオレンジゾーンで上昇の余地はありましたが、このバブルでは赤色ゾーンに入ることはありませんでした。

2021年11月をピークに相場は下がっていき、2022年11月には16000ドルまで相場が低迷しました。

このように、レインボーチャートはビットコイン市場の動向を可視化し、長期投資家にとっての買い時と売り時を判断するための参考となるツールです。

レインボーチャートで評価する2024年の相場

2024年9月現在、相場は60000ドル前後を推移しています。感覚的には高値に感じる方も多いでしょう。しかし、チャートを見ると青色ゾーンにいることが分かります。

この状態は2015年1月(164ドル)から2017年3月(1000ドル)に酷似しています。この時も相場は2年かけて上昇していますがチャートでは青色ゾーンでした。その後1年かけて相場は赤色ゾーンまで上昇しました。

2025年にバブルのピークが来る、と予想する方がいらっしゃいますがレインボーチャートからもその可能性は支持できるでしょう。

レインボーチャートを下抜けした過去は無いため、もしかしたら2024年9月現在は買い場かもしれませんね。

レインボーチャートのメリット・デメリット

買い場と売り場を簡単に判断できる

レインボーチャートでは過去、青色ゾーンで購入しておくと2年以内には購入価格を確実に上回ります

そのため長期的にはビットコインを高づかみする心配がありません。

また赤色ゾーンに入ったら売ればいいことを頭に入れておくと初心者でも簡単にトレードできます。

2015年2月から2017年4月(160ドルから1000ドル)、2019年2月(3600ドル)、2020年3月(5400ドル)はいずれも価格は異なりますが、振り返れば良い買い場でした。

市場の全体像を視覚的に把握できる

レインボーチャートは見ただけで相場がどのような状態か理解できます。自分で線を引く必要がありません。

平行線や水平線による分析は相場の上昇や下落、また意識される価格帯に自分で線を引く必要があります。日足や週足、その他様々な時間軸で分析する場合があるため、どの時間軸で分析するか自分で判断しなければなりません。

レインボーチャートはwebサイトを訪れて確認するだけでいいため、他の分析と比較して視覚的に把握しやすいでしょう。

長期的なトレンドを理解できる

基本的にチャートの青色ゾーンに入れば買い場で、赤色ゾーンに入れば売り場となります。

青色ゾーンに突入すると2年ほどその前後を動くことが多いです。

しかし、レインボーチャート自体が上昇していくため長期的には青色ゾーンでも価格は上昇していることが分かります。青色ゾーンを抜けると、相場は1年ほどかけて赤色ゾーンを目指します。赤色ゾーンに突入すると1週間から2週間ほどで相場の天井となります。

相場が天井に到達するとその後1年ほどかけて青色ゾーンに到達します。そのためレインボーチャートを確認すると、現在の価格が買い場と売り場、どちらに近づいているのか判断しやすいでしょう。

レインボーチャートのデメリット

数学的な裏付けがない

レインボーチャートは過去の価格に対して買い場と売り場を色付けを加えたものです。

つまり歴史的に傾向を把握しているにすぎません。価格の推移の上限と下限に添わせるように線を引き、色分けしています。

数学的な裏付けがないため青い帯の部分でも実際の市場はさらに下に向かう可能性もあります。

今後の価格がレインボーチャート内を推移し続けるだろうという希望的観測がこのチャートには含まれています。そのため、レインボーチャートはあくまで参考とし、恐怖指数やハッシュリボンといった他の指標との併用を推奨します。

短期トレードには向いていない

レインボーチャートの縦軸は指数表記となっています。

ビットコインは1ヶ月で半減したり1.5倍になることもありましたが、指数表記では価格の上下が見にくいです。また、価格の底となる青色ゾーンに入ってもすぐ価格が上昇するわけではありません

例えば、2022年6月には青色ゾーンに突入しましたが、その後3ヵ月は上昇しませんでした。そのため気長に相場が動くのを待つ必要があります。

戦争や世界的経済ショックでは機能しない可能性がある

戦争や世界的な経済ショックによってはチャートを大きく逸脱する可能性があります。

コロナショックなどは他の金融市場同様、仮想通貨市場も冷え込んだのはまだ記憶に新しい方もいらっしゃるでしょう。

レインボーチャートの仕組み

レインボーチャートは、ビットコインの価格変動を視覚的に把握しやすくするために考案されたもので、主に暗号通貨コミュニティの中で発展しました。

急速に価格が上下する市場では、これまで株式投資に用いられてきた解析方法では値動きを把握しにくいという問題を解決するためです。

具体的な発明者がいるわけではなく、複数の投資家やアナリストたちがビットコインの長期的な価格トレンドを分析するために、過去の価格動向をもとにしたシンプルで直感的なツールとして作られました。

直感的に見やすいツールですが縦軸が指数であるため株式などの値動きが緩やかな投資には用いづらいかもしれません。

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